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立春は春の陽気が立ち上げる日とされ
今の時期は、陰から陽への変化(陰消陽長)の最中にある。
この時期に吹く風も、そうした変化を含んでいます。
即ち、陰を陽に転じる風。陰から陽への変化を伴う風。

そんな風を受けて
日陰にあったものは、日向に出てくる。
風下(陰)にあったものは、風上(陽)にやってくる。
そうして、自然も人も風に誘われる。

春はそういう時期だと思います。


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風は変化・安定の2つを兼ねる存在。
その風を実際に受けて、乱れるか安定するかは
受ける側の立場にもよる。

激しい風は大きな変化を伴いやすいが
そうして悪さをする風は限られる。
それ以外の風は、人の姿や性質を映し出す。
風を受けてどう転ぶか。
半分は風が決めるが、残り半分は人の振る舞いが決める。
そういう点では、風上に置けない人に成るべからず。

風と人の関わり方には2つの顔がある。
一つは風に伴った変化が、人の安定を損なう面。
もう一つは風に伴った安定が、人の乱れを整える面。
言いかえると、花粉症を風のせいにするか(乱されたと受け取るか)
かぜのおかげ(自分の乱れが浮き彫りになった)とするか。
そう考えると、花粉症も捨てたもんじゃない・・・かも。


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万物の変化を司り、象徴するのが風。
けれど万物を安定させるのも、また風。
激しい風は大きな変化を伴い安定を乱すが
穏やかな風は小さな変化を伴いながら、安定を促す。
変化と安定は陰陽の関係にあり、風はその両方を含んでいる。

経験が人を強くするということがありますが、
実際に人を強くするのは、経験を通じて起きる変化。
経験に基づいて変わっていくことが、その人の強さや安定になる訳です。

失敗を買う。失敗を知ることの大切さ。
失敗することでしか得られない経験がある。
その点では、病気を通じて得られる健康も存在すると思いませんか?


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万物の変化を司り、象徴するのが風。

船は止まっている時よりも
風を受けて前に進んでいる時が安定する。
人も同じで、風を帯びた方が安定する。

古代中国では、風は運気をもたらす存在とされました。
運気を伴う風は人の運勢にも影響を及ぼす。
けれど運勢は激動するよりも、安定するのが本来のあるべき姿。
だから風を受けて安定する船のように
人の運勢や健康も、風を受けて安定していける。
そういう風は大切だけど、実は常に身の回りに存在している。

大きな変化は人を変える大きな力を、当然のように持つ。
けれど小さな変化で人が変わらないかと言えば、そうではありません。


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万物の変化を司り、象徴するのが風。

変化は文字通り、変わること=転じることを意味する。
けれど自然界における変化は、常に廻ることも含んでいる。
たしかに季節は廻り、日本は四季を一周する。
そして四季折々の風が吹く。

漢方では陰陽を取り扱うが、
陰は陽に変わる存在を、陽は陰に変わる存在を指す。
自然界における変化は陰陽の移ろいを意味する。

陰から陽に、陽から陰に変わるときにも風が吹く。
そうして陰の存在は転陽(の風)を内包している。
春は夏への移り変わりを含み、質量は引力を含み、
女性の心の奥深くには、男性的な独立心が秘められている。
そういった風が行使されて、陰は陽へと変わっていく。




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