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健康トピックス 「夏の湿気と身体」

湿気の多いこの時期に疲れやストレスがたまったり、寝不足が続くと、発症しやすい病気の一つにウィルス性胃腸炎があります。70歳女性の場合は、嘔吐し、2日目には下痢が始まりました。下痢は水溶性で白っぽく、一日に20回に及びました。下痢と同時に高熱で身体の全ての力が抜けるようなだるさがたまりません。家族に付き添ってもらい当薬局にいらっしゃいました。舌に白い苔がたくさんついていたので、湿気の病と考え「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」を服用してもらいました。 翌日には微熱になり、下痢は5回に減りました。3日目には下痢がおさまり、軟便が1回になりました。

だるさを取るためにさらに3日続けると、元気になりましたとお礼の電話が入りました。

漢方薬は慢性病には時間がかかることもありますが、急性の場合は即効性が期待できます。

       

【質 問】
今年の夏は暑くなるのが遅く、冷房も余りかけていないのですが、だるくてしょうがありません。病院で検査をしましたが異常ありませんでした。いまの季節と関係があるのでしょうか。

【答 え】
雨の日が多い今年は、じめじめとうっとうしさが続きました。低気圧が近づくと頭が重く、体がだるくなる。気分が憂うつで、身体の動きが鈍い。古傷が痛み、腰痛神経痛が悪化する。この時期の天候は身体にどのように影響するのであろうか。
 漢方では「湿邪」「痰(たん)飲」という概念がある。湿邪とは体外の湿気をいい、急性に発症するものに胃腸炎がある。嘔吐や胃の痛み、下痢、だるさなどが特徴である。代表的な処方は「藿香正気散・かっこうしょきさん」で、胃腸に入った湿邪を取り除く効果がある。また「苓姜朮甘湯・りょうきょうじゅつかんとう」という処方は座骨神経痛に用いることが最も多い。特徴は腰から下の重苦しさを伴う痛みである。これも湿邪のいたずらである。
 痰飲とは、体内の余った水分を指す。日常の疲れで膵臓が活力を失い、必要以上に水分が溜まった病症をいう。身体全体が重だるく食欲がいまいちで、そうめんやそばが多くなる。このような方は「香砂六君子湯・こうしゃりっくんしとう」や「参苓白朮散・じりょうびゃくじゅつさん」などを服用する。

 


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