東洋思想の一つ、五行論において、肺の働きは金の性質を持つとされます。
金は、現代語では金属を意味しますが、
大雑把に言えば、健全な肺は強靭な金属(=良い金属)になると解釈される訳です。
一方で金属には、輝きを失わせるくすみ・錆が伴います。
東洋医学では、金をくすませ、錆びさせる存在は風から運ばれると考えます。
このように言うと、風=悪いものという印象が立ちますが、そうじゃありません。
むしろ逆に、そういう形でしか風を扱えない点に難があると思います。
風には、くすみや錆のようなマイナス面だけでなく
埃を払う、輝きを長持ちするプラス面もありますから。

金は、現代語では金属を意味しますが、
大雑把に言えば、健全な肺は強靭な金属(=良い金属)になると解釈される訳です。
一方で金属には、輝きを失わせるくすみ・錆が伴います。
東洋医学では、金をくすませ、錆びさせる存在は風から運ばれると考えます。
このように言うと、風=悪いものという印象が立ちますが、そうじゃありません。
むしろ逆に、そういう形でしか風を扱えない点に難があると思います。
風には、くすみや錆のようなマイナス面だけでなく
埃を払う、輝きを長持ちするプラス面もありますから。

風には、良い面と悪い面の両側が存在します。
けれど良い部分だけを切り取ることも
悪い部分だけを排除することも、人の手には不可能です。
金に都合の良い風を求めるのではなく
風を活かせる金を得る。
清潔さを保つ肺というのは、正しく輝きを失わない金ですから。
けれど良い部分だけを切り取ることも
悪い部分だけを排除することも、人の手には不可能です。
金に都合の良い風を求めるのではなく
風を活かせる金を得る。
清潔さを保つ肺というのは、正しく輝きを失わない金ですから。