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原因となる病気が特定できない慢性頭痛の治療は、漢方の得意とする分野のひとつ。
頭痛は痛み方や痛みの場所、時間など、症状もその原因も多岐にわたります。
漢方では「通ぜざれば、すなわち痛む」とされ、頭痛はその代表的なもの。
気・血・水の三要素がカラダの必要なところに
必要なだけ流れないためにおこる
と考えます。

感情や臓腑など、カラダの内側に頭痛の原因がある症状を内傷頭痛と呼びますが、
ストレスによる頭痛はこのタイプに当てはまります。
過剰な心身の緊張や精神の昂ぶりなど(肝欝)は
カラダの調和(バランス)を乱し、特に気の巡りを妨げます。

西洋医学においても自律神経は血管の収縮・拡張をつかさどる部分で、
心身が緊張するときには頭部血管が収縮し、
肩こりなどの血行障害とともに頭痛が生じやすく、
その逆の状態では血管が拡張しやすく、
のぼせなどのうっ血症状とともに痛みが現れる側面があります。

ストレスによる頭痛は痛む場所が一定ではないのが特徴で、
目や顔が赤くなる、のぼせる、めまいなど、五臓の肝に関連した症状を伴います。
またこのタイプの頭痛は、経血やホルモンバランスの乱れから
心身のバランスを崩しやすい女性にも現れやすく
ときに生理不順や更年期障害によるイライラ、不安などの
不定愁訴に付随する症状とされています。

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俗に言う「汗っかき」な状態のことを多汗症といいますが、
頻発に汗をかく症状が現れる場合もあれば、
一度に大量の汗をかく事が問題になる場合もあり、
(中には両方が混ざったような症状に悩む方もいます)症状は人によって異なります。
また多汗症は、神経的な発汗を別にすると、全身に及ぶものが多く、
肌に活力がなく、締まりが悪くて、汗がだらだらと出る症状や、
水太りの方、肌がむくみやすい方(水滞)に現れる症状などがあります。

漢方では肌膚は血気の精といわれ、全身性の多汗症は
この血気が不足した状態(虚した状態)において生じるものとされています。
このうち、肌に締まりがなく、頻発に少量の汗をかく症状は
本来カラダに保持すべき水分を、汗として体外へ発散してしまう症状。
この症状は、特に体表の血気が不足することによって生じると考えます。
またこのような方は、カラダのバリアである体表に活力がない為に、
季節の変化に影響されやすく、カゼを引きやすいのが特徴です。

一方で水太りによって肌がむくみやすく、大量の汗をかく症状は、
カラダが水分過多な状態(痰飲)によるもの。
水分を取りすぎたり、摂取したものがうまく体外へと排泄されない
ことによって生じる
と考えます。
またこのような方は、
水滞によって足腰が重だるく、腫れを伴う関節炎を生ずる場合もあり、
湿度の高まる季節に症状がひどくなるという特徴をもちます。

多汗症とは、普通は汗をかかないような状態でも、
汗をかきやすい体質のことをいいます。
発汗は本来、カラダにとって重要な体温調節機能です。
汗が蒸発するときに熱を奪う作用を活かして、体温を一定に保つわけですが、
多汗症では、過度に汗をかくことでカラダが冷え、カゼを引きやすくなったり、
部位によって、あせもや水虫を誘因する場合もあります。
多汗症の有病率は日本人は欧米人の約2倍、
症状の激しい方は約80万人ともいわれます。
またこの多汗症は20代をピークに、
10~50代と社会的活動が活発な年代に多く見られます。

カラダが汗をかくのは、神経(ココロ)が緊張することに関係しています。
人前で緊張すると手のひらにじわっと汗をかく、
怪談を聞いたときに冷や汗をかいてしまった、
多くの方がそのような経験をお持ちでしょう。
汗は神経が異常に高ぶると点滅するサイン。
漢方ではこれをして「汗は心の液」と称しますが、この点から
汗を不必要にかいてしまう方は、心労がたえない方、神経が緩まない方
いわゆる「心虚」に生じると見立てます。
ちなみに、ちょっとしたことで驚いてしまう方、過剰に反応してしまう方を
俗に「肝【キモ】が小さい」といいますが、これも漢方の考えに由縁しています。

前述で、多汗症は20代に多いと申しましたが、この事は社会人として一人立ちしたが、
なかなか心労がたえない、ストレスに悩まされる若者が多いという
背景を表現するともいえます。

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肌膚【きふ】は血気の精と言われ、心身の状態をはじめ、食事や便通、運動や睡眠、
アルコールなどの生活習慣を色濃く反映します。
ストレスについても同様で、長期にわたりストレスに悩む方は、
皮膚にさまざまな症状が現れやすくなります。

漢方では肌は呼吸を司る肺と関係深いとされ、
ストレスによって声を荒げるような方、イライラしやすい方は
皮膚に熱が溜まりやすく、便秘なども合わさって
ニキビなどの化膿性疾患が生じやすくなります。
ちなみにカラダに必要のない(排泄するべき)熱を溜め込んだ症状として
漢方では、これを毒熱と呼びます。
ニキビは思春期にも現れやすい症状ですが、
思春期ではホルモンバランスの変化が一つの引き金になるのに対して、
ストレス症では自律神経がホルモン分泌に影響することでニキビになりやすくなります。

一方で声も小さく、呼吸が浅いような方は、
肌が十分に滋養されず、敏感肌となることが多いです。
ココロとカラダの活力が落ちている方は、肌の抵抗力や防衛力も低下しやすく
ハリがない、乾燥気味、シミができやすいいなどの症状を訴えます。
またストレスに打たれ弱い方は、気血の不足から
健全な肌を保つための新陳代謝も滞りやすく
傷の回復が遅い、血色が悪い、肌が冷たいなどの症状も現れやすくなります。

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下痢と便秘は対照的なイメージが強く、漢方においてもその考え方は当てはまります。
即ち、陽証の便秘に対して、陰証の下痢
便秘に陥る方もいれば下痢に悩む方もいるのは、
ストレスに対するカラダの反応が異なる結果といえます。

ストレスに悩み元気がない人は、ココロとカラダが陰に傾きやすいもの。
いわゆる「ブルー」な状態です。
女性は月経でカラダを潤す血液(陰分)が不足しがちですが、
カラダを内から温める血が不足することで、冷えが生じやすくなります。
下痢は冷えとの結びつきが強く
このような下痢は陽気の不足による下痢ともいえます。

また、ストレスに悩み抵抗力が落ちた方は、排泄する代謝が活発になりがち
胃腸の動きが活発になって食物の通過が早く過ぎて、
本来吸収されるはずの水分が残ったまま排泄されます。
同時にそのような方は、胃酸の分泌が盛んになるのに対して
胃を保護する粘液の分泌が弱まることで、胃炎等も発症しやすい状態にあります。
漢方では、気はカラダを保護するものと考えるために、
このような下痢は気虚(脾虚)の下痢ともいえます。

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