• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 健康トピックス

健康トピックス 「ストレス」

【質 問】
平成3年の出産後にパニック障害をおこし、怖くて電車にも乗れませんでした。先生の薬を服用し、おかげさまで動悸(き)、胸の圧迫感は良くなり、電車にも乗れるようになりました。その後、胃腸の症状だけが残り17年が過ぎました。我慢していると症状は消失するので、今まで過ごしていました。子供が大学生になり、一息つきましたので、治しておこうと再び相談に参りました。

【答 え】
症状は、いつとはなく胃から下腹部にかけて張って苦しくなり、ちくちくと痛くなる。痛むところは一定せず、あちこちに飛ぶ。ガスがたまりやすく、出すと楽になる。冷たいものをとると症状が出てくる。
 ほかに子宮筋腫があり良く下痢をする。冷え症で貧血、めまいもよく起こす。本人にストレスの有無を聞くと今はないという。話していてもゆったりとした感じである。去年の春、子犬を飼いなぜか緊張しているという。最初に胃の冷えを考えて「安中散・あんちゅうさん」を服用、症状は軽くなるが消えない。
 症状はストレスによるものであるが、表面的にイライラしたようすは認められない。隠れストレスを想定し、肝の気の停滞を改善し、血を補う「加味逍遙散・かみしょうようさん」を服用していただいた。長年付き合ってきた症状が消え、体が快調だと報告を受けた。

 

【質 問】
私は転職して1年半、32歳の女性です。半年前より、歩くと上半身に重心が残っている感じで、そのまま地面に胴体が付きそうになります。背中の右側全体に何か詰まっているようで、空気が入っているようでもあり、スースー冷たい感じがします。右肩が張って痛み、ここにも空気が入っているようです。そのころから寝付きが悪くなり、疲れているにもかかわらず、布団に入っても3時間くらい眠れません。

【答 え】
彼女はもともとストレスを処理できず、自分の中に溜め込んでしまうタイプであるという。軽度だがイライラ感があり、それを発散できない。不眠のため実質は2時間睡眠となる。手足も冷えると訴える。
 ストレスの多くは、肝と心に症状を出してくる。肝において気が滞ると張った痛みを起こす。部位は身体のあらゆるところで起きる可能性があり、移動する。そして陽気が内に鬱(うっ)して冷えを感ずるようになる。また、肝は血を蔵(ぞう)すとあり、肝の気が滞ると血の運行が悪くなり、ふらつきに似た症状が現れる。
 肝の気を疎通し、陽気を通ずる「四逆散・しぎゃくさん」を服用していただく。2週間で眠れるようになり、症状も全体的に軽く、元気になってきたと報告を受けた。1カ月すると症状は3分の1に軽減し、3カ月で消失した。

 


Copyright© HANABUSA PHARMACY. All Rights Reserved.