レシピ提供:漢方薬局ハレノヴァ

■2人分
- 赤ワイン 300mL
- はちみつ 大さじ1
フルーツ
- りんご 1/4個
- 柿 1/4個
- 梨 1/4個
生薬
- くこの実 大さじ1
- なつめ(刻んだもの) 大さじ1
スパイス
- シナモンスティック 1本
- スターアニス 1/2個
- クローブ 3粒
1
りんごは、皮付きのまま、いちょう切りにする。
柿、梨は、それぞれ皮をむいて、いちょう切りにする。
2
大きめの器にワインを注ぎ、はちみつを加えて溶かし、フルーツ、生薬、スパイスを加えて軽く混ぜる。
3
冷蔵庫で一晩置く。
4
茶こしでこしてグラスに注ぎ、お好みで漬け込んだフルーツや生薬を入れて、できあがり。
- 〔赤ワイン〕
- 赤ワインは、ブドウの皮と種を付けたまま果汁を搾り取り、造られるので、ブドウに含まれている成分がワインの中にほとんど取り入れられています。多くのミネラル、ビタミン、ポリフェノールが含まれており、抗酸化作用、血圧降下、殺菌作用など、様々な効果が期待されます。
最近の実験では、赤ワインの主成分でポリフェノールのひとつであるレスベラトロールには、加齢にともなう健康状態の低下を防ぐ事がわかってきています。
また、赤ワインの適量は、1日にワイングラス1~2杯と言われています。 - 〔りんご〕
- りんごの栄養的特徴は、ペクチン、カリウム、ポリフェノールを豊富に含んでいることです。
ペクチンは、果物や野菜にも多く含まれていますが、りんごに含まれるペクチンは粘着性が高く、水分を含むことによってジェル状に膨らむため満腹感を得やすく、手軽にカロリーコントロールできます。
また、りんごの皮に多く含まれる成分であるポリフェノールは、生活習慣病を予防し、肌を若々しく保つ美容効果もあります。 - 〔柿〕
- 柿にはビタミンC、カロテン、タンニンなどが多く含まれており、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、柿の栄養価は高いものです。
「二日酔いには柿」といわれている訳は、柿のビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげともいわれています。
ただし、生の柿は消化の良いものではなく胃腸を冷やすので、食べすぎはよくありません。 - 〔梨〕
- 梨は水分が多く、特に肺や気管などの呼吸器系を潤すので、から咳、のどの渇きや痰を除く働きがあります。暑気あたりや二日酔い、また、乾燥肌の方にもおすすめです。
風邪や咽頭炎、咳などに使われる「桑杏湯(そうきょうとう)」という漢方処方にも、梨の皮(漢方では梨皮(りひ)と呼ばれます)が配合されています。 - 〔くこの実〕
- 古くから不老長寿の効があるといわれ、薬膳料理にもよく使われます。
漢方では、強壮薬として疲労、腰痛や頭痛などに用います。
また、目の疲労にも良いとされています。 - 〔なつめ〕
- なつめは古くより、重要な果実として栽培され、多くの漢方処方に配合されています。
漢方では、「大棗(たいそう)」と呼ばれ、胃腸を助け、精神を安定させる働きなどがあります。また味は甘く、身体を温める性質です。
季節のフルーツをたっぷり加え、甘めに仕上げたサングリアです。
スーパーなどで売っている安めのワインでも美味しく作れますよ。
ワインは、やや甘めで、渋味のあるものがおすすめです。
お好みで、お鍋に入れて沸騰直前まで温め、ホットサングリアにしたり、炭酸水で割ったりしてもおいしいですよ。
今回使用したスパイスは、いずれも身体を温める働きがありますので、これからの季節にぴったりですね。
このような方にオススメ | リラックス効果, 冷え, 目の悩み, 美肌, 肌荒れ |
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ジャンル | ドリンク |
主な食材 | かき, なし, なつめ, はちみつ, りんご, クコの実(枸杞子), スパイス, 赤ワイン |
レシピ提供 | 漢方薬局ハレノヴァ |
更新 | 2012年10月25日 |
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