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漢方トピックス

今日の一言(8月19日)/続・夏バテへの心得

汗をかくことによる疲れ。

汗をかくとは、 心血を注ぐ とも解釈されます。
汗にたくさんの心血を持っていかれると
脾を温めるための熱(心気)が足りなくなります。
暑さの為に汗をかき、(心気が失せて)食欲も失せるという流れです。

そういう人に対して、2つの選択肢があります。
すなわち、夏バテの二大処方、 清暑益気湯と補中益気湯
清暑益気湯は生脈宝が入る分
心気の消耗への配慮が深いです。
なので、汗をたくさん&長時間かいた人向け。

対する補中益気湯は、元から気が乏しいというか
汗をたくさんかけない人向け。
なので、人並みに汗をかいても
気力を損わないように保つ働きが期待できます。
よく似ているんだけど、ちょっと違います。
 
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五行。木→火→土→金→水。
汗に注がれる心血・心気は「火」に
食欲を発揮する脾気は「土」に属します。
五行の流れでは、火が土を養うので
火が弱まると、土も弱まります。
これが昔ながらの夏バテのパターン。

それに対して、木が弱まり、火も弱まるのが
現代型に多い夏バテのパターンです。

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