「止められない止まらない病気」の強迫性障害。
仲間には、醜形恐怖・ため込み症・抜毛症・皮膚かきむしり症・過食嘔吐症など。
他にも、
アルコール依存やギャンブル依存などの依存症も仲間です。
前提として、
脳疲労やストレス、
そして、自分の中ですり込まれた価値観や完璧主義の人などが、
根底にあります。
この病気は、ある日突然「治る」というものでなく、
強迫観念と共存していきながら徐々に「風化」していく。。。
そんな感じだと思っています。
強迫観念がゼロになるのは困難ではありますが、
いつの間にか「忘れている」を目指したいものです。
ただ、そう簡単にいかないので、
強迫観念は湧いてくるけど強迫行為をせずにコントロールできている。
ココを目指していきます。
記憶にある強迫観念をいかに忘れていくか
いかに支配されないか
が大事で、「湧き上がる不安」とは闘わない事が重要ポイントになります。
まずは、脳疲労対策として、しっかり「眠る」
ストレス対策として環境調整や「否定しない温かい人」に話を聞いてもらう
不安対策として、不安は脳の誤作動と思ってその命令を流す練習を、
また、不安になったら「別のこと」をする。
不安は命を守る味方なのでゼロでは困る、
だけど、誤作動にはそのつもりで対処しようと思う事。
湧き上がってきたら「スルー」
誤作動に踊らされないぞ!と。

 

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日本人の多くは、
内向的で不安がり。
上手くいっているときは良いけど、
何か起こると、つい下を向いてしまう
その傾向があるように思います。

また、
そういう「不安だらけ」の大人の中で
自分の不安を子供に押しつけて、
「頑張れ」「もっと頑張れ」「しっかりしなさい」
と言い続けられた人は、
まだまだダメ!
と思って当たり前です。
もう、いいんじゃないですか。
もう充分頑張ってる。
完璧なんて存在しません。
失敗してもいいんです。

失敗を怖れたり、
完璧を求めると
ハードルが高すぎて
そら、自信なくします。

誰か、温かい人とふれあっていく中で
温かさのお裾分けを貰っていく中で
大丈夫、これでいい
そう思えてきます。
自分の存在を認めてくれる人がいます
大丈夫。
今はそう思えないかもしれないけど、
継続していく人生で、
人の温かみに触れ続けると
「溶けて」いきます。

       

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絶望感・・・
いろいろな立場で、
「がっくり」来てしまっている人へ

怒り・悲しみ・喜び・不安・・・・そして絶望感など
人間にはいろいろな感情が備わっています。
言うなれば、人間が持っている能力です。
例えば、
「不安」があるから、
何か危険なことを察知したら
行動にブレーキをかけることができます。

その中にあって、
「絶望感」というのは、
何か困難な状況になった時に
自分で解決できない!と感じ、
また、
誰も自分を助けてくれない!と感じた時に
感じる脳のプログラムです。
絶望することで、
「覚悟」を決めて
せめて自分が「足手まとい」にならないように
自決する覚悟ができると考えられます。

しかしながら、
そこに到達する前に、
現代の人間社会は
温かい手を差し伸べてくれる人が
きっといます。
それは身近な人であったり、
行政であったり
「その道」の専門家であったり。。。

人に相談し頼ることは、
弱っている自分をさらけ出すことになって
「攻撃されたら終わり」のように感じますので、
恐くて相談できない人も多いです。
大丈夫!相談してください。

きっと、
ピンチはチャンス!
そんな風に思えて仕方ありません。

       

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悩んでいるとき
自分でも何か頭が働かない
ちょっと感情の起伏が激しいなと思うとき

まずは、寝ましょう。
寝ることで脳が休まります。

そして、少し余裕がでてきたら
今の悩んでいる種を整理してみましょう。
その上で、
専門家に相談できるような事案なら
専門家に相談するのが得策。
家族や友人もいいですが、
その人たちのバイアスがかかるので、
できれば専門家に。。。

 

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前回話題にした強迫性障害ですが、
いろいろな取り組み方がある中で、
どう組み合わせて治していくか
それが今回のテーマです。

まず大事なことは、
「敵を知ること」
相手もわからないのに闘うのはナンセンスですよね。
まずは、強迫性障害とは何か?
そこからです。
そして、やっつけるのにはどうしたらよいのか?
そこの作戦を考えていきましょう。
強迫性障害とは何か?は
前回の記事等を参考にしてください。

ストレスや、そこから来る不安の増大は
悪化の原因になるので、
まずは、
ストレスを軽くするには
どう考えどう対応したら良いのか
そこを共に考えましょう。
次に、
ストレスで疲れて余裕がなくなった脳を
リフレッシュすべく
針治療や漢方薬その他日常の過ごし方を
チェックして考えていきましょう。

そこまで、お膳立てして
湧き上がってくる強迫観念に対して
行動に移さず踏ん張るようトレーニング開始です。
いわゆる行動療法です。
大丈夫!
三寒四温を繰り返して
良くなっていきます。

 

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