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 きのう大阪の森小路で開催されたセミナーに参加してきました。その名も『レバコールセミナー』。天然アミノ酸製剤のレバコールの知識を深めようと、多数の先生方が参加されていました。そしてレバコールの歴史やらおいしい飲み方などいろいろ聞いてきました。レバコールは発売以来かれこれ50年、長い歴史を持っている商品なんです。からだのエネルギー源に良し、肉体疲労に良し、疲労防止に良し、新陳代謝に良し、胃腸粘膜の修復に良し、肌のケアに良し・・・と、『アミノ酸が必要となる、あらゆる場面』で頼りになる商品です。
 そして特に血液について言えば、良好な血流の条件は『きれいに&たっぷり&巡り良く』です。血液の流れが悪いと、今の季節はからだの各部分にうまくエネルギーが供給されず、疲れを感じてしまいます。そして寒い季節には血液の流れによって体温が伝達されずに、手先や足先で冷えを感じやすくなります。そうならないためには血液の流れを良好な状態にしないとなりません。それが『きれいに&たっぷり&巡りよく』です。レバコールはこの条件の『たっぷり』に特に効果があります。血液の材料として働き、からだを巡る血液量を増やしてくれます。アミノ酸はからだの活動に必要なエネルギーであり、からだを作る材料でもあります。この二面性はアミノ酸だけがもつ特徴です。
 だからこそアミノ酸。だからこそレバコールです。
 

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 リピジュアとは高性能な人工成分です。人の細胞膜を構成している『リン脂質』をモデルにしています。もともとは医療分野で、体内の血管などの部分に利用するため開発されました。体内ではアレルギー反応や拒否反応を起こさない事が一つのキーポイントですが、人の細胞膜に似せて作られたリピジュアは、その点を見事に解決しました。その人の体の適合性から、今では美容分野でも利用が進んでいます。
 リピジュアの高性能な点は、生体適合性に加えて、保湿力&バリア効果&耐水性。保湿効果はヒアルロン酸よりも優れています(約2倍)。また肌の表面をバリアのように覆う働き(バリア層形成効果)もあり、角質に存在するセラミドと同様のラメラ構造を形成することが知られています(セラミドと同様の構造を作るのも、生体成分に準じた成分だからですね)。またヒアルロン酸は水で流れ落ちやすいですが、リピジュアは耐水性も備えており、汗などでも落ちにくいです。だからといって生体成分に準じたものだから肌は異物と認識しません。この相反する効果を発揮するのは、生体成分に由来している最大の利点といえます。

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 食べて良し、煎じて良しの人参。美容面での研究・利用も盛んに行われています。しばしば人参の成分が配合された化粧品には『ニンジンエキス』と明記されていますが、これには御種人参エキスとキャロットエキスがあります。御種人参エキスはサポニンが、キャロットエキスにはβカロチンが豊富に含まれています。
 御種人参エキスは薬用人参に由来したもので、肌細胞を元気する働きがあります。年齢とともに肌の細胞は元気を失い新陳代謝も低くなり、しわやくすみなども生じやすくなります。御種人参エキスに含まれるサポニンは皮膚に働きかけて、細胞の生まれ変わりを促したり、周りの血行を促進して、皮膚の老化を少なくします。つまり御種人参エキスには肌に潤いを与えるともに、肌を若返らせる効果があると言えますね。
 キャロットエキスにはカロチノイドであるβカロチンが豊富に含まれています。カロチノイドの最大の働きは細胞の変わりに自分が酸化してくれるという点です。これによって紫外線がもたらす老化やメラニンの生成を防ぐ働きがあります。またβカロチンは必要に応じてビタミンAへと形を変えます。ビタミンAはドライアイやドライスキンなどの症状改善に用いられる成分で、これを含んだキャロットエキスは肌を保護して乾燥から守る、肌を柔らかくして角質の代謝を整えるなどの働きがあります。
 御種人参は高価な生薬なので、そのエキスを配合した化粧品も総じて高価です。一方、キャロットエキスを配合した化粧品は低価格ですが、夏には活躍できる成分ですので、一度ためしてみてはいかがでしょうか?

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 深海に生息している鮫の肝油に多量に含まれる化合物のスクワレン。スクワレンという名前も深海鮫のツノザメ科の学名に由来します。このスクワレンを化学的に安定な構造にしたものがスクワランですが、この成分は人の皮脂にも約5%ほど含まれていることが知られています。
 スクワランは皮脂に含まれ水分とともに皮脂膜を作り皮膚を乾燥や菌から保護します。また皮膚の表面を柔軟にして細胞に酸素を供給しやすくする、新陳代謝を活性化するなどの働きもあります。スクワランはコラーゲンやヒアルロン酸と同じく生体成分で、年齢とともに皮脂の分泌が減るように、スクワランの分泌量も減っていきます。
 スクワレンは皮脂膜の成分としてクリームなどに配合されることがもっとも多いです。また一部ではその性質(他の成分の浸透を助ける効果もあります)を利用して保湿化粧水の原料としても配合されています。

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『人が昔から食べていたもの、あるいは栽培していた植物に実は美容効果があった』という話はよく耳にします。特に島国であった日本はその文化も独自のものであったために世界から注目される習慣も多いですね。今日、寿司などを通して生魚を摂る習慣が注目を浴びているのもその一つです。
 日本人の生活に馴染みが深い米ぬか。昔から漬物のぬか床として使われ、庶民の生活の知恵として肥料、洗剤、美容にも利用されてきました。
米ぬかは今では『天然の界面活性剤』と称されることもあり、日常的に米ぬかを触れている人の手はいつも綺麗でした。この点に注目し、最近の化粧品でも美白や保湿を目的として米ぬか成分が配合されているものが多くあります。
 米ぬかはまず、肥料として利用されるほどに栄養価が高いです。とくにビタミンB類およびビタミンEが豊富で、日々米ぬかに触れることで肌が必要な栄養分と共にビタミン類が供給され、肌の新陳代謝を促進するとともに、肌荒れを予防するなどの効果を生みます。
 また米ぬかは『ぬか油』というものがあるように、油を含んだものです。この油には植物性のセラミドとも呼ばれる成分(コメヌカスフィンゴ糖脂質)が含まれ、肌のバリア機能を保ち、肌の保湿を助けます。また米ぬかには抗酸化力を発揮する成分も含まれており、シミの原因になるメラニンの合成を予防する働きもあります。高齢にも関わらず、米ぬかに日々触れている方の手が美しくしっとりとしているのは、この効果ですね。
 また米ぬかが優れている最大の理由は、上で述べた働きを持った成分が、肌に馴染みやすい形で存在している点にあります。今の化粧品に含まれる美容成分は、もともとは肌に浸透しにくい(表皮のバリアの隙間よりも美容成分が大きいので、肌の深部に浸透していきません)。ものが多く、分子量を小さくするなどの工夫が必要です。ですが米ぬかに含まれる美容成分やミネラルは、先に述べた脂質成分・セラミドと混じり合った形で存在しています。そのおかげで肌のバリア機能にも邪魔されず、肌の奥へ到達しやすくなっています。
 


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