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気候も暖かくなり、過ごしやすくなってきました。
春といえば解毒の時期でダイエットもしやすくなる時ですが、同時に食欲も
わいてきます。また、入学、引越しなどで目まぐるしい環境の変化にストレス
がかかることもあるでしょう。

そんな時についつい食べ過ぎて、口内炎や歯肉炎ができることがあります。
口内炎や歯肉炎は、『炎』と字に書くように火の熱球です。
油っこいもの、甘いものの食べすぎは脾胃に熱を持ち、口の中に炎症が
現れます。
こうなってくると、口の中が染みたり痛かったり、とても不快ですよね。
この場合、漢方では、胃熱を取り去ることが重要になります。
処方としては黄連解毒湯や甘露飲を使って胃熱を取ってゆきます。

また、お年寄りが、口内炎や歯肉炎で悩まされることも多く見受けられます。
この場合は腎機能が弱っているのと同時に陰(体液)の不足からくるものと考えます。
特に胃熱がなく、腎虚や陰虚からくるものなら補腎、補陰をしてゆかなければなりません。
処方としては六味丸などを使っていきます。

最後に、慢性的に口内炎や歯肉炎で悩まされている方は気血両虚により
免疫が低下したり、疲れがなかなかとれない方が多いです。
この場合、気血をしっかり補ってゆくことが大切になります。
処方としては、補中益気湯や十全大補湯を使っていきます。

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春に冷えを感じる方は多いのではないでしょうか?

寒い冬から解放されて、徐々に草木が育ち始め
薄着でお花見にお出かけされる方をよく見かけます。
しかし、春は寒暖の差が激しく、お花見が終わる夕方
には、とても冷え込んでいることがあります。
こんな時に薄着で外をウロウロしていたら、気血が滞り
免疫力が落ち風邪をひいてしまいます。

また、春は暖かい空気が上に上がるため、上半身は
温かいように感じますが下半身は冷えます。
ですので、下半身は急に薄着にするのではなく、
上半身から薄着にし、最後に下半身という具合に
衣替えしてゆくのが良いかと思います。

春は解毒の時期と言われますが、陽気は外に
向かって発散する特徴がありますので、不要なものを
捨てると同時に陽気まで外に出さないようにデトックスも
ほどほどにすると良いでしょう。

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春は気候が暖かくなり天地の気が発動して、
人体の陽気が多くなります。こうなると、肝の機能が亢進します。
肝機能が亢進してくると、気力は満ち、血の巡りはよくなり、体温も
上昇します。この肝機能の亢進に伴って、体がうまくついていって
くれれば良いのですが、実際は肝の陽気が上手く全身に回らず、
頭に集中しやすいのです。

頭に陽気が集中すると、イライラや不眠、血圧上昇、のぼせなどの症状
が出始めます。
また、女性ならば、ホルモンの代謝に変化が起こり、生理不順も起こり
やすくなります。
春は暖かくなってきて、気持ちも高揚してくるので良いように思いますが
体調管理に少し注意しなければいけないのです。

肝には酸味が効きます。酢の物、春菊、柑橘類、レモン、梅干など
酸っぱいものを取るように心掛けましょう。しかし、摂りすぎは胃腸の
機能を低下させるので、注意して下さい。

近頃、桜の香りが漂いだしようやく桜の季節になって来ました。
桜は葉を桜餅(オオシマザクラ)にしたり、実をさくらんぼ(西洋の原種の桜)で食べたりします。
そして、樹皮は薬用になり桜皮といいます。

もともとボクソク(くぬぎの樹皮)の代用品として華岡青洲が使い出したとされ、
排膿や解毒などの効能があるとされています。
民間的にも、蕁麻疹や腫れ物に用いられてきました。
桜皮を用いる代表的な処方に十味敗毒散があります。
その名の通り十の薬味の組み合わせで体表の毒を中和あるいは排泄させる薬方で
、皮膚疾患に広く応用されます。

スギ花粉の量が最盛期になってきましたね。
まぶたがむくんだり、くしゃみ、薄くて白い鼻水や痰
(もちろん人それぞれですので例外もありえます)は漢方的には、
水毒と体の冷えによる症状と見ることが出来ます。

そのようなときには、漢方以前に普段の食生活を見直すことも必要になってきます。
甘いもの、水分(特にアルコール)、揚げ物や肉類、おやつの類は
コントロールしなければなりません。
花粉の季節もあともう少しの辛抱です。乗り切りましょう!


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