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 田七(でんしち)人参は朝鮮人参と同じくウコギ科の植物です。田七人参は栽培が難しく気候風土の適した中国の雲南省と広西省だけで生産されてます。
中国では4000年の伝統医学の裏づけもあって、医薬品として利用されています。日本では健康食品として利用されています。田七人参は三七(さんしち)人参とも呼ばれます。その由来は、収穫までに3から7年の歳月を必要とするから。・・・何ともひねりのない名前です。
 田七人参は薬用の根部にサポニンを多く含んでいます。朝鮮人参のサポニン含有量が4%に対して、田七人参は12%という研究結果もあります。さらに田七人参には、田七サポニンと呼ばれる特殊なサポニンも発見されています。これらサポニンの薬効は、疲労回復や勢力増強、免疫力の増強などですが、中でも血の滞りを治し、血液の巡りを良くする効果は注目されています。
 田七人参はネバネバして流れが悪くなった血液を、サラサラの状態にして流れやすくする働きがあります。さらに最近の研究では心臓病や高血圧症状に効果があるともされています。この血液に働く効能は田七人参だけがもつもので、田七人参と朝鮮人参の大きな違いはここにあると言えます。
 血液の循環に良い方向へ働くことから、田七人参には消腫・止痛の効能もあるとされています。古来中国のお薬に『片仔コウ』という有名なものがありますが、これは田七人参の消腫の効能を最大限に利用したものです。片仔コウは急性肝炎、慢性肝炎などの肝機能改善に効果があるとされています。
 

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 薬用人参の一種のシベリア人参は、朝鮮人参と同じくウコギ科の植物です。シベリア人参は『エゾウコギ』という呼ばれ方で広く知られています。蝦夷、つまり今の北海道に自生していたウコギ科の植物だからというのが由来です。北海道以外にも、ロシア南東部のアムール州などにも分布しています。ロシアのオリンピック候補選手が滋養強壮を目的に、このシベリア人参を利用したという経緯もあります。日本でもアイヌ民族が民間薬として用いた過去があります。
 シベリア人参は棘五加という生薬名もあります。日本での棘五加の歴史は浅く、日本漢方にはこれを利用した処方は残念ながらありません。(主に中国漢方で用いられる生薬です。)
 シベリア人参はを朝鮮人参と比較すると、ストレスに対する抵抗力の増強が特に注目されています。難しい言葉ではアダプトゲン(環境適応源)作用。悪影響を与えるもの(酸素の欠乏、厳しく激しい寒冷、ストレス、疲労など)に対して、体の適応能力を高め、生体を保護しようとする作用のことです。 朝鮮人参と同じくウコギ科の植物なのですが、その中でも属するグループが異なるため、薬用の根部に含まれるサポニンの種類も大きく異なることが知られています。最近ではシベリア人参を手軽に摂る方法として、ハーブのように煎茶で服用するケースもあります。
 

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 漢方薬に用いられる人参。よく言われる薬用人参。いずれも、人参と言えば朝鮮人参を指す場合が多いです。けれど一口に薬用人参と言っても、実際はいくつかの種類がそこには含まれます。
 前回もお話したように朝鮮人参はウコギ科です。このウコギ科にはいくつかのグループが含まれますが、朝鮮人参はそのうちの一つのトチバニンジン属の一員です。このグループには他にも、竹節人参や田七人参が含まれます。ウコギ科のこのグループは、ジンセノサイドという特別な成分を持っているのが特徴です。
 また、同じくウコギ科のシベリア人参も有名です。これらの薬用人参は共通して、根の部分が薬用になります。根にはサポニンと呼ばれる成分が複数含まれます。(ジンセノサイドもサポニンの一種です。)サポニンは、それぞれで効能・効果が異なります。人参によってもその含有量や成分が異なります。(ちなみに、竹節人参はトチバサポニン、田七人参はデンシチサポニンという特別なサポニンを持っています。)
 さまざまな人参の薬効の違いは、このサポニン群の違いによるものが大きいとされています。そして薬用人参にはこれら多くの有効成分が一緒に含まれており、これが洋薬など合成薬剤にはみられない多彩な薬効を示し、神秘的とも思われる由縁です。

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すいません・・・。

入力していた内容が・・・

きれいさっぱり消えたので・・・

内容は明日に更新します・・・。

はぁ・・・・。

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 私たちが薬用人参と言えば、ふつうは朝鮮人参のことを指します。正式的な学名は『オタネニンジン』といいます。朝鮮人参は、もとももと朝鮮半島が原産地だからという俗名です。ちなみに、もともとは自生していたものです。この頃から高麗人参と呼ぶようですね。、しかし今はほとんど栽培されているものです。ちなみに、日本人はよく朝鮮人参と呼びますが、朝鮮半島では高麗人参で通っています。
 栽培といえば、この薬用人参は日本国内でも長野、島根、福井県の会津で栽培されています(これは御種人参と呼ばれます)。時の将軍徳川吉宗が諸藩に朝鮮人参の普及を謀って、最初に提供したものが種だった(将軍様から頂戴した種=御種)のが由来です。
 人が薬用人参の存在を知ってから数千年が経ちます。その間、それはそれは多くの人々が薬用人参の恩恵を受けてきました。治験数も甚だ多いです。昔の人の健康法は、現代の人々にも間違いなく活用できます。実際、漢方薬の多くにも薬用人参は利用されており、そして漢方薬を処方するお医者さんも増えてきました。これは間接的にですが、薬用人参の効果が見直されている事だと思います。


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