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症状の裏に消耗あり。
せきや痰のような気管支症状にも消耗が隠れています。

まず最初に。
せきが鎮まる事とせきが治まる事は同じでしょうが、
せきを鎮める事」と「せきが治まる事」はちょっと違います。

せきが出るのでせき止め薬を服用する。
そうしてせきが止んだ。これはせきが鎮まった(止んだ)状態。
その状態が長く続いた。以後はせきに悩まされることはなかった
これはせきが治まった状態といえます。

けれど、せき止めを服用して、せきは止んだけど
またしばらくするとせきが出てくる、症状がぶり返す状態
これはせきが治まってはいない状態といえます。

せき止め薬の服用でせきが治まるケースと治まらないケース。
この相違の背景に消耗が隠れています。

気管支には気道が通っていますが、
気道とは文字通り呼気、吸気の通り道ということ。
さらに漢方では気道を気(エネルギー)の通り道とも解釈して、
その通り道が遮られる、即ち気道が損耗した場合
のどの痞えやせき症状が現れるとされています。

呼吸器は外気の刺激と直接触れる一方で、
適度な湿り気をもつという非常にデリケートな場所です。

そんな気道だからこそ損耗させるものには

・熱(炎症や慢性的な腫れ様症状)
・痰湿(痰の過剰な分泌)、
・咽頭神経の不調(スト玉や梅核気と呼ばれるのどの痞塞感)
・肺熱(気管支の潤い不足による乾燥や虚熱)

等、いろいろな要因が挙げられます。

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症状の裏に消耗あり。
かぜ症状やアレルギー症状として現れやすい
鼻水、鼻づまり、鼻炎の背景にも、さまざまな消耗が見え隠れしています。

周知のように、アレルギー症状はそれを引き起こす特定の物質
(=アレルゲン)が症状の引き金になっています。
当人にとっての「異物」と強く認識して、
備わった分泌系を駆使してからだの外へ排出しようとする。

アレルゲンに対して反応する。
異物として、半ば強制的に認識して、反応し続ける。
またか・・・、あぁ、またかと・・・。あぁぁぁ、またかと・・・。
そうするうちに、異物を感知する部分が継続的に刺激にさらされる。

刺激が次から次へと襲ってくる。
そうして刺激が積み重なると、
刺激を感知する肝心の感覚器が麻痺してくる。消耗してくる。

よく聞く言葉では敏感体質や過敏症

同時に、異物を排出する分泌系の方も、絶え間なく働くことで消耗してくる。
過剰な分泌に合わせて、分泌物も山積みになってくる。
また、分泌が長く続くことで、刺激が納まっても、分泌に締まりがなくなってしまう。
つまりは積もりすぎた分泌物が四散し難く、同時に締まりがなくなったような状態

漢方では、積もりすぎた分泌物=毒として見立てられ、
そしてこの毒が解せない点から、
解毒力が消耗した状態と解釈されたりします。

これは花粉やアレルゲンのような目に見える物質だけじゃなくて、
心労やストレスのような感覚的なものにも当てはまる話です。

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症状の裏に消耗あり。
かぜ症状の背後にも、さまざまな消耗が見え隠れしています。

かぜ引いたかな?あれ引いたかな?
それは偶然なのか、たまたまなのか、決まってそうなのか。よくあることなのか。
いずれにしても、かぜを引き入れてしまうのは、
かぜを引き入れないように防いでフタをする働きが消耗しているから。
進入経路が決まっているにも関わらず、素通りできるような状態、
防壁のごとく働くものが消耗している状態でしょうか。

よく聞く言葉では、免疫力、抵抗力。
免疫力や抵抗力は一人一人に備わっています。
無いんじゃなくて、低いだけ。
ですから足すんじゃなくて、高めるというのがそもそもの道理でしょう。

けれど、どんなに卓越した野手でもキャッチをミスするように、
かぜを100%引き入れない免疫を獲得することは現実には難しい。
引くときは引く。どんなに気をつけていても。医者でも引きます。
事故・・・ではありませんが、病気はそういう面も含んでいる。
けれども100%に近づけることはできるはず。

