一年の計が元旦にあり、一日の計が朝の寝起きにあるなら、
計と対をなす績(実績、結果のこと)は、夜の就寝にあります。

一日の績は就寝にあり
一日の終わりにどういう夜を迎えるか、どういう就寝を迎えられるか。
それは朝に起きた段階ではわかりません。
一日をどう過ごすかによって、夜の迎え方は変わります。
快適な就寝が得られたなら、その一日は心身に良い形で過ごせた(終えた)ということ。
漢方では昼(日中)と夜(夜中)は対をなして、お互いに影響し合うと考えられています。
日中のしわ寄せはその日の夜中に現れ、夜中のしわ寄せは翌日の昼中に現れる。
日常生活でも、ストレスを抱え、疲労が蓄積するのは主として昼の生活で、
それを持ち込んでしまうのが夜の生活。
ですから睡眠の不調は、夜の不調というよりむしろ、
一日を過ごした後の不調といった方が適しています。
そのような点から、夜を充実させる-睡眠の質を高めるには
当の夜の過ごし方だけでなく、昼の過ごし方を見直すことが大切です。
睡眠に関するご相談をお聞きしていると、ときどき
昼寝をすると、夜に眠れなくなるでしょ・・・といわれます。
そのとき、少しの時間に仮眠することで、
その後の活動に弾みがつくなら、仮眠はぜひとって下さいと話します。
仮眠をとる事で、日中の過ごし方が充実するなら、仮眠welcomeです。