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前回の今日の一言(2月21日)/花粉症:肺を温めるべしぃリンク に引き続き。

連休明けの本日は急に温かくなりましたが、
急な暖気は、肌膚が寒い間にひたすら
溜め込んだストレスを放出するきっかけにもなる訳で…。

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緩やかに解放していくのが最善だけど
時には、それまでの鬱憤・鬱屈を晴らすかのように
一気に放出に転じる場合もある。
息巻く(≒気炎をあげる)ような生体反応を発して、気が強い。
その気炎に、アレルギー性の炎症も便乗してくる始末。

その逆に、反応が緩やかで、
のべたら(だらだらと続く状態)になってしまう場合もある。
ぐずぐず、億劫(≒気が進まない)ような生体反応だけど
その一方で、気が弱いために右往左往してしまう。
そうして、放出・解放に気弱なことが災いし、
肺に「塞がり」が起きることもしばしば。
その先では、浮腫に代表されるような
老廃物が溜まっていく始末。

春は発陳の時期といいますが、
花粉症のことをちょっと考えると、
そこの「力加減」が大切な訳で…。
力みすぎ、勢いつけすぎは良くない。
だけど、気の抜けすぎ、愚図つきすぎもまた良くない。
ちょいちょい世話するぐらいがちょうど良い気が…。


前回の今日の一言(2月19日)/花粉症:春の養生っていう戒めリンク に引き続き。

冬の寒い時期、からだの表面は寒気を受けて発汗しづらくなる。
発汗が抑えられた状態は、肌膚(≒五臓の肺)からすれば、
ある種のストレス状態な訳で…。そのストレスは
喉荒れ、せきといった呼吸器系トラブルに繋がっていく。

かぜに伴う諸症状と共に、寒冷で被ったストレスを解消するのも、
桂枝湯に代表される辛温解表剤の役割だ!
と考えると、そのありがたさに改めて感謝。

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肌膚(≒五臓の肺)が受けるストレスを緩和するには
皮膚や呼吸器の働きを強くすることが大切になる。
発汗を通じ肌や皮膚の血流をよくするのも一つ。
同様にして、呼吸を通じ、肺を温めるのも一つ。
風呂に浸かることも大切です。

今しばらく寒い日々が続きますけど、三連休中も寒い日が続きますけど、
その間は肌膚や呼吸器(≒五臓の肺)に対するストレスは
残念なことに、溜まっていく一方です。

そういうのが果たして、春の訪れと共に、
気温の上昇と共に、自然に解消されていくか?
それも肌膚や呼吸器のおかげ、懸命に機能するおかげ。
自浄作用の一つとも言えるでしょうが
日々の過ごし方でも、後押してあげるとさらに良い。
春のエネルギー(陽気)をうまくつかえば、
肌膚や呼吸器が被ったストレスをいち早く解消できる。

逆に、いつまでも冬のストレスを引きずると
(あるいはそれを強いるような生活をしていると)
肌膚や呼吸器の本領は、いつまで経っても発揮されないままな訳で…。
そこに花粉アレルギーが追い打ちをかけてくる。


前回の今日の一言(2月14日)/花粉症:頭寒足熱と血流の深い関係 リンク
でふれた、春先にどういう生活をおくるか?
それによって日々のコンディションがどう変わってくるか?っていう話。
春を迎えてコンデション(≒頭寒足熱)が妨げられるのは、
その迎え方&過ごし方による部分が大きい訳で…。

耳にしたことありますか?春の養生。
朝は早く起きよう。陽気を意識しよう。
急なことはせず、ゆっくりを心がけよう。
いずれも、頭寒足熱に対する春の訓戒。
からだに培った血流循環のポテンシャルを発揮して
頭寒足熱を整えることを意識しようという戒めな訳で…。

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例えば、急な寒冷に伴っておきる寒暖差。
急激な体感温度の変化は、血流や
自律神経を介して、頭寒足熱を揺るがす。

また例えば、新生活の忙しなさ&プレッシャーなども
頭寒足熱を乱しやすい。春一番に伴う陽気の高まりもまた然り。
そして、バレンタインチョコに代表される、
陽性が強い食品の食べ過ぎもまた、頭寒足熱を妨げる訳で…。

ただし、今日この頃のような、冷たい空気に鼻をさらし、
一時的に水っ洟になる反応自体は、寒暖差のツケを
鼻水(の分泌)でニュートラルに是正しようとする
からだ自身の自浄作用とも言える訳で…。

その反応が一時的では終わらず、絶え間なく続く…
あるいは、水っ洟では終わらず、鼻が詰まる…
それこそが、頭寒足熱の揺らぎ・乱れのサイン!

