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 日本人の寿命が延びるに伴い、いわゆる成人病は年々増加傾向にあり、その中でも特に脳卒中の原因となる高血圧症が非常に多く認められるようになりました。日本人の高血圧症のほとんどは本態性高血圧と呼ばれるものであり、その原因は今なおよくわかっていないのが現状です。一方で血圧が高くなる現象には食塩の摂取が大きく関与しています。
 古来から日本人の主食であった米飯には、薄辛いおかず(副食)がよく合いますから、ついつい過剰に食塩を摂取してしまう習慣があります。また最近の飽食傾向も追風となり、日本人は欧米人に比べ食生活面で高血圧症が発生しやすい状況にあると言えます。
 血圧の高い方は肩や首、うなじなどが特に凝りやすく、それと供に頭痛、めまい、耳鳴り、のぼせなどの症状を訴える場合が多いです。東洋医学ではこれらの症状は五臓の肝の機能異常や水毒の停滞、代謝異常(湿証)が起因していると考えられます。実際には、頭痛や肩こりに伴う高血圧症には釣藤散や葛根湯など、肥満体で高脂血症を伴う方には防風通聖散、大柴胡湯など、また特にのぼせが強い方は黄連解毒湯などという具合に、症状や体の状態に合わせて漢方を使い分けます。

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  『ストレスが溜まってイライラする』『何となく体がだるい』などと感じてしまう人は多いでしょう。そんな時は筋弛緩法を行うのがお勧めです。静と動の入力切換を行うことにより、自律神経を整えてストレスや体の疲れの解消に役立つほかに心も落ちついてリラックスできます。筋弛緩法の詳細は下記の通りです。

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 西洋医学と東洋医学の違いとは。西洋医学は、臓器などに異常が出たときに様々な検査をして病名を下し治療方針を立てるのが一般的です。そして、検査値に異常がなければ病気とはみなされずいわゆる不定愁訴として扱われます。それに対して、東洋医学の場合は病名は特に必要でなく独特の尺度によって治療方針が立てられます。その人の体質や生活習慣から来る体内バランスの乱れが病気を引き起こすと考え、そこを是正することにポイントを置いているのです。
 したがって、漢方薬の場合は病名が同じであっても人それぞれ違う薬であっても不思議ではありません。いわば、オーダーメードの服のようなものと考えると分かりやすいと思います。

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 今日の一言(10月2日)で少し触れましたが、秋は自然界では金の気が満ち、これを用いて人体では肺の力(肺気)が養われる季節です。肺気は肺の機能(呼吸と宣発と粛降)を発揮する為に必要不可欠なものです。
 肺は以下の機能を発揮すると考えられています。

 呼吸 : 大気の清気を取り込み、体内の濁気を排出する
 宣発 : 肌への気の拡散、汗などの水の排泄代謝を行う
 粛降 : 気や水を上から下へ降ろしたり、それによって排泄をコントロールする

 これらの作用から見れば、肺が持つ機能には鼻や咽などの呼吸器官、皮膚や体毛、大腸が深く関わっています。さしずめ司令塔と実行部隊というところでしょうか。
 一方で、肺は火の気によって抑制されますから、(火は金を克す)、火の温めるという性質も合わさって水の不足や停滞が生じ、粛降(排泄)作用が抑制されます。これにより大腸の通暢(つかえることなくすらすら通ること)が不調となり、便秘がおこりやすくなります。
 大腸は人体の内側に位置し、便秘は特に大腸の内側でおこります。一方で肌は人体の外側に存在し、肌荒れは肌の表面部分でおこります。まさに「肌荒れの裏に便秘の気配あり」と言ったところでしょうが、大腸の不調と肌の不調は、「肺気の不調」という硬貨の表と裏でつながっていると言えますね。

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よく「老化は脚からくる」と言われますが、貴方の脚力は大丈夫でしょうか?
 生きることは「食べる」と「眠る」、そして「歩く」です。歩くという運動は有酸素運動の一種で、酸素消費とともにしばしば体内の脂肪が燃焼されます。同時に基礎代謝の上昇にも効果があります。一般に成人男性では1日あたり9000歩歩くことにより、継続的に基礎代謝を向上させる効果を得るとされています。実際には、基礎代謝の向上の裏側で細胞内小器官のミトコンドリアの数が増えています。ですから、歩くということはミトコンドリアの数を増やすという事につながるわけです。ミトコンドリアが増加すると糖や脂質の代謝がますますアップしますから、より疲れにくくなるとともに、糖尿病や内臓脂肪の予防にも一定の効果があると考えられます。
 またいくつになっても自分の足でしっかりと歩くという事は、脳の健康の為にも大切です。歩くと脳の血流量が増えるとともに、大脳の運動野や筋肉の動きを調整する小脳などが活発に働きます。また、歩くと視覚や聴覚なども刺激されるので、それらに関係する後頭葉や側頭葉などの働きも活発になります。また脳の活性が向上することにより、各種ホルモンの分泌が正常化されるという効果も得られます。


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