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前回に続いて、からだを潤す水について。
漢方ではからだをすみずみまで潤す物質を水=津液と呼び、
飲水で体内へ供給され、汗や尿などで体外へ放出されます。
この『給水』と『排水』のバランスが保たれることで体の潤いは維持されますが
何らかの原因によって、水の貯留や排泄に異常が生じた場合
過度な潤いは毒(水毒)に変わってしまいます。

まさしく『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』

水の貯留異常とは
全身を巡る水が何らかの原因によって滞ってしまう状態。
代表的な症状にはむくみ(水滞)があります。
このむくみが
肌や筋肉で生じれば、むくみや水太り、倦怠感となって現れ
関節で生じれば、痛みとなって現れ
大腸内で生じれば、下痢となり、
内耳で生じれば、めまいや耳鳴りを引き起こし
頭部の血管や神経周辺で生じれば、頭痛となり
そして鼻周辺で起これば、鼻水や鼻炎となる。

原因は一重に『水滞』ですが、
それが生じる部位によって症状はかくも多様化してしまいます。
そして漢方の興味深いところは
原因が同じであれば(この場合は水滞)、
訴える症状が違えども
処方される漢方は同じ(異病同治)というところです。

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寒い時期を乗り切るためにカイロが手放せないという方も
多いのではないでしょうか?
カイロはみなさんどこの位置に張っていますか?
実は、カイロも張る位置によって温まる臓器や効き目が
違ってくるんです。

寒気がして、関節が痛くなったりと、風邪の初期症状には
肩甲骨の間の辺りにカイロを張ると良いです。
この肩甲骨の間には、風門と言うツボがあり、漢方では
風邪は風門から侵入してくると考えられています。
なので、寒気がしたり風邪の初期症状が出てきたら
早めに風門のツボを温めて風邪が侵入するのを防いで下さい。

体や手足の末端がいつも冷えやすい人は、尾てい骨の上部に
カイロを張ります。
そこには、仙骨というツボがあり、仙骨は自律神経の通り道なので
温めると血管が開き血流が良くなり、全身が温まってきます。
また、仙骨の辺りは、子宮や卵巣、卵管などの臓器があるので
特に女の人はここを冷やしてしまうと生理痛の原因にもなります。
普段から意識して冷やさないようにしなければなりません。

カイロを上手に活用したり、漢方を服用するなどして
この寒い時期を乗り越えましょう。

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インフルエンザが流行る季節になってきました。
インフルエンザが、普通の感冒と異なる点。
それは、感冒は邪が表から裏に向かって進んでいくのに対して
インフルエンザの場合は邪が表だけでなくいきなり裏にも侵入してきます。
したがって、表の代表的な症状の悪寒だけでなく
悪心、嘔吐や腹痛などの裏の症状(体の内面)も出てきます。

西洋薬ではタミフルやイレンザ。
漢方では、「麻黄湯(まおうとう)」が有効とされてきました。
しかし、麻黄湯よりももっと使い易い処方があります。
「柴葛解肌湯(さいかつげきとう)」という処方です。
これは、葛根湯+小柴胡湯に桔梗と石膏を加えたような処方です。
私も、幼少の頃高熱でうなされたときによく服用して
翌朝スッキリという経験を何度もしてきました。

インフルエンザかなと思ったときに是非!

[営業日のお知らせ]
年末は27日(金)まで営業します。
年始の営業は6日(月)から開始致します。

[今日の一言]
楽しく持続しています。

[お客様へのメッセージ]
今年の四月より『地域の皆様の健康作りをお手伝い』
をスローガンに営業を始め、近郊の方だけでなく
遠方からもたくさんのお客様に来店いただき
さまざまな相談をお受けするに至りました。
まだまだ足りない点が多くあると思いますが
来年度も気持ちを新たに『来て良かった。』
と言っていただけるようなお店作りを目指して邁進していきます。
また来年はスキルアップの為、漢方研究会、セミナーなどにも積極的に参加して
一人でも多くの方のお役に立てるよう頑張って参ります。

突然ですが、12月の13日は金曜日でしたね。
13日の金曜日・・・いや、何となく気になりますから。

昨日のお話の続きですが、薬用人参と水の関わり。
漢方ではからだをすみずみまで潤す物質を津液と呼び、
肌の潤いに関わる水分も、この津液の一種といえます。

保湿力に関わるヒアルロン酸やコラーゲンなどの生体成分は
肌の奥深くに位置し、そこへ運ばれてくる水を保持します。
この水は基本的に血脈の流れによって運ばれてきます。
口から取り入れたさまざまな水分は血に取り込まれ
全身を巡り潤し、汗や尿として排出される時に、再び水に戻るという経路をたどります。

漢方では水の代謝を司るのは五臓の肺と腎。
腎は排泄系によってからだの水分量を調節し
肺は体内の水分を全身に巡らせます。
薬用人参は五臓の中でも特に肺と碑に作用すると考えられており、
この場合、分泌代謝を促すのに加えて
生理的水分不足を是正する(水分不足の部分に水分を供給する)
働きをもつと考えられます。

体内の水は実際には外部からの摂取だけではなく
内部の生合成によっても生み出されます。
この水は代謝水と呼ばれ、エネルギー代謝の副産物とされています。
そして最近には、この代謝水の活用が
水分の絶対量を増やす方法として注目され
肌の潤いを取り戻すなどの目的で活用されています。
ちなみに漢方では、この部分を司るのは腎の役目です。


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