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8月いっぱいは、まだまだ暑く、熱中症にも警戒しなければなりません。
熱中症を予防するには、体内にこもった熱をいち早く発散させ、水分を
補給しなくてはなりません。
体内に過剰な熱があると、自動的に体の中の水分量も減ってきます。
熱中症は、この体内の水分量がポイントになってきます。
では、水分量はどうやって知る事ができるのでしょう?
それは、自分の尿の色を観察することです。
正常な時の尿の色は、淡黄色の尿になります。しかし、体に水分が不足して
いる(陰虚)状態の時は、濃い黄色もしくは、こげ茶色のような色になります。
尿が濃い時は、体に熱がこもっている事が多く、同時に匂いも臭くなります。
まさに、熱中症はこの状態です。
逆に無色透明で頻尿傾向の人は、体に冷えがあるか、必要以上の水分を
補給している場合が多いので、冷たいものや、飲む量を控える必要があります。
このように尿の色を観察することで、体の水分バランスを知る手がかりになります
ので、特に夏場は気をつけて見てみるといいと思います。
これが分かれば、トイレに行って尿の色がいつもより濃いと思ったら、体に
水分が不足している証拠ですから早めに水分補給をすれば良いのです。
ただし、普段からビタミン剤を飲んでいる場合は、当然黄色くなりますので、
尿で判断するのは、難しいと思います。
漢方では、体から出る分泌物(鼻水や痰、汗、帯下など)や排泄物の色や状態によって
選ぶ漢方薬も変わってきますので、自分の体から出てくるものを観察するのは
非常に重要なことですね。

今の時代は自分が望むもの、欲するものが、
わりと簡単に何でも手に入る時代だと思います。
医療も得やすくなりました。
食事も、自分の食べたいものを得られるようになりました。
快適さも得られるようになりました。

その延長線上で、健康も簡単に手に入ると思い込みやすい。
果たしてその通りかどうか。
多くの方が説くように、健康に近道はありません
人間が健康を継続したり全うすることに、今も昔も大してかわりはないはず。

健康のためには体を過度に冷やさず、むしろ温めること。
というのは万人に当てはまることです。
けれどかたや昔に比べて、現代は体を容易に冷やすことができる時代です。
この夏の生活を振り返ってください。
冷房、アイスクリーム、冷たい飲み物、冷たい食事などなど。
地球温暖化やヒートアイランド現象で確かに冷やさずにはいられません。
けれども体を日常的に内側から冷やす人は、そうでない人よりも、(適切な表現か迷いますが)健康から遠のく。
その分だけ、かえって温活に取り組まなくてはならない。
またさらに冷えに対する抵抗力も関与してきますから、単純な足し引きの話ではありませんが。
けれどそうした冷えに対する抵抗力の低さも快適な生活習慣の中で培われていたとしたら・・・。
何が薬で、何が毒なのか、よくわからなくなってきます。

何かを望むこと、何かを得ることは、
本当はそこにリスクを伴うということに気づいてください。
長寿を望むことは決して悪いことではありません。
けれどもその背後には老化・加齢のリスクが確実に存在します。

健康は点を打つことではなくて、線を引くこと。

抽象的な物言いですが、
健康というのは、ある瞬間にその状態にあることよりも
そのことが継続的に維持されることに本当の価値があります。

誰でも、かぜが治ることよりも、かぜを引かないことに価値を見出すものです。
そして引いたかぜを繰り返し治す恩恵よりも
かぜを引かないようにつとめる(養生する)ことで得られる恩恵の方がはるかに大きい。

病気は千もあるが、健康は一つしかない。
そのような言(げん)もこれを受けての物言いでしょう。

線は点の連続によって形作られます。
本当の健康は、健康なことの連続です。
そして多くの人にとって、健康は幸せの前提条件でしょう。
健康だから幸せではなくて、健康でいろいろできることが幸せ。
ですから健康は出発点です。

人生にとって健康は目的ではない。
しかし最初の条件でもある。
(武者小路実篤)

月経痛や月経不順を改善するために用いられる漢方薬に、当帰芍薬散があります。
出典の「金匱要略」には
「婦人が妊娠しておなかが強く痛むものに良い」とか
「婦人のいろいろな腹痛に良い」とあり、
もともと女性の妊娠時の腹痛やその他の腹痛に用いられた薬ですが、
今では広い範囲で応用されています。
水毒証といわれる水っぽい体質の人に適しており、
月経不順、月経痛、不妊症、血の道症、更年期障害、低血圧、貧血、冷え性、疲労感、頭重、めまい、肩こり、動悸などの改善に役立ちます。
当帰芍薬散に含まれる生薬のうち、トウキとセンキュウはからだを温めて、血を補い、お血を改善し、シャクヤクは鎮痛作用によって腹痛を治め、ブクリョウ、ビャクジュツ、タクシャは利水作用で水毒を治めます。
生薬の内容から当帰芍薬散の適する方や体質がわかります。
このほか、月経を整える漢方薬としては、
体力が低下して手足の冷えが強く、寒さに弱い方には当帰四逆湯、疲れやすくイライラや不安、熱感がある方には加味逍遙散、冷え性で顔がのぼせ、手がほてる方には温経湯、比較的体力があり、のぼせや肩こりがある方には桂枝茯苓丸などが用いられます。

肌養生―スキンケア―は良くも悪くも夏が肝心。

夏は肌へのダメージが蓄積しやすい時期です。

◎紫外線が蓄積
 ⇒ シミ、シワ、角質厚、乾燥など

◎薄着で刺激をうけやすくなる
 ⇒ 皮膚炎、日焼け、過敏症など

◎汗・皮脂の分泌が盛んになる
 ⇒ ニキビ、しっしん。、あせもなど

この時期に適切な肌養生を行わないと、
肌ストレスや肌トラブルの原因が確実に蓄積されます。
ですが一方で、肌養生がもっとも活きてくるのもこの時期。

◎肌の新陳代謝が高まる
 ⇒肌への成分の吸収がしやすくなる
   肌からの排泄がしやすくなる
   水分が蓄えやすくなる

◎肌のターンオーバーが早まる
 ⇒毒出ししやすくなる
   キメを整えやすくなる

ですから夏は「良くも悪くも」、お肌にとって大切な時期。
夏のしわ寄せは冬にきます。
冬になるとドライスキンで困ることが多いのも、蓋を開ければ
夏のあいだに知らず知らず、肌から水分が失われていて...。

夏の疲れは血にくる。血の疲れは臓腑にくる。
そして、夏ばては肌にくる

冬を健やかな肌で迎えるためにも、ぜひこの時期の肌養生にご尽力を。
いつ始めるのか?・・・今でしょ。

漢方柿ノ木薬局では手軽にスキンケアを始めたい方に
自信をもってお勧めするオードムーゲシリーズを各種揃えています。
お一人お一人のニーズに合った形でご提案しますので、ぜひお気軽にご相談下さい。


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