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精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。

年内は12月30日まで営業しておりますが、
30日は午後からの営業となります。
31日(木)から翌年1月3日(日)までお休みを頂き、
年明けは1月4日(月)より営業致します。

精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。

身体が温まりやすいか、それとも温まりにくいかは、
身体が素直かどうかという事に置き換えて考えることができます。
温めれば、すんなりと温まる。すなわち素直というわけです。
温めても、すんなりと温まらない。
すなわち素直ではなく、これが冷えに当たるわけです。

そしてこの「素直さ」は、健康に必要な要素の一つです。
人の身体には様々な機能があります。
身体に何らかの異常がない上で、
それらの機能が発揮されるかどうかは、この素直さにかかっています。

例えばかぜを引けば、身体はこれを追い出そう、速やかに治めようとします。
長引かせようとは決してしません。それが素直な反応です。
逆にいえば、かぜが長引いてしまうのは、身体に必要な素直さが失われているから。

なかなか治らないとか、治りが遅いと思い悩む場合、多くは薬に目を向けます。
もっとも、薬の効きの良悪は薬だけでは決まりません。
実際は、みなさんの身体が素直かどうかでも決まってくるものです。

精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。

虚弱体質や肉体疲労時の栄養補給等に用いられる薬用人参
実は冷えにも適しています。
「冷えと疲れに」がスローガンの養○酒にも配合されている生薬です。
ただ、薬用人参自身には温める働きはありません。
薬用人参は温めるのではなくて、
温まりやすくする、或いはそれに類する働きを高める。

繰り返しになりますが、冷え(特に冷え症)への対処法は温める事ではありません。
たしかにきっかけとして、温めることはあります。
ただそれだけに注力すれば、後に続くのは「どれだけ」温めるかという「度合」です。
単純にいえば「二倍冷えれば、二倍温めよ」となります。
ただ現実には、今日は凄く冷えたと思いつつ、
ぐつぐつと沸騰した湯を飲み、60℃の風呂に浸かれるはずもありません。
そんな事を繰り返せば火傷するはずです。
温める「程度」を極めれば、そこには火邪が待っています。
大切なのは、いかに「効果的」に温めるかという事です。
同じ温め方で、いかに効果的に温まるか。
温まりやすいという事は、即ち温めやすく、冷えにくくなる。

そして、からだが虚弱になるほど、からだ自身の「温まろうとする力」は弱まります
薬用人参は、その弱まった働きを高める。
ですから疲れる、弱るなどして、からだが冷えやすい時、
いわば疲れ冷え、弱り冷えの場合ほど高い効果が得られます。

薬用人参の気剤としての働き、気を補うという働き、
または薬用人参製剤である若甦なども、冷えに関して言えば、
からだが「温まろうとする力」を養うところにあると言えるでしょう。

精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。

人のからだは、疲れたり弱ったりを繰り返せば冷えやすくなります。
自らを温める働きが衰えてしまいます。
その逆に、温まる事で元気になります。
温まるという事は、からだの活動もそれだけ活発という事ですから。
人のからだは、温かくなれば
自然治癒力やそれに類する働きが向上するようにできている
わけです。
休憩時に温かい飲み物を口にしてほっとする、心が軽くなる事も
この一端ではないでしょうか?
弱り疲れた時に頼る栄養ドリンクこそ、温めて服用する方が、実は理に適っています。
実際、最近では温服用のものも数多く出回っています。

ただ本来は、外から温める事より、内から温まる事に重きを置いた方が良い。
何かに頼って温まるのでなくて、自給自足で温まる。即ち「温煦」。
自分を温める熱を自ら作り出す。人のからだには、そういう働きが備わっています。
そして、そのような働きが旺盛になる事を通じて、
からだが温まりやすくなり、同時に疲れや冷えに強くなる訳です。
対して、外から温める行いは、寒さが盛んな時期に限った、あくまで補足的なもの。
尤も、寒さは外からもたらされるものであり、温もりは内からもたらされるべきものです。

疲れ弱ったときこそ、からだを温める、温かいものを口にする事に加えて、
体が温まりやすくする、そういう働きを高める事が重要になります。
滋養強壮の薬用人参の働きは、まさしくそういう部分にあります。

精を出す事と精をつける事。日々の健康は之の繰り返し。

温める事と温まる事は、似ている様で、実は違います。
禅問答のようですが・・・。

温かい飲み物や暖房は、その温かさによって対象を温めます。
すなわち熱に富み、その熱で温めるわけです。
ただ、熱で温めるという事は、ときとして水分損失にもつながります。
暖房をつけたままだと、次第に空気が乾燥していくように。
冬場におこる低温やけどなどもある意味、熱によって温める事の弊害かもしれません。

そして温めたからといって、果たして温まるか?
もちろん現実には、全く温まらないという事はありえません。
ただ、温めるというのは、温まる為の一つの手段でしかありません。
そしてまた、温める方法が温かいものに触れるしかないかといえば、
決してそんな事はありません。
現実には全く真逆の寒さに身を晒す行為も、実は有効だったりするわけです。

温める事と温まる事の違いは、寒さと冷えの関係にとてもよく似ています。
温めて解消するなら、それは寒さです。冷えではありません。
温めても解消しないなら、それは寒さではなく、冷えです。

温活の本質は、温まりやすいからだ作りにあります。
ですから、温めるという事とは基本的に無縁です。
例えばの話、寒い季節になりましたから、
温める為の熱量を増やして行きましょうという事ではありません。
そうではなくて、寒い季節になりましたから、
少ない熱量でも温まるように、温まりやすいように、
そのようなからだを養っていきましょうという事です。

では、どのようにして温まりやすさを養っていくか。
簡単に言えば、「温まる」という事に自ら精を出すよう、仕向ければ良い訳です。


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