• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 健康トピックス

【質 問】
55歳の女性です。仕事のほかに母の看病で大変忙しく、今年に入って風邪を引きました。治った途端、2月の氷雨の降る夕方バス停で、でん部の左側からひざの後ろにかけてピリッと痛みが走りました。忙しい毎日が続いて1カ月後激痛になり、腰が曲がってひざをまっすぐ伸ばせなくなりました。左ひざの側面から足首にかけてびりびり痛み、足裏もはれて痛みます。このまま歩けなくなってしまうのでしょうか。

【答 え】
左足全体が冷たく、重苦しさをいつも感じて夜間に痛みで起きてしまう。寝起きに痛く、しばらくすると楽になり少しは動けるようになる。夕方に再び痛みで動けなくなる。風呂に入ると楽になるが出た途端、痛みがぶり返す。接骨院で2時間くらい歩くようにいわれ、涙が出るほどつらかったが、足を引きずり歩いたという。
 痛みは重苦しさを伴い足が冷たいことにより、バスを待っているとき経絡上に寒邪と湿邪が侵入している。夕方に症状が悪化するのは、ハードな生活を続け、さらに2時間も歩いたことで腎の活力を失い腎虚を起こしている状態である。結果、腰が曲がりひざが伸びなくなっている。
 寒湿の邪を追い出すためには「苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)」を、腎に活力を与えるために「金匱腎気丸(きんきじんきがん)」を服用していただいた。

 

【質 問】
わたしは72歳の女性です。10年ほど前から膀胱(ぼうこう)炎にかかるようになり、特に季節の変わり目になると激しく、疲れたとき、冷えたときに必ず症状が出てきます。症状はトイレが近く、膀胱のあたりが重だるくなり、太ももの内側がじんじん痛くなることもあります。夜間尿も3~4回になり、今では抗生物質が手放せなくなりました。よい漢方薬はないでしょうか。

【答 え】
便の色は透明で血尿は出ず、医師には無菌性膀胱炎と診断されている。顔色は蒼白で、汗をかき疲れやすい。食は細く、手は温かいが足は常に冷たく、腰から下が冷えやすい。風邪をひくと長引き、頭痛鼻水のどの痛みが続く。独り暮らしなので不安を隠し切れない。
 汗をかきやすく疲れやすいという症状から気と陰分の不足がうかがわれ、夜間の小便が多いことから腎臓を温める力が不足している。この女性には、気と陰分を補う「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」と、腎を温める「金匱腎気丸(きんきじんきがん)」を服用してもらい、3カ月くらいで膀胱の症状は出なくなった。しかし、まだ風邪をひきやすいので肺と全身を温める「四逆湯(しぎゃくとう)」を加えると、以前よりひかなくなった。現在では膀胱炎の薬をやめ、独り暮らし不安を取る「帰脾湯(きひとう)」を服用、さらに元気になられた。

 

【質 問】
私は埼玉に住む30歳の女性です。高校時代から鼻水が出ていたのを覚えていますが、就職して1、2年後から私の花粉症は一層ひどくなりました。それ以来、春1番が吹き始めるのが怖くてしかたがありません。スギ花粉が飛び始めると透明な鼻水・鼻づまりとくしゃみで夜も満足に眠ることができません。もちろん毎年病院の薬を服用していますが、シーズン中は頭がボーッとして鼻で息ができなくなります。何かよい漢方薬はありませんか。

【答 え】
身長170cm、体重54kg、一見体力があり、健康そうである。小便に異常はなく、大便はときに残便感がある程度である。手足が特別冷えるわけでもない。だが、どことなくおとなしく、声に力がない。また、顔色に覇気がない。1度花粉が飛び始めると、その後は花粉が飛ぼうが飛ぶまいが鼻の症状は変わらない。
 皮膚につやがない、声に力がないことは肺と脾(ひ)の気の不足である。ほかにどこといって病症がないので、慢性的に気が低下している。この女性には肺と脾の気の不足を補う補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、さらに花粉が飛ぶと症状が発現することにより、表を固め風寒の邪に感じにくい体質を改善する玉屏風散(ぎょくへいふうさん)を服用してもらった。1カ月後、今年は快適に過ごしているとのことであった。

 

【質 問】
私は44歳の女性です。4年前から突然花粉症になり、それ以来鼻水とせきが続き、スギ花粉が飛び始めると透明な鼻水・鼻づまり、くしゃみ、さらに頭重に悩まされます。今年は快適に過ごしたいのですが、予防する漢方薬はありませんか。

【答 え】
一般的に花粉症は、風で運ばれた花粉が引き起こすアレルギー反応である。原因となる花粉は、鼻の粘膜層に付着した抗原が溶けだして抗体をつくり、鼻粘膜から全身に運ばれ、肥満細胞の表面に結合する。
 1度抗体ができると、抗原が粘膜の肥満細胞に結合している抗体にさらに付着し、細胞内部に刺激を伝える。すると肥満細胞から伝達物質が放出され、鼻水・鼻づまりが発現する。ひいては三又神経末端近くを刺激して、くしゃみが出るという。いわゆる過剰な免疫反応に基づくものであり、全身症状が発現し、頭痛・全身倦怠・熱感・耳閉感を引き起こす。
 漢方薬で予防するには、この感作を受けた身体の免疫機構を正常にコントロールすることである。その力をつけるために霊芝の作用を必要とする。この方の場合、4年前の身体不良から、スギ花粉に対して免疫機構が過敏になりすぎている。霊芝は免疫機能の根本に働きかけて、本来の健康体をよみがえらせ、それを緩和して体の機能を補う方向に働いてくれる。

 


Copyright© HANABUSA PHARMACY. All Rights Reserved.