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寒さは温めると、基本的に解消されるものです。
漢方では寒さ(を感じる)とは、寒気(が降りかかった状態)。
寒気は、からだの外(表面)から内側にじわじわと浸透していく性質があります。
寒さに身をさらして、ぞくぞくっとするのは、
まさにからだの表面に寒気がある状態といえます。
そして、外側から内側に浸透してくるものに対しては、
逆に内側から外側へと発散してやれば良い
ですから寒気に対しては、温気(熱気)で対処して発散するのが有効です。

冬かぜに用いられる桂枝湯や葛根湯も、この考えに基づいています。
もっとも、お薬ですから大抵の寒気に対しては、効きが良すぎる。
即ち大器小用となり、寒さの発散に加えて発汗も伴いますから、
汗をかいてかえってからだを冷やさぬよう、注意が必要です。

また一方で、寒気はからだの一部分だけに降りかかるということは考えにくいです。
冬空に身を置くと、全身で寒気を受け止めてしまう。
それは寒さというものがそもそも、自然界からもたらされるものだからです。
冷たい飲みものを口にして、「あぁ、寒くておいしい」とは言わないでしょ。
(消化官(のど越しの部分)だけを冷やすから、「冷たくておいしい」となる。)
そして人間のからだには、「寒気を感覚しやすい部分」というのが存在します。
首筋から背中にかけての部位はその代表ですね。

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今日、明日とかなり強い寒波が押し寄せるらしいですね。
吹きすさぶ風が頬を直撃すると、日が出ていますが正直いって痛寒いです。
これだけ寒さが際立ってくると、冷えを抱える方も困窮してくるはず。
ですが「寒さ」と「冷え」はそもそも別物です。

唐突ですが「寒さ」と「冷え」を混同していませんか。
「寒いと感じるから同じではありませんか?」と思う方も多いでしょう。
「寒い」から「冷える」こともあり、
「冷え」ているから「寒さ」を感じやすくなる。
確かにその通り。でも別物なんですよ。
この事を忘れ、寒さにも冷えにも同じように対処してしまい、
なかなか改善されないと、思い悩む。
実際はこのような方々が増えていると思います。

防寒とはいいますが、防冷とはいいませんでしょ。
冷え性とはいいますが、寒さ性とはいいませんでしょ。

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織田信長が桶狭間の戦いの折に謡った有名な一節が

人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。
ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか

(人間の一生は所詮五十年に過ぎない。
天上世界の時間の流れてくれべたらまるで夢や幻のようなものであり、
命あるものはすべて滅びてしまうものなのだ。)

今や人間80年とも90年ともいわれるように、
高齢化社会へと突入しているわけですが
果てさて延命した30年はいかなるものでしょうか。
ものの考え方や教養というのは、時代背景の影響を受けるとしても、
肉体の成長は昔も今も20歳前後で「大人」を迎えます。
人間50年でも人間80年でも、山形(なり)は変わらないということですね。
逆に谷形は単純に考えると、30年伸びた分深くなる。
要するに老いの影響、人生の右肩下がりは増すばかり。

・・・いやいや、そうじゃないでしょう。
伸びた30年をいかに健康に過ごすかでしょう。
老いの時間が30年間延びたんじゃなくて
健康でいられる時間が30年伸びた。
延長じゃなくて、伸長です。

ちなみに、生きるということは少なからず、疲労や老いのような「毒」を貯めることです。
高齢化や長寿化、さらに生活習慣の多様化は
この「毒を貯める事」を加速する方向にあります。
ですが一方で生きるということは、日々この毒を排することでもあります。
毒を貯めて、毒を排して・・・の繰り返し。
意味があるようにも思えて、意味がないようにも思える。
人生はそんな矛盾を孕んでいますよ。

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病や症状は、ある種の「毒」に侵された状態と見立てることができます。
毒はウイルスや細菌のような具体的なものから、
疲労や冷え、痛みなど、その正体がよくわからないものにまで及びます。

東洋医学では、この健康上の「毒」を
からだに備わった自然治癒力や新陳代謝を活発化して
毒出ししたり、解毒していくという考えがあります。
それに対して西洋医学ではこの健康上の「毒」を
薬効を頼りに毒出し、解毒を行うという考えに基づいています。

西洋医学ではへび毒のごとく、毒の正体や毒性といった
正確、かつ具体的な情報が判明しないと、最適な治療を行えません。
ですが東洋医学では、毒そのものよりも、その中毒症状に目を向け
からだへの負担を抑えながら、自然治癒力を発現していくという道を辿ります。

このような点を踏まえ、それぞれを比較すると、
東洋医学は毒の正体が定かでなくても治療を行える
というメリットがあります。
いかなる毒であろうとも、自然治癒力を適切に発現することで
毒出し、解毒が可能となる、という立ち位置にあるわけです。
一方で、原因となる毒の正体がはっきりしている場合では、
ピンポイントに治療を行っていく西洋医学の方が効果は高いという面があります。

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漢方の世界では、病や症状は健康に対して「邪魔」なものとして捉えます。
邪魔なものだから排除する。
そういう点では、「毒」とイメージすることができ、
病や症状は毒に犯された状態=中毒症状とも捉えることができます。

へび毒やふぐ毒には血清や注射器のように、
外から作用して中毒を解消する方法があります。
ですが、そもそもいずれの毒性もかなり強いですから、
自然治癒力だけでは対処できないという点があります。

それとは逆に、
健康上の毒には、細菌やウィルスが原因となるような
感染症や化膿症状など、例外は含んでいますが、
外から作用して中毒を解消する方法は、基本的に存在しません。
それには次の二つが大きく影響していることでしょう。

私達のからだ自身が健康上の毒を生み出している
私達のからだはときとして、痛みを発する物質や、
疲れを感じさせる物質、さらには癌細胞などを産生しています

健康上の毒が身の回りに散漫している
寒い季節にかぜ予防が大切とよくいわれるように、
かぜの原因となる毒は、冬の自然界に散漫しています

毒への対処は、「毒出し」や「解毒」が主な方法ですが、
病や症状といった健康上の「毒」に対しては、先のような点から
毒出しや解毒を常日頃から自分のからだに働きかけてやっていかなくてはなりません。
即ち、自己代謝、自然治癒力を高め、行使していくことです。

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