
今日はストレス性の便秘についてお話します。
普段からストレスを多く受けている人や頑張りやさん、よく緊張する人など、
こういった方は、便秘になることが多いです。
中医学でいうところの、「気」が滞ってしまってスムーズに流れずに
体の中で詰まりがおこっている状態です。「気」は、体の様々な機能を
コントロールする大事な役目があり、大腸機能もコントロールしています。
ストレスがかかると多くの方は食べることで気をまぎらわせようとします。
特に甘いものが食べたくなりますよね。ところが、「気」が滞っていると
消化管の蠕動運動も弱っています。そこへ、甘いものや油っこいものを
詰め込んでしまいますと、ますます腸が弱って働かなくなるわけです。
結果、悪いガスが溜まってお腹がパンパンに張ります。
こうなってくると、下剤を飲んで、何とか改善しようとするのですが、
下剤で一時的に便が出て行ってスッキリしても、「気」の滞りがあると
しばらくすると、また便秘でお腹が張るようになります。要は、一時しのぎをしても
意味がないということです。大事なことは、「気」の詰まりを取り去って、
バランスを整えること。要は、ストレス発散&リフレッシュ。
簡単そうに思えるかもしれませんが、これがなかなか難しいですよね。
でも、便秘の根本的な原因が解消されない限りは、ストレス性便秘は
なかなか改善してくれません。意識してストレスを溜めないようにしましょう。
漢方でも、「気」を巡らせるものはたくさんありますので自分に合ったものを
試してみるのもいいですね。食べ物ですと、セロリ、陳皮、紫蘇、春菊、三つ葉
などオススメです。是非試してみてください。