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症状の裏に消耗あり。
特定の物質や刺激に対して、からだが過剰に反応してしまう一連の症状。
そんなアレルギー疾患は、からだの表面に強く表れることから、
標治(=表面的な治療、症状を鎮めることを目的とした治療)を優先しがちです。

けれども、根っこの部分はからだの奥深くにあります。

それは私達のからだに備わった代謝が総じて「内側から外側へと」向かうからですね。
外側から内側へと向かうのは寒気とか暑気のような邪気に限られますよ。
邪気と対極の位置にある正気。
からだが宿した正気は、流水が上から下に落ちるように、
内から外へと噴出していくものなんです。
これを内側への侵入を拒む抵抗力と解釈する方もいれば、
もっと穏やかな働きとしての自然治癒力として捉える方もいます。

然るに、「表裏一体」と称されるように、
からだの表面に症状が強く現れるアレルギー疾患も、
その実は、からだの最奥にある内臓や血液の状態が、
大きく影響していると解釈されます。

そして同時に、荒れやすさとか、かさつきやすさ、潤いのような
肌膚の機能もまた、からだの内側の働きによってもたらされます。

外から内にもたらされて影響するものは決して多くありません。
食生活や生活習慣など「営み」と呼ばれるものに限られるのではないでしょうか。
数少ないからこそ、それぞれの重要性が高く、そして養生を大切にする。

ですから、長い目で見れば、外側だけでなく内側を整えていく=根治には
数多くのメリットがあるわけです。
そして、アレルギー疾患にはからだの内側の消耗、
それによって生じた外側の消耗が深く関与しています。

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症状の裏に消耗あり。
さまざまな消化器トラブルの背後にも、消耗が見え隠れ。

消化・吸収をつかさどる胃腸は中空の器官、漢方でいうところのに当たります。
その中を、口にした飲食物が通過していくわけですが、
通過するのであって、蓄えるのではないという点に注意が必要です。
口から摂取する量が、胃腸を通過できる量を超えると、
行き場を失った未消化物は胃腸に負担をかけることとなります。
重荷が増えると、胃腸は疲れて本来の働きを果たせなくなっていきます。

また胃は、通過する飲食物を消化するために胃酸を分泌する一方で、
胃粘膜を守る為に、胃液を分泌します。
胃を傷つける胃酸と、胃を守る胃液を共に分泌するという
天秤の上に胃は成り立っています。
胃酸の分泌が過剰になることでおこる胃炎などは、
最近おこりやすい症例として知られています。

このような複数のバランスの上に、胃腸の機能や食欲は成り立っています。
そしてある一つのバランスが乱され、胃腸の機能が損なわれると、
それを支える別のバランスまでもが失われ、
ますます胃腸の機能が低下するという悪循環が存在します。
そして、このバランスというのは消化器官に限られたものでなく、
心身一如といわれる心とからだ全体の整合性にも言及されます。、

ですから胃腸の症状は単なる機能の衰えだけでなく
その機能を支える種々のバランスの消耗という問題を含んでいるのです。

そして複数のバランスによって支えられている消化器官であるからこそ
漢方の世界では「」と称され、重用されるのでしょうね。

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症状の裏に消耗あり。
本日は不眠です。不眠の背後にも消耗が見え隠れ。

人間が生きていくために睡眠は必要です。
睡眠には人体の生理上、いろいろな意味合いがあると言われています。
単なる眠気の消化ではなくて、
ホルモンの分泌を促すとか、肌の新陳代謝を促進するとか。
けれどもやはり、「眠ったらそれで良い」というものではありません。
睡眠の質にこだわらないといけません。
良い睡眠が得られれば、熟睡感なるものが得られ、
それだけでちょっと幸せな気持ちになるはずです。

ちょっと話が断線しますが、
睡眠やそれに関わる習慣というのは人ぞれぞれのものです。
入眠時間もばらばら。睡眠時間も固有のものです。
もちろん重なる部分もあります。完全に異質のものではありません。
実際にも、こうするとよく眠れるとか、
こういうことを心がけると熟眠感が得られるとか共通する部分はありますよね。
けれどそこにはやっぱり個性がある。
この個性を捉えつつ、睡眠に生じるトラブルに対して
西洋薬を処方していくのは、簡単な話ではありません。

