健康トピックス 「拒食症」

親も子も、 親や他の家族と、本人の違いに気がつく事が大事です。
兄弟でも親子でも、「違う人間」なのです。個性も違います。
せっかちな人もいれば、おっとりした人もいます。

それぞれの価値観やペースがあります。
それを、ひとまとめに、同じ価値観、ペースにしようとすると歪みが生じます。
こうした歪みから、徐々に「息苦しく」なって問題行動にいたるケースが多いのです。

問題行動を起こす人も、このままでいいと思っているわけでなく、
自分を見失っているに過ぎません。
自分を取り戻すために、自分の持ち味に気付き、
自分の思い価値観を外に向けて発信できるようにならないといけません


そのために、親やサポーターはせっかちにならず
「聞き役」にまわり、自分の考え、思い、意見をしゃべらせて否定せず聴く事。
「アドバイス厳禁」 
それは違うやろ!と思うような事でもOK.。
思考力がついてくると社会的に安定した考えができるようになります。

不安を口にするようになればOK。そんな時は、
アドバイスせず、聞き役に徹して、「頑張れ系のメッセージ」でなく、
それ、しんどいなあ」「大変やなあ」などと、「守ってあげる系メッセージ」を出す。

良かれと思って「恨まれるような事」を言う必要はありません。
そんな事は、世間が教えてくれます。
単に事実を伝えるのはOKです。

引きこもりの場合、世間に教えてもらいにくいのですが、ネットなどがあります。
これも、ネガティブ情報や「うそ」が氾濫していますが、かまいません。
自分の感じ方考え方を大事にできるように、
正しい自己主張」ができるように導いていくことで、
自分に自信が出て来ます。そうなると、
そういう情報に振り回されなくなります。

結局は自分は自分!と思えて
自分に自信を持つ事ができるようになる事なのです。


               

引きこもり、不登校、過食症、拒食症、強迫性障害など
何かしらの問題行動をもつ子供に対して親が向き合う場合、

父親の出番は基本的にありません。
父親の役割は、あくまでも母親のサポートです


最前線で頑張っている母親の良き理解者として母親を支えるのが父親の仕事です。
父親は本人とあまり関わらない方が良く、
本人から何かしらアクションがあって求められた時のみ答えるのが良いのです。
両親が「母親化」してはいけません。

また、自分で考え自分で行動する事が大事なので、良かれと思って親が先回りしてはいけません。
実害がなければ、失敗してOK。
失敗して経験して成長していくものなのです。


要求には、
エスカレートするといけないケースもあるのでバランス良く対応する必要があります


実害(経済的・肉体的・精神的)や何の解決にもならない要求には断って良いのですが
言い方が大事です。やんわり断って、頭ごなしに否定しないでください。

 例)過食症の子=自分で作った食事を「食べてみて」→「今日だけ」などと条件をつけてOKする。
要求が続くなら、やんわり「お母さんが食べてもあなたの病気は治らないでしょう。
だから、受け入れられない」 というようにもっていきます。

否定せず、親の考えを先に言わず、「せやなあ、ほんまやなあ」を先に言って同調し、
必要に応じて親の考えとしては「○○と違うやろか?」と否定できる含みを残して伝える。
それが大事です。

つづく

           

問題行動のある本人に、ホトホト愛想が尽きてしまって
疲れ果ててしまっている家族もおられる事でしょう。
しかし、問題行動のある本人と家族の間に完全に溝ができてしまって
本人が家族の中で孤立して自分の殻に閉じこもるようではいけません。
家族と完全に会話の分断があると危険です

そんなことは分かっている。
でもどうしたらいいかわからない。

そんなご家族も多い事でしょう。
解決の第一歩は、雑談でうまく乗せていくことです。

聞きたい核心には触れず、まずは雑談から。
今なら、ワールドカップのネタなんてどうでしょう。
日常の会話では、晩御飯のネタもどうでしょう。
本人の興味ある話って何でしょう?
とりあえず、振ってみて返事を待つ。
待って返事がなければ、撤退。
また、仕切り直し。
そんな繰り返しです。

とんでもない事言いだしても一向にかまいません
どんどん話をさせて自分の思いや考えを言わす事

○○が好き、○○と思う そもそも○○ だいたいやね・・・
など自分の意見や考えを言いだしたら
「それは違う」「何青臭い事言う」「生意気」と思うような事でも
否定せず、リピートして、親やサポーターの考えは封印
表現させる事が大事
あいづち。リピートで乗ってあげると本人は気持ちよいので
ストレス低下して頭がさえて来ます

会話のスタートラインのキーワードを見つけてください。
乗ってくる話題は何か?
それを探すとこから始めてください。

         

うつ病や引きこもり、不登校になって、
昼夜逆転はよくある事です。

その都度、どうしたらいいですか?と尋ねられます。

基本は「本人に任すしかない」です。

例えば、
うつ状態では、すでに精神疲労がピークに達して
弱り切った状態だと考えられます。

疲れ切った状態では頭も働かず、機敏に判断できない。
これが、動物なら一瞬の判断ミスが命取りになります。

そこで、昼よりも、襲われやすい夜に起きていて
不測の事態に備えると考えると、昼夜逆転は納得できませんか。

昼夜逆転だけでなく、おかしな言動も含めて、「外見」は
「中身」が安定してくれば、自然と変わっていくので放置してよいものです。

中身の安定が一番大事!

そのために、親や周囲の人間から話を振ってもOKですが、
矢継ぎ早に質問するのでなく、また、一方的に話すのでなく、
話を振って、答えが返るまで少し待つのです。

本人が話し出すのを待って、
そう、ちょうど、うなずき役の漫才の相方のようにして
話を引き出して成長させるのです。

そうして、少しずつ、頭がさえていくのです。





         

引きこもりや不登校、うつからようやく脱出して
社会生活を営み始めたとき、
「どこが卒業ですか?」という質問はよくあります。


社会の中で、不平不満や不条理に思う事などを、
目いっぱいぼやいて、
「あーすっきりした。さあ、気持ちを切り替えて頑張ろう
」みたいな事が
言えるようになるとOKです。

と、答えています。
そこには、
自分を傷つけない否定しない安心感のある家族やサポーターがいて
自分の気持ちの整理に付き合ってもらえる
「何を言っても大丈夫」な人の存在を意識できる事が大切です。

物事を解決するのは、親でもサポーターでもなく、
本人自身ですので、何かに対して、
積極的に背中を押す必要はありません。

今できる事を今する。それだけです。
将来を考えて暗くなる必要などありません。
先を考えると誰もがしんどくなるものです。

そのために、今できる事、
それは、本人の味方に徹する事。
そして、先回りせず、
話を振ってみて、乗ってきたら、
あとは「ついていく」努力を。
話す事が頭を活性化させます。

続く・・・