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 5月は過ごしやすくなったかと思いきや、昼間と夜の気温差が激しいですよね。日中はポカポカ暖かく、少し汗ばむくらいなのに夜になると急に寒くて羽織ものが必要になります。こんな時、鼻水、鼻づまり、くしゃみといった花粉症のような症状が出てくることはありませんか?当然、花粉症だと思って、抗ヒスタミン薬などを服用してみますがいっこうに治らない。。それどころか、皮膚が痒くなったり、なんだかイライラしたり。。
 
こんな症状があれは、それは、花粉症ではなく寒暖差によるアレルギーかもしれません。特徴は、花粉症によく見られる目の痒みや炎症を伴いません。また、抗体(アレルゲン)がわからないことです。なぜなら、寒暖差によるアレルギーは自律神経の乱れが原因でおこるからです。寒暖差が激しいと身体は短時間のうちに、体温の調節や汗の調節をしなくてはなりません。これに身体がついていけずに、自律神経がうまくバランスをとれなくなってしまうのです。
 
 中医学では、身体の表面や粘膜には『衛気』というものが巡っており、これは、体表を守る防護作用、いわばバリア機能の役割があります。これが不足してくると、防護力が弱り、少し刺激を与えるだけで、皮膚や粘膜が反応してアレルギーを引き起こしてしまいます。まさに、寒暖差は体表にとって、刺激となってしまうわけです。こんな時、玉屏風散などの黄耆のたくさん入った漢方で衛気をチャージしましょう。寒暖差アレルギーの対策としては、こまめに服を脱いだり着たりして、自分で体温調節をすることが大切です。

その日の疲れはその日のうちに解消しましょう。なかなか解消できない方は、ひょっとすると疲れやすい体質かもしれません。

疲れやすい体質の多くは、長い時間をかけて少しずつ少しずつ、カラダに疲労を蓄積しています。疲れを溜め込むことで、さらに疲れやすくなる。そしてまた疲れを溜め込んでしまう。まさに悪循環です。この状態に陥ると、自分自身の自然治癒力だけで脱出するのは、なかなか難しくなります。

また、疲れを溜め込んだ心身は元気が乏しくなり、冷えを帯びていきます。体が冷えれば病気に対する抵抗力も低下し、老けやすくもなります。この冷えもまた、疲れを蓄えるほどに疲れやすくなるという悪循環を加速させます。疲れは冷えや老化、ストレスなどと見えない糸でつながっているともいえるでしょう。

その日の疲れはその日のうちに解消しましょう。
疲れを溜めて布団に倒れこむ生活を続けていませんか。
週末にリセットする生活に陥っていませんか。

疲れを翌日に持ち越さない。即日疲労退散。
その為にいろいろできることがあります。
ぜひ一度ご相談ください。

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疲れを知らない回遊魚の鰹【カツオ】。
そのタフさの秘密は肝に蓄えられた豊富なアミノ酸にあります。

肝(=レバー)は、カラダの疲れを回復する重要な器官。全身の血流にのせてエネルギー送り、同時に老廃物を回収、解毒します。そしてそこに蓄えられるアミノ酸は、例えるなら肝の「エンジンオイル」。肝臓が本来の機能を果たす上で、アミノ酸は極めて重要な役割を果たしており、特にメチオニンオルニチンなどは肝機能回復に効果的なアミノ酸です。

また、肝臓に蓄えられたアミノ酸は、血液ともに全身を巡り、筋肉や内臓を養います。例えるなら、カラダの「燃料」です。筋肉の活動、カラダを動かす前にはアミノ酸を摂ると疲れにくくなり、また疲労回復にもアミノ酸は有効です。特にBCAAと呼ばれるアミノ酸類やアルギニンなどは肉体疲労、疲労回復に効果的なアミノ酸とされ、最近ではスポーツ飲料などにも配合されています。

また、これらアミノ酸のうち、体内で特に重要な役割を果たすものを必須アミノ酸と呼びます。これは体内で作ることができないために、一つでも不足すると骨や血液、筋肉を作るのに必要なタンパク質を合成できないため、バランスよく取ることが大切だと言われています。

カツオの肝に含まれるアミノ酸は、アミノ酸スコアが大変な優秀にたんぱく質。アミノ酸スコアとは、カラダにとって理想的な必須アミノ酸の量、組み合わせのバランスを評価して、点数化したもので、カツオの肝は牛肉や豚肉、卵と並んでスコア値100と、良質のたんぱく源として知られています。

 これからの季節、気温が急激に上がる時分や湿度が高い時期には、体内の水分、塩分のバランスがくずれ、こむら返りが起こりやすくなります。
 こむら返りの頓服には芍薬甘草湯がよく用いられ、急激におこる筋肉のけいれん、それに伴う痛みに優れた効果を発揮し、中にはこむら返りの予防を目的に、この漢方薬を服み続ける方もいます。しかしながら、芍薬甘草湯には生薬の甘草が1日分当たり6.0gと多量に含まれており、長期に渡って服み続けることで、筋肉の脱力感やむくみ症状、吐き気、多尿など(低カリウム血症)が現れやすくなるという作用もあります。この作用は重症の場合には四肢麻痺、不整脈、腸閉塞などにも至ることがあり、注意が必要です。
 漢方ではこむら返りは、血の不足に関連すると考えます。(ここでいう血とは血液の量や、生理作用の総称を意味します。)筋肉はカラダを巡る血によって栄養を供給、また血流にのせて不要なものを排泄します。そしてけいれん症状は、この血の作用が滞ることで、筋肉が十分に滋養されずに起こる症状であり、その予防や改善には血を増やすことがより効果的です。
 漢方ではこのような場合、血を養う四物湯をベースとして用いる場合が多いです。また疎経活血湯に代表されるように、血を円滑に巡らせる生薬を加えることで、生じる筋肉の痛みも効果を発揮する漢方薬ともなります。

原因となる病気が特定できない慢性頭痛の治療は、漢方の得意とする分野のひとつ。
頭痛は痛み方や痛みの場所、時間など、症状もその原因も多岐にわたります。
漢方では「通ぜざれば、すなわち痛む」とされ、頭痛はその代表的なもの。
気・血・水の三要素がカラダの必要なところに
必要なだけ流れないためにおこると考えます。

頭痛に限らず、痛みや痺れといった症状は、気・血・水の巡りと密接に関係しており、
これを妨げる原因は、個人(性別、年齢、体質、生活習慣)季節(春夏秋冬、梅雨)によっても異なります。
春になると頭痛に悩む方や、梅雨になると生ずる関節の痛みなどはその代表例です。

頭痛という症状にも当然、季節性があります。
したがって、それぞれの時期、季節の症状に適した改善方法があります。
漢方は四季を重んじる医学ですから、こういった面には強みがあります。

ちなみに、三寒四温の春は寒暖の差が激しく、
季節の変化にカラダがついていかず、バランスを崩しやすく、
同時に、木の芽時の春は、躁鬱のようなココロの病に悩まされる方も多く、
春の頭痛の誘因には、ストレス障害や血流障害(オ血)、めまいの随伴症状(痰飲)など、
ココロとカラダの不調和が原因として挙げられます。

一方の梅雨(初夏)は湿が主気とされ、水湿は全身或いは局所に停滞しやすく、
むくみや全身倦怠、食欲不振、下痢などと合わせて、頭重や頭痛が生じやすい季節です。
またこのタイプの頭痛は季節に限らずとも、曇天や雨天に症状が増悪する側面も持ちます。


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