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漢方ではよく「体質」という言葉を口にしますが、
体質は「ある症状に陥った状態」を表すのではなくて、
癖がついているかのように、そういう状態になりやすいことを意味します。

例えばの話
単発で引いた風邪に「体質の改善」を言及することは、まずはありません。
しかしくり返しを引いたり、毎シーズン引くような場合には
そこに「引きやすさ」が伺えますから、体質改善を視野に入れておく必要があります。

ここで注意していただきたいのは、
ある症状に対して適した対処や治療を行っているにもかかわらず
なかなか改善されない(=治りにくい)場合、「体質」が原因じゃないかと
考えてしまうことがありませんか?
もちろん対処や治療が適さないものであれば、言うまでもありませんが・・・。

この「治りにくさ」や「鎮まりにくさ」ともいうべきものですが
はてさて体質と呼ぶべきものかどうか。
難しい言い回しを用いれば自然治癒力。

以前も申しましたが、
ある症状を治めることよりも、その症状をそもそも患わないようにする方が
費やすものは概して少なくて済みます。
ですからある症状の「なりやすさ」と「治りにくさ」は同義ではありません。
早く症状を治める方法も確かに存在しますが、それを実践したからといって
必ずしもその症状になりにくくなるわけじゃない。
ですが不思議なことに。
なりやすさを改善することによって(=なりにくさを養うことによって)
治りやすさや鎮まりやすさがおのずと附いてくることはよくあります。

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これは冷えと肥満の両方に共通する話ですが、

冷え(=冷たさを抱える)とは、からだのどの部分からもたらされるのでしょうか?
同じく、肥満(=肥えを抱える)とは、
からだのどの部分からもたらされる(=始まる)のでしょうか?
「どの部分か」というのは、簡単に言えば
中心(=内側)か、それとも末端(=外側)かということです。

わたしたちの生命活動である「代謝」は
骨や皮膚などの構造に始まり、体温のような生命活動から
果ては汗や便などの排泄物まで、全てからだの内側から外側へともたらされます。

なぜそうなのかと言われましても
その方がいろいろ都合がいいんでしょうね。
としか申せませんが。

そして、先ほどの「中心かそれとも末端か」という問いですが、
冷えや肥満というのはやはり「からだの中心からもたらされるもの」といえます。
ただしこれは、からだのどの部分から冷えや肥満が起こる(=始まる)か?
ということとはちょっと違います。

冷えに関連して「手足末端の冷えで悩んでいる・・・」という訴えをよく耳にしますが
これは実際に冷えが手足に生じている。
寒い時期にひどくなることも、末端の症状と合致しています。
確かにその通り。

ですが、少し見方を変えて、
その症状がどれだけおこりやすいかという点ではどうでしょうか?
この場合には、症状があらわれる末端ではなくて、
体温を抱えるからだの中心に近い部分や、
中心から末端に体温を伝える血流などに目を向けなければ、
実情はよくわかりません。

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あけましておめでとうございます。
新年は本日5日(月)より営業しております。

年末年始。世の女性陣を悩ます「正月太り」の陰が・・・。

「太る」というのは文字通り、体型が太くなることですが、
一般には体重の増加を伴います。
即ち重みを新たに抱えること。 
前回に話した寒さや冷えを下に向かう重みとするなら、
太りは横に向かう重みでしょうね。
まさに「太くなる」わけですから・・・。

そして、重みは軽いうちは簡単に掃うことができますが、
度を越えると困難になっていきます。
荷物が100個あるとき、
こまめに数個ずつ放り投げていけば労力は少なくて済みますが、
全て抱えてから放り投げる場合には、爆発にも似た労力が必要になります。
ですから
太った状態を解消するよりも、太らないように調節する方がそもそもは「楽」
というわけです。

ですが「後悔先に立たず」のように、
「太ってしまった。どうしようか・・・。」と話が始まるのも事実です。
正月太りの多くは、多食・飽眠(食っちゃ寝・食っちゃ寝)が始まりでしょうから、
その逆の少食・快活に終点をもとめるのが道理でしょう。
いずれも本人の養生によるところが大きいでしょうが、
それをサポートしてくれる漢方薬はやはりありますよ。
養生の効果を引き上げてくれるという所で、ぜひご活用いただきたいですね。

もっとも、普段から摂生している方は、羽目をはずして正月に少々太ろうとも、
元の生活に立ち返るだけで(さらに漢方薬などで後押ししてあげると)元に戻る。
これを受けて「のむだけで痩せられるんだ。」と
安易に納得してしまう方もおられるでしょうが、おそらく違いますよ・・・。
その方はきっと普段の行いが良いからに違いないですよ。

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漢方では寒さや冷えには「重み(=ウエイト)」のようなイメージがあります。
実際にも冬場に寒さや冷えを感じると、筋肉が硬直したり、悴んだり、むくんだりと
心身ともに重だるさを感じることが増えるはず。

そして、簡単にいえば
この重みが比較的軽いのが寒さで、重いのが冷え
軽い重みは比較的簡単にはらうことができますが、
重い重みはなかなか難しい。重みの大きさによっては抱えることも難しくなっていく。
ですから重みを軽くしてやったり、
重みに押し潰されにくいからだを作っていく必要が出てきます。

これが即ち、温まりやすく、冷めにくいからだを養うということ。

ちょっと脱線した話になりますが、運動力学の教えでは、
ある物体を制止した状態から急に動かすよりも、
一連の動作の中で継続的に動かす方が、
エネルギー消費は少なくて済む(つまり効率が良い)とされています。
(この教えに基づけば、始点と終点が重なる円運動がもっとも効率が良いといえます。)
身近な所では、「投球」。
理想的な投球フォームで投げ出される球は、
そうではないものと比べるべくもありません。
また身近な所では「走り幅跳び」。
走って跳ぶのとその場で跳ぶのも、やはり比べるべくもない。

投げる前に腕を振る、跳ぶ前に走るといった行動が、
「投げる」とか「跳ぶ」という効果を何倍にも引き上げる。
健康についても同様だと思います。
寒いから、冷えるから温める。
疲れたから休む。
患ったから治療する。
それぞれの行為を効果的に引き上げるのは、
平素の健康状態であり、すなわち
「いざというときにそなえて巡っているか」。

ですから個人的には準備ではなくて、「巡備」といいたい。

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外から温めることで解消されて、快方へ向かうのが寒さの特徴ですが・・・、
これに対して、外から温めることで改善されるけれども、
解消されないというのが冷えの特徴です。
改善されるが、解消されない」とは、
温めるのを止めると、冷えがまたぶり返してくるという意味を含んでいます。
(寒さも温めるのを止めたらぶり返してくるだろ・・・と思うかもしれませんが、
それは温気と交替で、寒気が再び降りかかってくるからです。)

ここに、寒さと冷えの大きな違いがあります。
即ち、寒さの養生・治療には「温める」ということが基本にありますが、
冷えの養生・治療には「温める」ということに加えて
巡らせる」というのが基本になります。

この巡らせる(からだの巡りを良くする)ということは
冷えや寒さについて申せば、
温まりやすく、冷めにくいからだを準備しておくということ。
つまりは、準備運動でもあり、何らかの働きを高めることでもあり、
それ自体が主体的であると同時に補助的な働きでもあります。

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