絶え間なく流れる水は心配ないが、
流れの滞った水はすぐに腐ってしまうという意味。
仕事で忙しい生活よりも、何もすることがない生活の方がよっぽど不健康
ということの例えでよく用いられます。
漢方ではさしずめ、流れる気は腐らず。
うまく巡らず滞った気はやがて濁って腐る。
からだを動かすことが気分転換になる。
そんな経験をお持ちの方も多いはず。
からだを動かす、しなやかにしてやることで、
しばしばからだを流れる気がうまく巡るようになる。
そうしてわだかまりが消え、心が穏やかになる。
何もせずじっとしている状態は、それだけ気が滞りやすいということ。
悶々としてくるでしょ。
柔よく剛を制す。柔はしなやかなこと。剛は固いこと。
からだはストレスがかからないときや温まったときにはしなやかですが、
反対にストレスが継続的にかかるときや冷やされたときには固くなる。
固くなれば中を流れるものは制限されてしまい、その流れは滞る。
そうしてやがてはその場所で腐ってしまう。悪さをする。むくむ。
夏の日々を一日中冷房の効いた肌寒い部屋で過ごす、
あるいはデスクワーク、立ち仕事等々。
筋肉がかちんこちんに、こり固まっていませんか?
柔よく剛を制す。柔です。柔軟とか屈伸などで筋肉をとりあえず動かして下さい。
そういえば子供の頃、夏休みこそ活動的に、アクティブにと言われていましたっけ。
国民生活に見られるように、週休2日ぐらいがちょうど良いということでしょうね。

ぜひお気軽にご相談ください。
漢方柿ノ木薬局 宮川