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・汗かきと冷えには『 若甦温 』

・疲れと冷えには『 若甦 』

若甦温はコウジン、オウギ、エゾウコギを配合した心にやさしい滋養強壮剤です。

・・・滋養強壮剤というと重々しいので、お茶のように考えていただければ。

そう、生薬のお茶(のようなもの)です。ゆず風味のお茶(のようなもの)です。

飲むと、体の中心が温まり(コウジンもオウギも温性の生薬。胃に入ると体を温めてくれます)、心がほっこりできます。なので働く女性の休憩時間に、一日の仕事終わりに、寝る前に一服していただくと良い感じにリラックスできます。
 また若甦温は汗をかく季節にも活躍します。東洋医学では『発汗で体に必要な気が抜けていく』とされています。また気は汗腺の開閉にも関わっているとされています。だから体内の気が少なくなると、汗腺の調節がうまくいかなくなり、さらに汗を出してしまう事態に陥ることもあります。若甦温は汗によって失われるこの気を、3種類の生薬が補います。特ににオウギは体表の気を補う働きがあります。コウジン、エゾウコギで体内の気を補い、オウギで体表の気を補い、気を逃がさないようにする。なので若甦温は夏でも冬でも活躍します。冷たいものを摂りがちで、胃腸が弱っている方にもおすすめです。

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 体の疲れを効率よく取り去り、夏ばてを防ぐためには、一日の終わりに適切な入浴を行うことが大切です。夏は汗や皮脂で肌が汚れやすいので、お風呂に入ると体の表面はキレイしますが、その後には必ず湯船に浸かり、体の内側もキレイにしましょう。特に夏は体の内から外へ発散する季節と言われており、新陳代謝を上げて積極的に外へ出していくことを心掛けます。
 湯船の水温は体温+4度がおすすめです。これは入浴していて『気持ちいい』と感じる温度です。湯船に浸かると体温がじょじょに上がっていきます。すると自律神経の副交感神経(体を休息させる神経)が刺激されて、リラックス効果が生まれます。これは自律神経にメリハリをつける上でとても重要なことです。
 体温が上がると汗が出てきます。最初は体の中の余分な水分がさらさらした汗で、続いて皮脂腺が活発化して体内の老廃物や活性酸素を含んだ油汗が出てきます。毎日湯船に浸かることを心掛けることで汗もかきやすくなり、体内に不要なものを出していくことで、体の調子も上がっていきますよ。

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 カフェインには体を休息させる副交感神経と、体を興奮させる交感神経の両方を刺激する作用があります。体がコーヒーの苦味を感じると反射的に排泄しようとして、副交感神経が高まります。カフェインの利尿作用も副交感神経のこうした反応によるものです。コーヒーを飲むとまずはリラックス効果が表れます。そしてこの効果がじょじょに薄れ、入れ替わりで体を興奮させる効果が表れます。なお、コーヒーの飲み方には好みがありますが、疲れがきつい時には砂糖やミルクを入れると良いです。砂糖を加えるとリラックス効果が高まり、ミルクを加えるとリラックスできる時間が長くなります。
 体が疲れたと感じる時には、血糖値は下がり血流も悪くなっています。そうすると体は無意識に副交感神経のスイッチを入れる=食べる(糖分を補給する)行動を取りたくなります。特に、甘いものは副交感神経を刺激して手っ取り早く血糖値を上げてくれます。砂糖は血糖値を素早く上げてくれますが、その後のからだの反応で血糖値はすぐに下がってしまいます。(急激な血糖値の上昇が、インスリンの分泌を誘発するので血糖値は急激に下がってしまいます)。だから、甘いものに依存しすぎてていると、かえって疲れがとりにくい体になってしまいます。
 体の疲れをとるときは、体を温めるものや少しだけ酸っぱいものを摂り、副交感神経を優位にすることが必要です。よく冷たいものや辛いものを摂って体をシゃッキっとさせようとしますが、それらは交感神経を刺激して疲れをとりにくくしてしまうだけです。体を温めるものはしょうが湯、酸っぱいものはフルーツ酢の水割りが季節的にもおすすめだと思います。 

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 自律神経は人の行動、天気、気圧、季節などさまざまなことで傾き、正常に機能しなくなる(乱れる)こともあります。それを予防するにはシーソーのように自律神経のバランスを保つことが大切です。そして薬用人参には自律神経のバランスを正常化する働きがあります。(人参七効の『養心安神』。)薬用人参には自律神経の交感神経と副交感神経の両方を高める働きがありますので、自律神経のバランスを保つのにも、自律神経自体の機能を高めるのにも効果があります。また薬用人参はその加工処理の方法で、白参と紅参に分かれます。簡単に言えば、皮が付いたまま蒸したなのが紅参、皮を剥がして処理したものが白参です。特に紅参は副交感神経を活発にする働きが強いので、一日の終わりに服用すると体の疲れをいち早く取ることができます。
 一日の中では自律神経のバランスは何度も変化します。仕事をしているときは集中しやすいよう交感神経側に、食事のあとはリラックスしやすいよう副交感神経側に。けれど何度も変化していると、その歯車がうまくかみ合っていないと感じるときもあります。そういうときには呼吸で自律神経を整えてやりましょう。
 肺は自分の意志で動かせない自律神経と自分の意志で動かせる運動神経の両方から支配を受けている唯一の器官です。息を吸うときには交換神経が優位になり、吐く時には副交感神経が優位になります。そして、体をリラックスさせたいときには、吸う息よりも吐く息を長くした腹式呼吸をする。体に元気をつけたいときはその逆の胸式呼吸をする。どちらの場合も1分ぐらいかけてじっくり吸うと吐くを行います。これですよ。

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 自律神経は、人間の体のさまざまな部分を状況に合わせて、無意識にコントロールしている神経のことです。『状況に合わせて』とは、例えば、運動しているときとそうでないとき。例えば、仕事に励んでいるときと休憩しているとき。わかりやすいのが『大勢の前でスピーチする場面』。緊張しすぎてよくのどがからからになりますよね。これも自律神経が深く関わっています。実際には、自律神経は交感神経(運動しているときや仕事に励んでいるときに活発になります)と副交感神経(休憩や休息のときに活発になります)という二種類があり、これらは拮抗しながら全身に影響を及ぼしています。
 そしてこの自律神経は、天気や気圧にも影響されるということがわかっています。晴れの日(気圧の高い日)には交感神経が、雨の日(気圧の低い日)には副交感神経が活発になります。そして今日のように低気圧が発達したときは、自律神経も副交感神経側に大きく傾き、感覚が鋭敏になります。すると、今まで感じなかったレベルの疲れや痛みも感じとってしまいます。雨の日は神経質になりやすいというのは昔から経験的にわかっていたことですが、その理由はこの自律神経にあったというわけです。
 自律神経は人の行動、天気、気圧、季節などさまざまな原因で変化するので、正常に機能しなくなる(失調する)ことももちろんあります。それを予防するにはシーソーのように自室神経をバランスをよく働かせる事が大切です。そして薬用人参には自律神経のバランスを正常化する働きがあるといわれています。(人参七効の『養心安神』。)
 続きはまた明日に…。


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