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 若甦は元気を養う(補気薬)です。元気は目に見えないものですが、元気がある人は充実度とやる気、声の大きさ、顔色などから元気を発しています。この発する量がいわば元気力です。『元気がある』とは『元気を発している=元気力がある』という事ですね。そして元気がない人はまず、元気を取り入れることから始めなければなりません。もちろん若甦もその一つの方法です。取り入れた元気は少しずつ蓄えられて、いずれは溢れ出します。元気が溢れ出すのは元気を発するということです。抽象的な内容ですが、要するに若甦は体に元気を養うものです。『養う』と『補う』のは同じではありません。点と線です。補うのは一時的な行為ですが、養うのは継続的な行為です。だから飲み続ければ元気が育ちます。もちろん元気を補う効果もありますよ。
 レバコールは体に『精』をつけます。東洋医学にも精の概念(いわゆる精力ですね)がありますが、ここでは簡単に『体力』としておきます。病気で弱っているときには『精』をつけるものを食べなさいと言われます。(その『精』です。)体力は持久力や抵抗力に置き換えるとわかりやすいですね。つかれこれも元気と同様体に蓄えることができます。

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 最近の暑さは特に厳しいですね。夏真っ盛りという感じです。『夏ばてかなぁ・・・』と相談に来られる方もおられます。特に体が熱い、体に熱がこもっている、体がだるい、日中屋外に出ることが多いという症状を訴える方には牛黄製剤をオススメしています。
 牛黄は以前の今日の一言(7月9日)にも書きましたように、体に溜まった熱を清めるのに適した生薬です。また強心作用もあり、夏の体液循環で疲れがちな心臓の機能も補助してくれます。水戸のご老公の印籠にも入れられていたという牛黄。現代人も熱中症のお守りとして、そっと懐に忍ばせておきましょう。
 また熱中症対策として、より効果的な水分補給を行うには生脈酸もオススメです。生脈散には、心臓がばてた為に弱ってしまった脈を回復する作用(人参)、補給した水分をうまく行き渡らせる作用(麦門湯)そして過度な発汗を控える作用(五味子)があります。特に予防としてスポーツドリンクに溶かして一緒に飲むと効果的ですよ。

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 古来のお医者様は、問診や触診、舌診などに加えて、体から排出される汗・尿・便といった排泄物の様子を診る事も大切にしてきました。たしかに、食べたものが正常に排出されているか、体の代謝は正常に働いているのかを確認するには、そこを通って出てきた排泄物を見て判断するのが一番わかりやすいです。便について考えると(ちょっと汚い話ですが、まぁ自分の体から出てきたものですから・・・)、良い便と悪い便があります。良い便の特徴は、臭いがひどいわけでなく、色がこげ茶色で、決して太くなく、ほっそりとしているものです。この便が毎日出ていると、胃腸も正常に働いている=胃腸力が備わっていると判断できます。要するに胃腸力は、『良い便が出ているか』です。胃腸力を鍛える事は良い便を出すように心掛けることと同じです。
 では良い便を出すにはどうすればよいか。ポイントは『○○しすぎない』です。食べ過ぎない。間食しすぎない。冷やしすぎない、飲みすぎない、などなど・・・。『○○しない』ではなくて、『○○しすぎない』。しすぎないように努めると胃腸力は自然と備わってきます。(これぞまさに養生です。一日二日で何とかすることは本当の養生とは呼ばないというのが自論です。)すると一度や二度、胃腸に負担になるような事をしても、持ち前の胃腸力で克服できます。ですが『しすぎる』と胃腸もばてたり、弱ってきます。この状態だと十分な胃腸力は得らません。

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 先週の夕方に放映された情報番組(すいません、番組名はわかりません・・・)で、自律神経に関する特集がありました。大阪の産学協同プロジェクトの一環で、専用の計測機器を使って(機器に両手の人差し指を入れるだけの小型・簡便なものです)、脈拍の強さや頻度などから、自律神経の活動度とバランスを測定、そして『自律神経に関する諸々のデータから疲れを数値化する』というのが最大の特徴でした。疲れは年齢の形で数値化され、例えば20歳の方が測定して、自律神経の働きが実年齢よりも高く(例えば30歳)表示されると、『あぁ、実は疲れているんだ』と、当人は認識しやすくなります。
 疲れには自分自身が感じている疲れと、そうではないのに実は体に溜まっている疲れがあります。番組で特集された機器は、この後者の疲れを目に見える形にします。感覚的なものではなくて、数値的なものできっちりと提示されることで、これから先の対策も具体的にどうしていけばよいのかを考えやすくなります。
 自律神経はいわば体全体のアクセルとブレーキ。この二つがきっちりと利いていることで体のメリハリ、生活のメリハリがつきます。逆にこの二つのどちらか(あるいは両方の)利きが悪いと、メリハリがない、あるいは度が過ぎた状態になります。そういう状態では朝起きても眠い、集中力が続かない、意欲がわかない、夜眠れないといった症状が出やすくなります。このように体の舵取りを行う自律神経は個人の意志とは無関係に働くところがネックですが、自律神経を整えるには活動と休息が半々で、規則正しい生活を送る事が望ましいと言われています。
 若甦は自律神経の活動が弱くなっている、あるいは乱れている方に、ぜひお試しいただきたい医薬品です。人間の体内の胃の裏側には自律神経が集中して網の目状になったものがあります。この部位のことを太陽神経そうといいますが、胃を温めるものを飲むとこの部位も同じく温めることができ、温められた自律神経は本来の働きを取り戻したり、さらに活発になったりするわけです。
 若甦のお湯割を飲まれたお客様はよく『ほっこりする』といわれますが、そのときからだの中では自律神経の活動がぐんと上がっているんですね。

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・・・またです。

・・・また書いた内容が、すっきり、きれいに

・・・消えました。

・・・はぁ。

・・・内容は週明けに更新します。


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