• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 健康トピックス

健康トピックス 「腰痛」

【質 問】
私は62歳になる男性です。若い時から腰痛持ちですが、思えば毎年この時期になると、足が棒のように重だるくなり、腰痛が悪化します。オフィスの冷房は高めに設定され、動くとちょっと汗ばむくらい。ただし、じっとコンピューターに向かっていると下半身が寒々としてきます。朝は足が少しむくみ、寝汗を毎日にかくようになります。

【答 え】
この男性は、いすにじっと座っていると腰が苦しくなり、置き所がなくなる。ひじ掛けを利用し、腰を上げると少し楽になるそうである。小便は近い方だが今はそれほどでもない。朝、靴下をはくとき、手で足を引き寄せて悪戦苦闘してはくそうである。今回の冷房による腰痛には、腎を温め水分の停滞を改善する「真武湯・しんぶとう」と、経絡に停滞した寒邪と湿邪を追い払う「苓姜朮甘湯・りょうきょうじゅつかんとう」とを合わせて服用して頂いた。1週間後にはだいぶ楽になり、いつもの腰の調子を取り戻したという。
 しかし、若いときからの腰痛を取り除くために気と血を補い、寒邪と湿邪を取り除く「独活寄生湯・どっかつきせいとう」と、腎を温め長生きに必要な高貴薬の「鹿茸・ろくじょう」の製剤を2つ合わせて現在服用中である。若いときからの腰痛を治すには、長期決戦になるとに意欲を燃やしていた。

 

【質 問】
55歳、男性から質問があったのは3月末のことである。「3日前の朝、歯磨きをしているとき、突然腰に重だるさを感じ、痛み出してきました。その日は湿布をはり、会社を休んで様子を見ましたが、痛みは徐々に強くなっています。漢方で治るでしょうか」

【答 え】
腰痛になると、普通考えることは整形外科に行くか、接骨院へ行くか、針へ行くかであろう。実際に当店でもいろいろ試してから来店される人が多く、ほとんどは数カ月から一年くらいたっているため、病体が慢性化してしまっている。
 この人のように、突然重だるさを伴う痛みが発症する腰痛は、自然界の湿気と冷えが関与している病症で「寒湿の邪」と呼んでいる。
 湿邪が関与しているものは患部に停滞しやすく、ハリへ行ってもなかなか消えない。身体に必要のないものが経絡に入り込んだものは、マッサージをすると悪化する。腰椎のレントゲンを撮って安心感を得ることは大切だが、鎮痛剤は効いてくれない。湿布をするとそこに汗をかき、さらに湿気を呼んでしまうので楽にはなるが良くならない。
 寒湿の邪を追い出す代表的な処方に「甘草乾姜茯苓白朮湯・かんぞうかんきょうぶくりょうびゃくじゅつとう」がある。別名「腎着湯・じんちゃくとう」とも呼ばれる。この人は翌日から出社した。

 


Copyright© HANABUSA PHARMACY. All Rights Reserved.