健康トピックス 「自律神経失調」

最近良く聞く「傾聴」
患者さんの声に耳を傾けて「良く聴く」事が大切なのだと。
質問攻めせず、回答もせず、ひたすら耳を傾ける。

確かにこれで、スッと楽になる人もいるでしょう。
「吐いたら楽」になるパターン。

しかし、うつ状態にある人では、
頭が回らないから決断力が鈍っています。
もしかしたら間違った判断をするかもしれない。
また、決断するのにエネルギーを使って消耗する。
うつ状態で大きな事を決めてはいけない理由です。

こんな時は、決断を先延ばしするのが常道なのですが、
時に「決めてあげる」ことが必要になる事もあります。

方向性を示し「決めてあげる」事で、
スッと楽になる事もあります。

「カウンセリングに行っても、聞いてくれるだけで、何にも解決にならない。
でも、こちらではちゃんと答えてくれるので。。。」

そう言ってくださる方もいます。
もちろん、大事の方向性を示すというのはNGですが、
迷っている事に関して回答してあげるのも「救い」になるのです。


     

不安がりな人は多い事でしょう。
程度の差はいろいろでしょうが、
基本的に、「不安がり」は「体質」です。
つまり、遺伝なのです。
したがって、この遺伝的な部分はどうしようもありません。

しかしながら、
不安がり体質を軽くすることはできます。
チョッとしたことで不安で仕方ないようになってしまう方
そんな方には、必ず内在するストレスや自信のなさがあります。

ストレスの大小は不安がりの大小に連動します。
自信の無さも同じです。

いろいろな経験を積んで「やれる」「大丈夫」という貯金をして
自信をつけることで不安がりは随分と軽減します。
そして、自分にあったストレス軽減方法を見つけること。

これらの手伝いを漢方薬、針治療、面接でしていくとうまくいく事も多いと実感します。
不安がりからの脱出!やってみましょう。

           

親も子も、 親や他の家族と、本人の違いに気がつく事が大事です。
兄弟でも親子でも、「違う人間」なのです。個性も違います。
せっかちな人もいれば、おっとりした人もいます。

それぞれの価値観やペースがあります。
それを、ひとまとめに、同じ価値観、ペースにしようとすると歪みが生じます。
こうした歪みから、徐々に「息苦しく」なって問題行動にいたるケースが多いのです。

問題行動を起こす人も、このままでいいと思っているわけでなく、
自分を見失っているに過ぎません。
自分を取り戻すために、自分の持ち味に気付き、
自分の思い価値観を外に向けて発信できるようにならないといけません


そのために、親やサポーターはせっかちにならず
「聞き役」にまわり、自分の考え、思い、意見をしゃべらせて否定せず聴く事。
「アドバイス厳禁」 
それは違うやろ!と思うような事でもOK.。
思考力がついてくると社会的に安定した考えができるようになります。

不安を口にするようになればOK。そんな時は、
アドバイスせず、聞き役に徹して、「頑張れ系のメッセージ」でなく、
それ、しんどいなあ」「大変やなあ」などと、「守ってあげる系メッセージ」を出す。

良かれと思って「恨まれるような事」を言う必要はありません。
そんな事は、世間が教えてくれます。
単に事実を伝えるのはOKです。

引きこもりの場合、世間に教えてもらいにくいのですが、ネットなどがあります。
これも、ネガティブ情報や「うそ」が氾濫していますが、かまいません。
自分の感じ方考え方を大事にできるように、
正しい自己主張」ができるように導いていくことで、
自分に自信が出て来ます。そうなると、
そういう情報に振り回されなくなります。

結局は自分は自分!と思えて
自分に自信を持つ事ができるようになる事なのです。


               

更年期のような症状を訴える人には 、
20代 30代の人や、 60代や70代の人まで幅広い年齢層の方がいます。
本当の更年期と思われないような人まで似たような症状を伺う事が多くなりました。

ストレスが原因で自律神経が乱れたり、
「血」のめぐりが悪くなってホルモンバランスが乱れたり
いかにも現代病のような人が多いように感じます。
これらに対して漢方でアプローチすることで効果は充分期待できます。

70代の女性、
上半身に汗をかきやすく、下半身は冷えて仕方ないという。
漢方でいう「上熱下寒」の典型のような訴え。
病院で相談しても、「よくわからない」という。
高齢の方には、ホルモン剤投与はしないのが原則で、
漢方しかないだろう という事でお見えになった。

話を聞いていくうちに、「気が走る」タイプの人と判明。
東洋医学では、おへその上あたりで湧いた「気」が上昇して
やがて「肺」の力で全身に送られるのだけれど、
何らかの理由で「肺」にトラブルがあると、「気」が上昇しっぱなしで
気が下がらず、結局、上半身に熱、足は冷える という事になります。

ここにアプローチする漢方を選択して服用することで解決していきます。
現在、服用始めたばかりですが、次回、お見えになっての報告が楽しみです。

   

これだけ医学が発達しても、
これだけ病理が解明されても、
現場では「ようわからん」病気が実に多い。

病院行って、血液検査しても、MRIとっても
心電図とっても、各科まわっても異常なし。

でも、症状はある。
最終的に、自律神経失調と「命名」されて
「精神科送り」で薬漬けが良くあるパターン。

これで良いのか? って思う事も・・・。

こんな時、確かにメンタルから来る場合も多いのですが、
意外と、
首のコリから来ていたり
背中に鋭いポイントがあったりというケースもあります。

コリから、自律神経のバランスを崩すケースもあります。
頸椎からは神経がいっぱい出ていて、自律神経も通っています。

そのあたり治療しながら「自律神経の息抜き」をして、
話をしながら、メンタルの「解放」を図り、
必要に応じて漢方薬もご用意する。

それでOK!というケースもあります。
各科回って精神科や心療内科に たどり着いた方、
そこで、満足していない方は是非、ご相談ください。