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あけましておめでとうございます。
新年は本日5日(月)より営業しております。

年末年始。世の女性陣を悩ます「正月太り」の陰が・・・。

「太る」というのは文字通り、体型が太くなることですが、
一般には体重の増加を伴います。
即ち重みを新たに抱えること。 
前回に話した寒さや冷えを下に向かう重みとするなら、
太りは横に向かう重みでしょうね。
まさに「太くなる」わけですから・・・。

そして、重みは軽いうちは簡単に掃うことができますが、
度を越えると困難になっていきます。
荷物が100個あるとき、
こまめに数個ずつ放り投げていけば労力は少なくて済みますが、
全て抱えてから放り投げる場合には、爆発にも似た労力が必要になります。
ですから
太った状態を解消するよりも、太らないように調節する方がそもそもは「楽」
というわけです。

ですが「後悔先に立たず」のように、
「太ってしまった。どうしようか・・・。」と話が始まるのも事実です。
正月太りの多くは、多食・飽眠(食っちゃ寝・食っちゃ寝)が始まりでしょうから、
その逆の少食・快活に終点をもとめるのが道理でしょう。
いずれも本人の養生によるところが大きいでしょうが、
それをサポートしてくれる漢方薬はやはりありますよ。
養生の効果を引き上げてくれるという所で、ぜひご活用いただきたいですね。

もっとも、普段から摂生している方は、羽目をはずして正月に少々太ろうとも、
元の生活に立ち返るだけで(さらに漢方薬などで後押ししてあげると)元に戻る。
これを受けて「のむだけで痩せられるんだ。」と
安易に納得してしまう方もおられるでしょうが、おそらく違いますよ・・・。
その方はきっと普段の行いが良いからに違いないですよ。

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漢方では寒さや冷えには「重み(=ウエイト)」のようなイメージがあります。
実際にも冬場に寒さや冷えを感じると、筋肉が硬直したり、悴んだり、むくんだりと
心身ともに重だるさを感じることが増えるはず。

そして、簡単にいえば
この重みが比較的軽いのが寒さで、重いのが冷え
軽い重みは比較的簡単にはらうことができますが、
重い重みはなかなか難しい。重みの大きさによっては抱えることも難しくなっていく。
ですから重みを軽くしてやったり、
重みに押し潰されにくいからだを作っていく必要が出てきます。

これが即ち、温まりやすく、冷めにくいからだを養うということ。

ちょっと脱線した話になりますが、運動力学の教えでは、
ある物体を制止した状態から急に動かすよりも、
一連の動作の中で継続的に動かす方が、
エネルギー消費は少なくて済む(つまり効率が良い)とされています。
(この教えに基づけば、始点と終点が重なる円運動がもっとも効率が良いといえます。)
身近な所では、「投球」。
理想的な投球フォームで投げ出される球は、
そうではないものと比べるべくもありません。
また身近な所では「走り幅跳び」。
走って跳ぶのとその場で跳ぶのも、やはり比べるべくもない。

投げる前に腕を振る、跳ぶ前に走るといった行動が、
「投げる」とか「跳ぶ」という効果を何倍にも引き上げる。
健康についても同様だと思います。
寒いから、冷えるから温める。
疲れたから休む。
患ったから治療する。
それぞれの行為を効果的に引き上げるのは、
平素の健康状態であり、すなわち
「いざというときにそなえて巡っているか」。

ですから個人的には準備ではなくて、「巡備」といいたい。

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外から温めることで解消されて、快方へ向かうのが寒さの特徴ですが・・・、
これに対して、外から温めることで改善されるけれども、
解消されないというのが冷えの特徴です。
改善されるが、解消されない」とは、
温めるのを止めると、冷えがまたぶり返してくるという意味を含んでいます。
(寒さも温めるのを止めたらぶり返してくるだろ・・・と思うかもしれませんが、
それは温気と交替で、寒気が再び降りかかってくるからです。)

ここに、寒さと冷えの大きな違いがあります。
即ち、寒さの養生・治療には「温める」ということが基本にありますが、
冷えの養生・治療には「温める」ということに加えて
巡らせる」というのが基本になります。

この巡らせる(からだの巡りを良くする)ということは
冷えや寒さについて申せば、
温まりやすく、冷めにくいからだを準備しておくということ。
つまりは、準備運動でもあり、何らかの働きを高めることでもあり、
それ自体が主体的であると同時に補助的な働きでもあります。

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寒さは温めると、基本的に解消されるものです。
漢方では寒さ(を感じる)とは、寒気(が降りかかった状態)。
寒気は、からだの外(表面)から内側にじわじわと浸透していく性質があります。
寒さに身をさらして、ぞくぞくっとするのは、
まさにからだの表面に寒気がある状態といえます。
そして、外側から内側に浸透してくるものに対しては、
逆に内側から外側へと発散してやれば良い
ですから寒気に対しては、温気(熱気)で対処して発散するのが有効です。

冬かぜに用いられる桂枝湯や葛根湯も、この考えに基づいています。
もっとも、お薬ですから大抵の寒気に対しては、効きが良すぎる。
即ち大器小用となり、寒さの発散に加えて発汗も伴いますから、
汗をかいてかえってからだを冷やさぬよう、注意が必要です。

また一方で、寒気はからだの一部分だけに降りかかるということは考えにくいです。
冬空に身を置くと、全身で寒気を受け止めてしまう。
それは寒さというものがそもそも、自然界からもたらされるものだからです。
冷たい飲みものを口にして、「あぁ、寒くておいしい」とは言わないでしょ。
(消化官(のど越しの部分)だけを冷やすから、「冷たくておいしい」となる。)
そして人間のからだには、「寒気を感覚しやすい部分」というのが存在します。
首筋から背中にかけての部位はその代表ですね。

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今日、明日とかなり強い寒波が押し寄せるらしいですね。
吹きすさぶ風が頬を直撃すると、日が出ていますが正直いって痛寒いです。
これだけ寒さが際立ってくると、冷えを抱える方も困窮してくるはず。
ですが「寒さ」と「冷え」はそもそも別物です。

唐突ですが「寒さ」と「冷え」を混同していませんか。
「寒いと感じるから同じではありませんか?」と思う方も多いでしょう。
「寒い」から「冷える」こともあり、
「冷え」ているから「寒さ」を感じやすくなる。
確かにその通り。でも別物なんですよ。
この事を忘れ、寒さにも冷えにも同じように対処してしまい、
なかなか改善されないと、思い悩む。
実際はこのような方々が増えていると思います。

防寒とはいいますが、防冷とはいいませんでしょ。
冷え性とはいいますが、寒さ性とはいいませんでしょ。

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