健康トピックス 「胃腸虚弱・トラブル」

そろそろ「お腹に入る風邪」が流行りだしました。

ノロ・ロタ・腸管アデノウイルス・・・・
いろいろありますが、
特効薬はありません。

が、平素より免疫力、特に腸管免疫を高めておけば
かなり防げるのではないかと思います。
漢方もその役割を十分果たせます。

不幸にもかかってしまえば
「五苓散」のような処方が頻用されます。
意外と効果が高いと言われているのが
「五苓散料」として煎じた液を人肌ほどに冷ましてから
浣腸するという手法。

漢方の魅力・・・ここにも。

   

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いよいよ夏本番になりました。
この時期、コンビニでは
温かいおでんが売れるのだとか。
時代ですね。

冷たいモノを内外から体に入れては
胃腸も参ります。

胃腸の「へたり」は
むくみや慢性疲労、筋肉痛、肌荒れ、じんましん、
免疫異常による基礎疾患の悪化。。。


いうなれば、万病のもと。

内から温める漢方の出番です。
温めて胃腸の働きを整える。
これは現代医学にはない。


代表的な処方は、
人参湯・真武湯・五積散・・・など

個人の体質や環境に合わせて処方を決定します。
この夏、漢方で乗り切りませんか。
また、胃腸を整えることは
免疫強化になります
ので、
健康維持に継続服用もいいと思います。

     

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抗生物質を服用後、
下痢をするというのは よくあるケース。
腸内細菌を整えるお薬や
腸の運動を整えるお薬で
たいていはケリが付きます。
が、何らかの事情で
これらのお薬が全くと言っていいほど
効果がなくて、
下痢が長引き

だるくてだるくて
生活に支障が出たり
電解質輸液をしないといけないケースも。
そんなときに・・・
意外と効果がある和漢薬=陀羅尼助丸の板!
通常の陀羅尼助丸と違って
黄檗エキスが3倍量になっていて
下痢専門です。
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普通の陀羅尼助丸は小さい丸剤なのですが、
これは板になっていて板チョコレートみたいに区切りの筋が入っていますので、
それに沿って一回分を割って服用します。
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ケミカルなものが入っているものより
よっぽどおススメです。
急性下痢にももちろんOK.
一家にひとつ置いとくと便利です。

   

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鬼の霍乱(かくらん)って聞いた事あるっていう人は多い事でしょう。
霍乱=急に激しい吐き下しをする病気で、
今でいう急性胃腸炎で、ノロやコレラなどの細菌やウイルス性、
冷え、食中毒などによる症状の事です。

これからの季節、食中毒やクーラーによる冷えなど
充分気をつけないといけません。

重篤になる例はともかくとして
2~3日寝込むほどの「霍乱」には漢方が有効です。
吐いて吐いて仕方ない場合は
点滴で補液が必要ですが、
何とか内服できるようでしたらOKです。

実は・・・・先日、自分自身が「プチ霍乱」になりました。
腹痛・下痢・吐き気・・・・・・。
1日は服薬せずに様子を見ていたのですが、
治る気配なし。
で、「冷痢」と考え、真武湯と桂枝湯の合方に
芍薬増量して服薬したら、2服で治った!
素晴らしい漢方!
当たればこんなものです。
皆さまもご注意を!

福田漢方 TEL:0746-32-4568

   

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自宅で簡単にできるツボ療法② 胃腸を整える

足三里(あしのさんり)・・・・足のすねの骨の外側、指でなぞって止まるところにあるツボ
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写真は左の足三里に針治療をしています。
このツボは、何といっても胃腸の調子を整えるのに抜群の効果を発揮します。
動物実験でも、このツボに針をすると胃透視で胃の動きが良くなることが
分かっていて  改めて、先人の偉大さに敬服します。

かつて、松尾芭蕉も このツボにお灸をすえて旅をしたと云われています。
解剖学的には前脛骨筋(ぜんけいこつきん)という筋肉がそこにはあり、
歩き疲れたら痛んでくる筋肉です。
そう考えると、この足三里というツボ 胃腸にも良く、足の疲れにも良いという事で
松尾芭蕉にとっては一石二鳥だったわけですよね。
ここは簡単に自分でもお灸ができます。


食べ過ぎ・飲みすぎ・胃のもたれ・・・・・
夏バテの胃にも もちろんOK!
また、最近は中高年の登山が増えているようですが、
胃腸のみならず、足の疲れにも
予防・治療にこのツボを役立ててください。

     

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