レシピ提供:漢方薬局ハレノヴァ

■4人分
薯蕷白玉
- 白玉粉 100g
- 山芋 100g
- 水 大さじ2~3
- フルーツトマト 2個
シロップ
- 水 1/3カップ
- きび砂糖 50g
- 梅酒 大さじ1
1
シロップを作る。
鍋に水ときび砂糖を入れて中火にかけ、砂糖が溶けたら梅酒を混ぜて、冷やしておく。
2
フルーツトマトは熱湯にさっと通して水にとり、皮をむく。
食べやすい大きさに切り、種を除く。
3
薯蕷白玉を作る。
山芋は皮をむいてすりおろし、白玉粉に加えて、水気がなくなるまで混ぜる。
水を少しずつ加えて、耳たぶぐらいの固さになるまで混ぜる。
4
3.を小さく丸めて沸騰した湯に入れ、浮き上がってきたら2~3分ゆで、冷水にとる。
5
器に薯蕷白玉、フルーツトマトを入れ、シロップをかけたら、できあがり。
- 〔山芋〕
- 漢方では、「山薬(さんやく)」と呼ばれ、下痢や胃腸虚弱、滋養強壮に用いられます。
古くは「薯蕷(しょよ)」と呼ばれていましたが、今は「山薬」と呼ばれています。
身体を潤してくれる働きもあるので、慢性の咳などにも用いられます。
山芋を生地に練りこんだ「薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)」という和菓子も有名で、ふわっとした優しい食感で、きめの細かい皮が特長です。 - 〔フルーツトマト〕
- 水や肥料を制限して栽培した、糖度の高いトマトをフルーツトマトと呼びます。
成分は普通のトマトと同じで、リコピンやビタミン類、カロテンなどが豊富に含まれています。
動脈硬化予防、疲労回復、活性酸素除去などに効果的です。
毛細血管を丈夫にしたり、血液をサラサラにする成分も含まれていますので、目の健康維持や美肌対策にも積極的に摂りたい食材です。 - 〔きび砂糖〕
- 白砂糖や三温糖は、砂糖液を繰り返し精製して製造されますが、きび砂糖は精製途中の砂糖液を、そのまま煮詰めて作ります。
白砂糖や三温糖に比べてカルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルが多く、さとうきびの風味が活きています。
独特のコクがあって美味しいので、煮物などの料理にも良く合います。
いつもの白玉に山芋を加えるだけで、栄養価も高くなり、ふわっともちもちで美味しくなります。生地がねばねばするので、最初は作りにくいですが、よく混ぜてこねると、次第にまとまってきます。水を入れすぎて生地がゆるくなった場合は、白玉粉を少しずつ加えて、耳たぶぐらいの固さにしてください。
また山芋には、長いもや自然薯、大和いもなど色々種類がありますが、いずれの山芋でも美味しくお作りいただけます。生の山芋を触ると皮膚がかゆくなる方は、ポリ手袋をするなど、気をつけてくださいね。
シロップの風味付けに梅酒を加えておりますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠・授乳期の方は梅酒を除くか、しっかり沸騰させてアルコールを飛ばして作ってください。
イチゴやぶどう、桃などの果物ともよく合いますので、色々お試しくださいませ。
左のQRコードをご利用ください。
携帯電話でこのレシピをご覧いただけます。