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健康トピックス 「夏の下痢」

湿気の多いこの時期に疲れやストレスがたまったり、寝不足が続くと、発症しやすい病気の一つにウィルス性胃腸炎があります。70歳女性の場合は、嘔吐し、2日目には下痢が始まりました。下痢は水溶性で白っぽく、一日に20回に及びました。下痢と同時に高熱で身体の全ての力が抜けるようなだるさがたまりません。家族に付き添ってもらい当薬局にいらっしゃいました。舌に白い苔がたくさんついていたので、湿気の病と考え「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」を服用してもらいました。 翌日には微熱になり、下痢は5回に減りました。3日目には下痢がおさまり、軟便が1回になりました。

だるさを取るためにさらに3日続けると、元気になりましたとお礼の電話が入りました。

漢方薬は慢性病には時間がかかることもありますが、急性の場合は即効性が期待できます。

       

【質 問】
3日前、パチンコを13時間、その夜からビールなどを朝の3時まで浴びるほど飲みました。昨日の午前中まで普通でしたが、午後になり胃の痛みとともに下痢になり、10回くらいトイレに通いました。ひどい下痢と胃痛はいまも続いています。

【答 え】
便は、健康のバロメーターである。この二十九歳の男性は、無茶な生活と冷房、冷たい物の飲み過ぎによる冷えが原因で下痢と胃痛が発症した。胃と腸の冷えを追い出す「安理湯・あんりとう」を温湯で服用し、その場で胃腸が温まり改善した。
 これに吐きけや発熱が加わると「桂枝人参湯・けいしにんじんとう」などを服用する。さらに抜けるようなだるさがある場合は「香正気散・かっこうしょうきさん」を使用する。ふだんから胃に熱がある人が同じ症状になったときは、舌苔が黄色く厚くなる。これには「黄芩湯・おうごんとう」が良いでしょう。
 急性症状は比較的すぐに改善し、慢性は時間がかかる。当方には病院をいくつもまわってから来る人が多いが、最近特に増えているのが精神的ストレスが要因の過敏性腸症候群で「痛瀉要方・つうしゃようほう」などを多用する。
 便に血が混じるときは注意を要する。潰瘍性大腸炎、大腸がん、すい臓の病気などがあり、病院の治療と共に漢方を併用する。この場合も、かなりの時間を用する。

 


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