前回の今日の一言(2月12日)/花粉症:頭寒足熱の心得リンク でふれた頭寒足熱。
春先のリンパ球過剰&うっ血(≒血流の運動不足)。
花粉症の諸症状の誘因になりうるうっ血(特に首から上の)を
回避するには、頭寒足熱を心掛けようという話。

頭寒足熱を支えているのが、全身の血流(血流循環)。
早い話、血流が整っていれば、頭寒足熱が発揮&維持されやすい訳で…。

そういう点では、血流が頭寒足熱を育んでいる。
ちょうど、血流が栄養や水分、
それらを糧に育つ樹木が頭寒足熱に相当するような関係。

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樹木が痩せ細った姿をしているのか?それとも
幹が太く、どっしりとした姿をしているのか?
これまた、樹木を育てる血流しだい。

加えて、やせ細った樹木では、頭寒足熱が不安定。
ちょっとしたことで乱されて頭熱足寒に陥りやすく、
また足熱の不足、頭寒の過剰も起こしやすい訳で…。

対して、幹の太い大木では、頭寒足熱が安定。
ただし、良くも悪くも無理が利くので
度を過ぎれば、頭熱足熱に陥るケースもある訳で…。

ただし!平素からの体質的な血流量は大事だけど
節目節目の、体調の変化による血流(の変調)もまた大切。

例えば、春先にどういう生活をおくるか?
それによって日々のコンディションがどう変わってくるか?
一つ一つの影響は小さいかもしれないけど
積み重なることで、血流に変調をきたし、
それがやがては、頭寒足熱を揺るがせる訳で…。


前回の今日の一言(2月10日)/花粉症:花粉に沼るリンパ球リンク
でふれた、春先のリンパ球過剰&うっ血(≒血流の運動不足)。
これが人間側の花粉症誘因になっていますという話でした。

そこで意識したいのが、皆さんご存じ!の頭寒足熱。
早い話が、うっ血(特に首から上の)を回避するには
頭寒足熱を心掛けて下さいという訳で…。

例えば、今の時代はスマホやパソコンを通じて、
目への負担が確実に増加しています。
目を酷使する分だけ、目に送る血液は増えていき
その分だけ目の周辺にはうっ血・充血が起こりやすくなる。
そうして頭寒は妨げられ、頭熱に寄せていきます。

また例えば、頭寒足熱を保つのは内臓の働きなので
頭寒足熱が高いレベルで保たれていることは
すなわち、内臓の働きが良く、体内に毒素が少ない
という捉え方ができます。逆にいえば、
内臓の働きが悪く(弱く)、体内に毒素を溜め込んでいくと
頭寒足熱はレベルダウンしたり、頭熱に転んだりしてしまう訳で…。

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片や、内臓の働きが良くない人は、血行不良から
冷えや浮腫によるうっ血を招きやすくなります。
冷えや浮腫もある意味、毒素。
それらは、足熱に対してマイナスに働き、頭寒足寒に寄せる。
要するに、寒だらけな訳で…。

また一方で、日ごろの食生活を通じ、体内に毒素を溜めこむ
あるいは、冬の巣ごもりの時期、栄養と共にたくさん毒素を溜め込む、
それらは、頭寒に対してマイナスに働き、頭熱足熱に寄せる。
要するに、熱だらけな訳で…。

無病息災を願う春の七草粥。
胃腸の働きの回復&改善をはかりつつ、
体内の汚れを浄化する効果が期待できますけど
からだを清めて、本来の頭寒足熱を引き出そうとする
ターニングポイントでもある訳で…。


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