• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

故事に「若い時の苦労は買ってでもせよ」とありますが、
過ぎた疲れや過度なストレスは老化を加速させるものとして知られています。

そもそも老化は身近な問題で、明らかな現象ながら、
その原因は不明な点も多く、現在でもはっきりとはわかっていません。
老化には肌の衰えや体力の衰え、勢力減退などいくつかありますが、
それぞれの作用や経路は異なるためと考えられます。

そんな老化ですが、今日では酸化もその現象のひとつとて取り上げられます。
酸化はしばしば鉄が錆びるような現象でイメージされますが、
カラダも活性酸素に代表される過酸化物質によって錆びていきます。
動脈硬化などはその典型例といえます。

そして今日の研究によって、
ストレスによる神経の緊張が続くことによって、
体内で活性酸素が発生しやすくなることが報告されました。
ちなみに、それを介するのは顆粒球と呼ばれる白血球の一種。

顆粒球は人の免疫システムを構成する物質で、
カラダが活動している(神経が緊張やすい)時間帯に働く細胞です。
顆粒球は活動時に活性酸素を発生させるのが特徴ですが、
ストレスや過労などで、神経が過度の緊張が続く環境では、
より多くの活性酸素を生み出します。
またそのような状況下では、
体内の顆粒球の割合が徐々に増えていくことも知られています。

「疲れが溜まると口内炎ができやすくなる」とか
「イライラが続くと肌が荒れがち」とよく耳にしますが、
このような症状もストレスによる一連の生理反応によるものです。
ストレスがカラダにもたらす影響というのは実にさまざまです。

img_logo




心とカラダをつなぐ自律神経の働き。
漢方では「肝の疎泄」に結びつけて考えられますが、
ストレスを受けたカラダはその作用がうまく働かずに気の巡りが滞ったり、
神経の緊張によって血管が収縮、血流が滞るなどして
平常時に比べて冷える傾向にあるとされています。

漢方において、この冷えは四肢末端から生じると考えられ、
この状態を「四逆」と呼びます。
ストレスによる気の塞ぎに四逆散という漢方薬がしばしば処方されますが、
これはこの「四逆」というカラダの状態に由来しています。

ストレスを受け続けると、四肢からカラダの中心に冷えが及んでいきます。
また、元来ストレスに打たれ弱い方(抵抗力に乏しい方)の多くは、
カラダに何らかの冷えを抱えていることが多いです。

ですから、ストレス解消にはまずカラダを温めることから始めましょう
入浴然り。リラックスティー然り。

カラダは寒さに対して固める・縮こまるという反応を示します。
そうなると神経もどうしても緊張しやすくなります。
一方でカラダは温かさに対しては緩める、広げるという反応を示します。
そのような場合、カラダは神経を緩めますし、
カラダとつながる心もリラックスしやすくなるわけです。


img_logo


ストレス・気うつに関するトピックスは
こちらでも紹介しています。
リンク

大建中湯は、腸管の運動を促進したり腸管の血流を増やすことで腹痛やお腹の張りを改善する漢方薬で、近年では外科手術の後の腸管麻痺や癒着によって起こる腸閉塞の予防や治療にも用いられています。

糖尿病治療薬であるα?グルコシダーゼ阻害薬(ボグリボースなど)は食後の急激な高血糖を防ぐ薬です。食物に含まれる炭水化物はアミラーゼという酵素によって糖が二つ結合した二糖類へと分解されますが、この二糖類の状態では腸から吸収できないため、α?グルコシダーゼという酵素によって一つ単位の糖であるブドウ糖にまで分解されて吸収されます。α-グルコシダーゼ阻害薬は二糖類からブドウ糖への分解を阻害することで食後の急激な血糖値の上昇を防ぎ、合併症の進行を抑えます。副作用としては、お腹のはりや腹痛があります。これは、α-グルコシダーゼの阻害によって腸での糖の吸収が遅れて糖が発酵しガスが溜まるためです。

大建中湯にはコウイという二糖類の麦芽糖の飴が含まれているため、大建中湯とα?グルコシダーゼ阻害薬を併用すると、麦芽糖の分解が遅れ、かえってお腹が張ったり便秘が強くなる場合があります。そのような場合には主治医に相談することをおすすめします。

お薬手帳を見せてもらえれば、相互作用による副作用のチェックもできます。漢方薬局にも、お薬手帳をお忘れなく。

気候も暖かくなり、過ごしやすくなってきました。
春といえば解毒の時期でダイエットもしやすくなる時ですが、同時に食欲も
わいてきます。また、入学、引越しなどで目まぐるしい環境の変化にストレス
がかかることもあるでしょう。

そんな時についつい食べ過ぎて、口内炎や歯肉炎ができることがあります。
口内炎や歯肉炎は、『炎』と字に書くように火の熱球です。
油っこいもの、甘いものの食べすぎは脾胃に熱を持ち、口の中に炎症が
現れます。
こうなってくると、口の中が染みたり痛かったり、とても不快ですよね。
この場合、漢方では、胃熱を取り去ることが重要になります。
処方としては黄連解毒湯や甘露飲を使って胃熱を取ってゆきます。

また、お年寄りが、口内炎や歯肉炎で悩まされることも多く見受けられます。
この場合は腎機能が弱っているのと同時に陰(体液)の不足からくるものと考えます。
特に胃熱がなく、腎虚や陰虚からくるものなら補腎、補陰をしてゆかなければなりません。
処方としては六味丸などを使っていきます。

最後に、慢性的に口内炎や歯肉炎で悩まされている方は気血両虚により
免疫が低下したり、疲れがなかなかとれない方が多いです。
この場合、気血をしっかり補ってゆくことが大切になります。
処方としては、補中益気湯や十全大補湯を使っていきます。

Scan0173


春に冷えを感じる方は多いのではないでしょうか?

寒い冬から解放されて、徐々に草木が育ち始め
薄着でお花見にお出かけされる方をよく見かけます。
しかし、春は寒暖の差が激しく、お花見が終わる夕方
には、とても冷え込んでいることがあります。
こんな時に薄着で外をウロウロしていたら、気血が滞り
免疫力が落ち風邪をひいてしまいます。

また、春は暖かい空気が上に上がるため、上半身は
温かいように感じますが下半身は冷えます。
ですので、下半身は急に薄着にするのではなく、
上半身から薄着にし、最後に下半身という具合に
衣替えしてゆくのが良いかと思います。

春は解毒の時期と言われますが、陽気は外に
向かって発散する特徴がありますので、不要なものを
捨てると同時に陽気まで外に出さないようにデトックスも
ほどほどにすると良いでしょう。


Copyright© 漢方 柿ノ木薬局 All Rights Reserved.