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【質 問】
アガリクス茸は癌(がん)に効くのでしょうか

【答 え】
癌細胞は1日6000個生まれているといわれるが、早期発見されたときはには、すでに10億個くらいになっているそうだ。なぜ我々は癌にならないのだろうか。それは癌免疫機構の働きによってである。この西洋の考え方は東洋医学で言う未病を治すという考え方である。品行方正な生活を営んでいればよいのであるが、日常はそうはいかない。食べ過ぎ・飲み過ぎ・肥満・たばこ・運動不足・運動過多・ストレス・寝不足・疲労など私たちの日々の暮らしで、この因子に抵抗していくことはなかなか難しいのが現状である。
 ところが近年、アガリクス茸が免疫力を活性化すると注目を集めている。アガリクス茸は癌細胞を直接攻撃するのではなく、癌免疫機構を活性化することにより癌細胞が消えていくのである。その物質はβ—グルカンというたんぱく多糖体である。アガリクス茸により、見事癌との闘いから生還した方もいる。ところが残念ながら、免疫活性が間に合わない方もいる。β—グルカンの解析はマイタケ・菌核菌・雷丸、オオチャワンタケ・カンジタ・霊芝・ハナビラタケなどに及んでいる。キノコに癌免疫活性作用があることは、漢方薬としての茸によって昔からよく知られていたが、β—グルカンの究明は20世紀に入ってからである。

 

【質 問】
大腸癌(がん)は治るのでしょうか〜下

【答 え】
数日後、68歳になるこの男性が来店された。内視鏡による手術をしたということは、早期癌のたぐいであろうと推察する。進行癌なら入院による手術あるいは化学療法や放射線療法が施されるはずである。
 男性の症状は、体調がよいときの便通は正常で、寝不足や力仕事をすると便秘がちになる。肉体疲労がひどいときは排便後にぽたぽたと出血があり、便に血液が混じるときもあるという。肛門の痛みはないが、2、3カ月前から頻繁にこの症状が繰り返され、痔疾と思い肛門科に行った。
 日本でも欧米型の食生活が多くなり大腸癌は増加している。大腸がんの初期は進行が緩やかで浸潤や転移は比較的少ないが、特に直腸癌の場合は自分で痔と決め込み、発見が遅れる傾向がある。また、切除のあと人工肛門になることが多いので手術を拒否する人も少なくない。
 肉食が多くなると大腸に熱を持ちやすくなり、便秘になったり、便のにおいがきつくなったり、大腸の調和が悪くなる。この方には大腸の湿熱を取り去る「槐(かい)角丸」を服用していただいた。服用後3カ月、奥さんに連れられ泣く泣く病院で検査すると、見事にグローブ状の癌が消えていたという。それから5年、ポリープはたまに出るものの元気で槐角丸を飲んでいる。

 

【質 問】
大腸癌(がん)は治るのでしょうか〜上

【答 え】
いつも主婦湿疹の漢方薬を処方している女性から質問されたのは、今から6年前の春であった。実は夫が半年前、大腸にポリープが5個できているといわれた。内視鏡により摘出した結果、3個から癌細胞が発見されたという。一応、全部とっておいたがまたできるといわれた。そして今日、医者に行ったところ、また3個できているといわれ来店した。
 そのうち1個はグローブのような形をしているので、間違いなく癌であるという。しかし夫は、たとえ内視鏡による手術でも、もういやだといっている。なんとかならないものかと、ずいぶんお困りのようすだった。大腸癌の漢方薬といわれても何種類もあり、ご主人の体質を見ないと処方ができないというと、今度連れてきますのでよろしくお願いします、と肩を落として帰られた。聞くところによると、かなり頑固な方で奥さんの言うことをぜんぜん聞かないそうである。
 この方は当時68歳で不動産業を営み、肉が好きで野菜嫌い。高たん白・高脂肪・低食物繊維という大腸癌に多い食生活であった。大腸は盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸からなり、肛門へとつながっている。大腸癌の70から80%はS状結腸と直腸に発生しやすいといわれている。

 

【質 問】
癌(がん)は治るのでしょうか。

【答 え】
癌は治らない病気ではないというのが正確な答えになるのだろうか。
 現代医学はもとより、現代中医学においても、癌に対する薬剤は発展を遂げている。しかし、通信販売もどきで売られほとんどの方は個人輸入に頼っているようである。これらの治療および薬剤はいずれも癌細胞だけに固執していて、癌になってしまった身体全体を見ていない。
 漢方本来の姿は、人体をさまざまな要素が関連し合って構成された統一体としてとらえ、全体と部分および部分と部分の間の関連性を重視している。そして、臓と臓・体表と内臓・気と血などさまざまなものを相互の関連の中で把握し、局所の癌であっても必ず全身との関連に基づいて中医学的原因を弁別することが根本的な治療への道なのである。
 生体の持っている生命力・抵抗力を最大限に引き出し、癌細胞の増殖に負けない免疫づくりこそが必要である。また、抗がん剤や放射線の副作用に対する体力づくりも忘れてはいけない。「邪の湊(あつま)るところ、その気は必ず虚し」「正気内に存すれば、邪は独りにて干(おか)すべからず」と古人は指摘している。気と血・臓と腑・表と裏・陰と陽の平衡状態の回復と、癌が身体を蝕む速度との競争に勝てば癌は治る。

 

【質 問】
漢方薬は、どのような病気の人が服用しているのですか?

【答 え】
5回にわたって得意な病名を挙げてきた。漢方医学は何の病気であれ、患者の身体全体を把握し、病気と闘う医学であるため、重篤な副作用も避けることができる。例えば、癌(がん)にしてもそうである。残念ながら手遅れになる方もいるが、治ってしまう人と、上手にお付き合いをしている人がいる。患者と何度も接する中で患者自身が素直になって、漢方学的に必要な情報を学習していく場合は、病気はよい方向に進み、短気の方や人任せの患者はなかなか病気も治りにくい。
 メニエール病症候群なども耳鳴り、耳がつまる感じ、めまい、悪心・嘔吐、冷や汗や血圧の変動など諸々の症状が出現するが、漢方医学にとって必要な情報はこれらの症状ではなく、その症状が出た時、小便の量はどうであったか、疲れておきたのか、いらいらしておきたのかが重要である。
 痔疾には内痔核、外痔核、肛門周囲炎・膿瘍(のうよう)、痔瘻、裂肛といろいろな種類があるが、これらはアルコールを飲んだときに悪化するのか、疲れた時や寝不足の時に悪化するのかが重要である。
 副鼻腔(くう)炎・鼻たけなども同様で鼻づまりは1日の内いつがひどく、それは疲れると悪化するのか、良好条件は何かが大切である。
(この項終わり)

 


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