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【質 問】
お正月にお屠蘇(とそ)をする習わしはいつごろから、どのような理由があるのですか。

【答 え】
お屠蘇とは新年の元旦、2日、3日の三ガ日の朝、屠蘇散という処方を、みりんまたはみりんと酒に一晩浸して、延命長寿を願って飲む薬酒のことである。この風習は約1700年前、中国の三国時代の名医・華佗(かだ)が1年間の災難厄よけのため10数種の薬草を調合したのが始まりといわれる。
 日本へは奈良時代後半(約1200年前)に伝わり、平安時代初期に宮中儀式に採り入れられました。後に平安貴族に広がり、時代と共に武士や上流家庭に普及、婦女子にも口当たりの良いみりんなどを用いて現在に至りました。
 中国・明の時代の書物によると、三角に縫った絹の袋に入れて大晦日の夜から井戸の内につるしておき、元日の朝に取り出して酒に浸す。一家そろって雑煮の前に祝い、来客にも初献する習わしです。松の内が過ぎると残りかすは井戸に投じ、この水を飲むと水あたりしないと伝えられてきました。息災を祈る意味で年少者を先にし、順次年長者にと定められています。
  一般には薬種五味のものが多く販売されています。一晩浸しておくと苦味が出て飲みにくいことがあり、浸す時間を20分から40分にするだけで味、香り、色合いがほど良く仕上がります。

 

【質 問】
私は36歳になるOLです。2年くらい前に貧血だといわれ、健診だけを受けていました。検査をするたびに、赤血球と血小板の数がどんどん低下していきました。去年の12月、激しいけんたい感に襲われ、起きているだけで息苦しく、少し動くと動悸(き)がするようになりました。手と顔に血の気は無く真っ白になり、もともと持っていたアトピー性皮膚炎は薬をつけてもひどくなるばかりです。思い切って紹介状を書いてもらい、大学病院に行くことになりました。

【答 え】
再生不良性貧血には軽症、中等症、重症とあり、この女性は重症と診断された。最悪の場合は骨髄移植、良くても免疫抑制剤による治療は免れないといわれた。
 早速、気と血を補う「八珍湯・はっちんとう」を服用してもらった。1カ月経過し、数値の下がるのが止まったといわれたが、検査入院をしなくてはいけない。3月になり少し数値は良くなりだした。ドクターから薬は出ず、漢方薬だけは絶対にやめるなといわれたという。
 やっとベッドが空いて3月3日に検査入院が決まり、2週間入院した。入院中、重症から中等症に上がったため、骨髄移植や免疫抑制剤による治療、または輸血はしなくても良いといわれ、胸をなで下ろした。現在は軽症まで数値が改善し、皮膚の具合も良くなり漢方薬だけで治療中。

 

【質 問】
去年の9月に突然、腹部全体が張って苦しくなり、げっぷが出て便秘するようになりました。翌月病院に行くと腹水がたまっていると言われ、検査しながら1回目に5〜6リットル、2回目に1・8リットル、3回目に1・6リットル抜きました。癌(がん)性の腹膜炎と診断され、大学病院に転院しました。私は78歳の女性です。

【答 え】
この女性が最初に来店したのは10月25日でした。原発が分からないため、27日に婦人科の検査をするとのこと。結果がはっきりするまで免疫力を向上する霊芝の菌糸体と、活性酸素を除去する白金・パラジュウム製剤を服用してもらった。市民病院で左の卵巣が腫れているといわれたが、11月2日に大学病院でMRIを受けた結果、腹膜に無数の癌があるとのことだった。11月10日に再び900ミリリットル腹水を抜き、11月13日に今度はPETの検査をするとのこと。11月17日さらに900ミリリットルの腹水を抜き、卵巣・卵管にレベル5の悪性腫瘍があることが明らかとなり、11月22日に手術が決まった。
 前日に5リットルの腹水を抜き手術を行ったが、癌が下腹部全体に広がっているためそのまま閉じたとのこと。11月23日より脾と腎を温め、腹水を取り除き、下腹部の全体の代謝を促す「実脾飲・じっぴいん(せんじ薬)」を服用してもらった。
(つづく)

 

【質 問】
来年、娘が大学受験です。やる気だけはあるのですが体力が付いていきません。風邪を引きやすく集中力がありません。何か良い漢方薬はないでしょうか。

【答 え】
受験勉強もいよいよ追い込みの時期になりました。子供が100パーセントの実力を発揮できないことは、親にとってはつらいものがあります。体力も能力のひとつです。まず体力をつけ、抵抗力を向上させ、風邪を引かない身体づくりに「大蒜・たいさん」の製剤が良いでしょう。一日の疲れをとり、元気になります。
 次に集中力を高め、記憶力を向上させるには「刺五加・しごか」を服用します。これは現在、「五加皮・ごかひ」「えぞうこぎ」「シベリア人参」とも呼ばれ、旧ソ連が宇宙飛行士の重力に対するストレスを回避するために使った生薬です。日頃の勉強が良く身に付いていくでしょう。
 神経質で緊張型の人には、気の循(めぐ)りを改善し、余分な水分を取り去る「半夏厚朴湯・はんげこうぼくとう」が良いでしょう。気分をほぐし、あわてることなく着実に、勉強もはかどることでしょう。
 本番でドキドキするあがり症の人は、心を落ち着かせて能力の100パーセントを発揮できる「牛黄清心丸・ごおうせいしんがん」を普段から服用します。高ぶりを押さえ、頭がすっきりします。

 

【質 問】
私は26歳の看護師です。生まれたときから手足が黄色く、ミカンの食べ過ぎでしょう、といわれてきました。看護師になったばかりのころ、改めて血液検査のヘマトクリット値が低いことに気付きました。生理も不規則で、生理後や寝不足後、疲れたとき、夜勤明けは黄色みがひどくなります。最近、多忙で神経もつかい、胃潰瘍(かいよう)と十二指腸潰瘍になってしまいました。生理不順も悪化し、ますます黄色みが激しくなっています。

【答 え】
手足が黄色いと必然的に顔も全身も黄色みを帯びてくる。漢方では主に3つの原因で始まる。第1は脾胃の活力が低下したときである。第2に脾の気が不足し、湿気に侵されたとき。最後に血の生成不足や、血の消耗で栄養が不足したときである。
 現代医学では黄疸(だん)を心配するが、そうでなければ放置されることが多い。この女性の場合は生まれつき脾胃の活動が不足しがちで、胃潰瘍と十二指腸潰瘍による出血で血が消耗し、栄養が不足したため黄色みがひどくなったのである。
 脾胃の気を補う「参苓白朮散・じんりょうびゃくじゅつさん」と血を補う「当帰補血湯・とうきほけつとう」を併せて服用してもらった。3カ月後に黄色みが少なくなり、生理も以前より順調で、半年でヘマトクリット値も正常になった。

 


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