
▲ クリックで拡大表示
風邪でもないのに咳が出る?
特に中高年のみなさん!最近何かにつけてむせやすくなっていませんか?
カゼはひいていないのに口が渇く、妙にむせる。タバコはもちろん、食事をしてはむせ、話をしてはむせる。こうした「むせ癖」があるようだったら、残念ながら老化が迫っている黄信号といわれています。最近の老人医学会からの報告によると『誤嚥性肺炎』が増加中。これは食物を誤って肺に送り込んだために発生する肺炎です。人間の身体は瞬時にして喉から送りこまれたものを「食物は食道に」、「空気は気管に」入れるような仕組みになっています。しかし、肺(呼吸器)と胃の運動が弱ってくると老化とは恐ろしいもので、このスグレモノの機能を微妙に狂わせてしまうのです。
漢方的な考えとして、60才前後から肺と小腸が衰え始め、胃と脾臓の動きが鈍くなります。
そのため咳が長引くと喉が引っかかりやすくなるのです。気が萎える、うつ的で横になりたがる、尿が漏れやすい等が起こります。これらは肺から吐き出す(呼気)と下腹(丹田)に力を入れると元気になるのです。
その肺と胃に生きる力をつける「安○散」があります。胃の力が弱くなってきていることをほとんどの方は知らないのです。また、皮膚が痒くなったり、足が冷えやすくなります。こんな症状には「パナ○ー○」という漢薬が適応しています。