男女の更年期に良い食品① 女性編
更新日 : 2021.11.09

男女ともに40歳を過ぎた頃から見られる、様々な体調の不良や情緒不安定などの
症状をまとめて更年期障害と呼びます。
女性の場合は、閉経期前後の約10年間に卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が
急激に減少することによって症状が現れます。
症状としては自律神経失調症と同様の症状が現れます。
女性は生理不順も症状としてみられます。女性ホルモンの分泌は、ストレスや過労、
睡眠不足、無理なダイエットのほか、女性ホルモンの合成や働きにとって重要な
栄養素が不足することで減少することが分かっています。
女性の閉経前における身体的症状としては、のぼせや顔の火照り、脈が速くなる、
動悸や息切れ、異常な発汗、血圧が上下する、耳鳴り、頭痛やめまいなどです。
精神的な症状としては、興奮しやすくなる、イライラや不安感、うつ、不眠などです。
閉経後はこれらに加えて、膀胱炎や尿失禁、腰や膝の関節痛、目や喉などの粘膜の
異常などの身体的症状と、無気力感などが精神的症状として現れてきます。
女性ホルモンを増やすのに良い食品
1.パントテン酸
副腎皮質の働きを高めて肌のトラブルを改善するほか、ストレスによって生じるイライラや
憂鬱感を抑える作用があります。
納豆、落花生、レーバー、うなぎ、アボカド
2.ビタミン B 6
女性ホルモンの代謝に働きかけてバランスを整える作用があります。
大豆やナッツ類、青魚、レバー、にんにく
3.ビタミン E
活性酸素を除去して、ホルモンの分泌器官である脳下垂体や卵巣の細胞を守る働きが
あることが分かっています。
アーモンドやナッツ類
4.大豆食品全般 大豆に含まれるイソフラボンはエストロゲンに似た働きをします。
イソフラボンは体内に入ると女性らしい心身を作る作用があります。
更年期障害の症状の改善のほか、乳がんや前立腺がんの予防にも有効と言われています。
更年期障害の治療には、ホルモン剤などの薬物治療や漢方療法、予防的な意味合いの食事療法などがあります。
初期症状が、だるい、寝付けないなどの曖昧なものであるため、発症に気付かずに、
身体が意のままにならない自分への不満がストレスとなって精神的症状を悪化させる
ケースが多いです。
年を重ねると体調不良になりやすくなりますが、ちょうど40代後半から50代にかけては、仕事の重責、親の介護、子供の進学等の多くのストレスによって自律神経が乱れ、
ホルモンバランスも悪化しやすくなります。
ホルモンバランスの変化も、日々の食事によって少しでも予防できるといいですね。
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