一時の迷いで緩んでいるのなら、檄を飛ばし、引き締めてやるだけでも元に戻る。
慢性的に弱っているのなら、そういうときは慌てず、土台からしっかり組んでいく。
どれだけ高い壁を備えられるかは、その「土台」にかかっています。

そして免疫力、抵抗力の土台は、「肺」にあるというのが漢方の定説です。

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症状の裏に消耗あり。

季節の変わり目になると風邪を患う。体調が崩れる。
春になるとアレルギー症状が悩む。
夏はいつも夏ばてしやすい。発汗しやすくなる。
秋に入ると、皮膚がかさかさになる。痒くなる。
冬になると、手足が冷える。痔に悩む。
こういう症状が毎シーズンに決まって現れる、
あるいは一旦現れると尾を引くという方は意外にも多い。

個人的にはこういうものを「しやすい症状」と呼んでいますが、
しやすい症状の裏には概して、消耗があります。

要するに不足している。足りてない。

足りていないから
外から入り込みやすくなり、
また悪いものが溜まりやすくなり、
ますます消耗しやすくもなり、結果的に症状がひどくなる。

足りなければ補給すれば良い。というのは、西洋医学的な考え。
補うのが有効なのは、文字通り分量が足りないときだけ。
けれども、飽食といわれる今日、
特定の分量が足りなくなるということが果たしておこるか。

いやむしろ、積極的に摂取しているが、
ほどんと有効活用されていないという方がおこり得る。

対して東洋医学では、足りなければ高めれば良いと考える。
いろいろな機能や代謝、そして意欲を。

本当に問題にすべきはかくいう機能や代謝、意欲の消耗。
外から入りやすいなら、侵入を防ぐ機能を高めれば良く、
悪いものが溜まりやすいなら、外部に排出する機能を高めれば良く、
消耗しやすいなら、補充する機能を高めれば良い。

多くの先生方が言われているように、
「敢えて断つ」(例えば断食)というのは、
からだの諸機能を引き上げる一つの有効な方法です。
即ち、食欲がないときに摂取しても持て余すように、
からだが欲していないものをいくら与えても、
からだの機能や意欲が高まることは決してありません。

タマゴが先か、ニワトリが先か。
・・・いやいや、タマゴを温める親鳥がいないと孵化しないじゃありませんか?


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体質をからだに染みついた癖(のようなもの)に例えるなら、
その癖をつけるのが「体調」ではないでしょうか。
広げた紙を毎日同じ部分で折るようなことを想像すると良いですね。

折っては広げて、また折っては広げて。これを繰り返す。
この「折っては広げて」というのが体質を誘引する日々の体調や生活習慣。
当然その部分には折り癖がつくと同時に、他の部分と比べて脆くなります。
そして折り癖がついてしまった状態が体質というわけです。

これ以上、癖がつかないようにしたい。
その対処法として「折らないようにする」と「折れないようにする」という
2つが考えられますが。

折らないようにするのは、折るのを控えたり抑えたりすること。
対して折れないようにするのは、以前と同じように折ろうとする力がかかるけれど、
その部分で折れないように工夫する(支えを当てる)ことを意味します。

一見すると、折れないようにすることは大変に有効なように聞こえます。
けれども、折ろうとする力が働き続ける下で、
全く折れないようにすることはなかなか難しい。
折ろうとする負荷は相変わらずかかり続けているから、支えは脆弱になる。
すなわち、折れるときには折れてしまう。
折れてしまうから、さらに補強して折れないようにする。
でもまた折れる。そしてまた補強・・・。

これを繰り返す中で怖いのは、「折ろうとする負荷が知らず知らず増している点」です。
もはや折れないようにする手立て(補強する方法)が見つからない状況に陥って
はじめて折ろうとする力に目を向けるのでしょうが。
その時点で折ろうする力は、巨大に膨れ上がっていて、
対処に困窮することが容易に想像できます。

ですから、早い段階で負荷の削ぎ落としにかかることが
より建設的といえます。
そもそも、折らないように努めれば、
折れないようにする工夫も最小限で済むというもの。

そして「折らないようにすること」とは体調や生活習慣を整えること。
「折れないようにすること」とは西洋医学的な治療と見立てることができます。

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