睡眠にはそもそも「眠気」が必要です。
眠れない、眠たくならないというトラブルには、
この眠気を錬れないということが影響しています。
とどのつまり、眠気を得られない=眠気を自身で錬れない
というところに行き着くわけです。

眠気を錬るには、いくつかの材料が必要になります。
例えば日中の活動。
睡眠という静の時間に対しては、活動という動の時間がやはり必要となります。
では、活動するほどに、果たして睡眠が充実してくるのか?
そんな事はないでしょう。何事もほどほどにというのが常ですから。
そしてまた、眠気を錬るには体力や元気がいります。
精神的な症状だから、体力が関係していないというのは大きな間違いでしょう。

これは私の勝手な考え方かもしれませんが、
元気を眠気に変えているんです。そしてまた眠気は元気に転じるんです。
ですから、睡眠を改善すれば健康が増進するという一辺倒なものではなくて
健康を増進すれば、睡眠が改善されるという流れもやはり存在するわけです。

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症状の裏に消耗あり。
めまい(眩暈)の裏にも少なからず消耗が隠れています。

めまいで悩む方はよく

・頭がフワーッとする
・目が回る
・クラクラする
・倒れそうになる

という訴えをされるように、その症状は実にさまざま。
ですが漢方薬というものは「この病名、この症状なら即、この漢方薬」
というように処方するのは難しいものです。
ましてや個々の訴えが固有なめまい症状では、
その訴えだけでその方にあった漢方薬を処方することはますます難しい。

ですからめまいではそれに不随した症状に目を向けます
実際、そういう部分に「消耗」が見え隠れすることの方が多いですから。

一方で、めまいや頭痛のように痛覚とか平衡感覚に訴えてくる症状は、
その症状が始まった(おこった)瞬間を認識するのが大きな特徴です。
偶発性、習慣性に関わらず、「めまいがきた。」という具合に、
その発症をはっきり自覚する、
(良くも悪くも)こうすると症状が現れるとか、
こういうときに現れるやすくなるというのがはっきりする。

個々のめまいには、スイッチ様のもの(動作とか直前の姿勢、体調など)があって
そのスイッチがONになって症状が現れる。
即ち、「めまいをひきおこす体調」なるものが少なからず存在します。
そしてこの体調とは、色々なからだの消耗の影響を受けて成り立っています。

また例えば、そのスイッチが10回に1回の頻度でONになったものが、
5回に1回の頻度でONになるようになった。
即ち、症状が頻繁におこるようになったというのも、
そういう体調に陥りにくくするという意味での「抵抗力」が消耗がしている
というのが大きく関係しています。

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症状の裏に消耗あり。
せきに伴う痰症状の裏にも消耗が隠れています。

痰はそもそも、気道に何らかの異物があって、
それを追い出す為に分泌されると考えられます。

痰とともに排除される異物には
チリやホコリのような微細物質だけでなく、
かぜに伴い生じる熱や、気道が抱えるむくみや冷え、
胸の痞え感のような神経症状
など実に多彩です。

痰は本来、その原因となるものが治まれば、ともに鎮まっていくものです。
いやむしろ痰を通して、その原因となるものを診断していきますから
痰の出を止めるというのは、そもそもあまり良くない。

こういう面では、長続きする痰は
要するに異物がいつまでも喉に絡んでいる状態を現しています。
即ち、異物を排除する能力が消耗していることが深く関与している。
それは痰が出にくいのか、分泌量が少ないのか、排出する働きが弱いのか。
いろいろと考えられます。

また見方を一旦変えてみると、
痰は気道における分泌症状ですから、体液と深く結びついています。
痰のトラブルはこの体液のトラブルとも考える事ができ、
体液が消耗すれば、分泌は少なくなり、痰も粘調で切れにくくなる。
その逆に
体液が過剰にあれば、分泌は多くなり、痰も水っぽさを帯びる。
体液過剰の背景には、その運化消耗、
加えて止めどなく分泌が続くことによる粘膜の消耗などが考えられます。

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