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睡眠に必要な陰気は、さまざまな要因で損なわれます。

ストレスもその一つですが、この場合
ストレスを処理するのに余計な陰気を費やします。
ストレスコントロールは
陰気の過剰消費を抑える手段として有効です。
けれど、それで必ずしも、
陰気が高まるという訳ではありません。

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それこそ、ストレスフリーだからと
陰気が自然と沸いてくる保障はどこにもありません。

睡眠に欠かせないものは数多くあるでしょうが
東洋医学的に見て、必要になるのが陰気です。
早い話、陰気が充実するほど、その人の睡眠は整います。

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逆に布団に入っても、陰気が少なければなかなか寝付けず、
睡眠中に陰気が尽きれば目が覚めやすくなります。
今の時代、病院やクリニックで眠剤を処方されている方がたくさんいます。
その事は裏を返すと、現代人は陰気不養生という証だと思います。


暑い季節に汗をかく。
汗をかかせるのは暑さだけでなく、身体自身による部分もあります。
汗をかくというのは、人の身体に備わった工夫で
発汗によって暑さに対処していきます。
ですから汗には、暑さに引っ張られて発する部分と
盛んになった代謝に背中を押されて発する部分がある訳です。

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健康的な汗というのは
暑さがそれほど強くなく=引っ張る力が穏やかで
そこそこ代謝が盛んになる=やさしく後ろから押してくれる
そんな感じでかく汗です。(あくまでイメージの話です)
逆に病的な汗というのは、暑さに引っ張り回されてかく汗。
あるいは、背中をど突かれて(代謝が必要以上に盛んになって)かく汗。
極端な話、気持ち良さを伴わない汗
(=本人の意志と関係なくかかされている汗)は
多かれ少なかれ病的なものだと思います。



ご無沙汰しております。

東洋医学には、自然界の変化に従い
人の身体も変化していくという思想があります。
平たく言えば、自然界で陽が盛んになる(=暑さを迎える)と
人の身体も追随して陽が盛んになります。

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人の身体が特定の変化を迎えるとき
その変化に引っ張られる部分と
その変化に対応しようする部分の2つが存在します。
一つの変化に際して、2つの異なる作用が働くという図式です。

例えば、当人にとってのストレスとは
引っ張る力が特別に強い存在を指します。
それに対して敏感というのは、
変化に対応しようとする力(後ろから押す力)が
特段に強い状態を表しています。

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木は万物の整然さを象徴する。

春の桜満開。
春の桜の美しさにはいろいろな面がある。
独特の淡い色合い。
小さな花弁が何万と咲き溢れる様子。
いくつもの木が並んで作る並木。
そうして桜の美しさは
小さなもの、沢山のものが集まって作られる。

また、桜の美しさは瞬きではなく、移り変わっていく。
そうして複数の人が共有することができる。 
一瞬の美しさは運動・動作に伴う、陽(動)的な美しさ。
一時の美しさは静止・佇まいに伴う、陰(静)的な美しさ。
愛でることができるのも、静的な美しさならではのこと。

そんな桜が散る様、花弁が静かに落ちる様は
陰が極まる水滴のような美しさを象徴しています。


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