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新年のご挨拶


明けましておめでとうございます。
年末寒波から新年は少し暖かな正月となりました。
風邪も流行しています。
冬休みが9連休の方もおられたようです。
体調に気をつけて、元気にお過ごしください。

新年にあたって、今の日本の医療について考えて
みたいと思います。
日本の国家予算は約96兆円、そのうち医療費が41兆円と
全予算の約40パーセントです。
今後さらに少子高齢化やがん治療などの高額な最新
免疫療法などが増加すると、今の保険制度は破産です。
いや、もう破綻していると思っても良いと思います。

御存知のようにアメリカは、国民皆保険ではありません。
人口3億2千万のうち保険に加入している人は、
約15パーセントの5千万人。

その他の方は病気になってもすぐに
病院にかかれないので、健康に関心のある人が増えて
いるそうです。
一方、保険に入っている人も、加入中に頭痛、風邪、腹痛など
軽症な病気で医師の診察を受けても、5年後に見直されて
更新時に保険料が上昇します。

全く病院へ行かなかった人の保険料は据え置きになるそうです。
こんな制度ですから保険に入ってる人も、入っていない人も、
自分の健康に関して用心せざるを得ません。

昔、日本でも保険のない時代は、養生の大切さが言われていました。

上工は、未病を治すと言う言葉をご存知でしょうか?

古代中国では、医師のことを工と呼び、医工とも呼んでいました。
病気になる前に病気にならないようにする医者が最も優れた
医者であると言う意味で、「上工は未病を治す」と言われていたのです。

これからの時代は、国民皆保険の負担も増え予防医学が
とても重要な医療になると思います。
今後は医師に病気のすべてを丸投げでなく、自分の体は自らが
責任を持つ事が益々大切な時代になって来ると思います。

健康を維持するために自分自身で努力するということは
「セルフメディケーション」と呼ばれています。
世界保健機構WHOでは、セルフメディケーションのことを
「自分自身の健康に責任を持ち軽度な身体の不調は自分で
手当てすること」
と定義しています。

日々の食生活や生活習慣の大切さを、今年も発信させて
いただきます。
5月から新元号となり、新しい年となります。

皆々様のご健康とご多幸をお祈りします。   

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神戸市中央区で漢方薬の相談薬局。

がん、自己免疫疾患、リウマチ、潰瘍性大腸炎など

食養生も大切にしている『漢方薬局けんこう屋』にお問い合わせ下さい。

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【天寿を生き、心身ともに健やかな人生をあなたに・・・】

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慢性腎臓病


厳しい寒さの12月となりました。今年もあと少し。学級閉鎖の学校も出た様ですから、
風邪に気をつけて元気に乗り切りましょう。
前回は、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)のお話をしてきました。
腎臓の障害が慢性的に続いている状態の方が、国内に1,330万人(成人の8人に1人)
いるとされ、新たな国民病です。

CKDの症状は、


1.消化器症状としての食欲不振、吐き気、便秘、下痢
2全身倦怠感:だるさ
3.貧血によるめまい、立ちくらみ、体動時の動悸
4.浮腫(顔・下肢)、肺水腫では咳や痰
5.皮膚乾燥、かゆみ、湿疹、寒気、筋肉のつり
6.頭痛(高血圧)
7.尿の泡立ち


などがあげられるが、だんだんと悪化するのではっきりとした症状がわかりにくい
のが特徴です。
静かに進行するので、サイレントキラーと言われています。毎年健康診断を受診し、
尿や腎機能検査結果を確認し、経過をみることが大切です。

 次に、どの様な対策が必要なのかをお伝えしたいと思います。
まず、CKDは進行性に悪化するので、食事療法はとても重要です。悪化しだすと、
腎移植や人工透析へ移行して治療を継続しないといけません。そうならない様に、
普段からの予防や慢性疾患にならない様に気を付ける必要があります。

食事療法は、


①必要なエネルギー(カロリー)の確保
②たんぱく質の制限
③塩分の制限
④カリウムの制限が基本となる。


食事で特にポイントとなるのがタンパク質と塩分です。炭水化物、脂質と並ぶ
三大栄養素の中で、タンパク質は唯一窒素を含み、その出口となるのが腎臓
です。

このため、摂取しすぎると過度に負担がかかってしまいます。タンパク質は
肉や魚、卵などのほか、米にも含まれるので、主食も主菜も変えていく必要が
あります。

エネルギーはしっかり取りながら、タンパク質を制限する。
最近は低タンパクの米やパン、麺類など専用の特殊食品もあるので、
栄養士さんの指導を受けながら偏りのない食事を心掛けてください。 


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慢性腎臓病


 11月に入り、早いもので今年もあと2か月足らずになりました。
急激な温度変化により風邪が流行しています。
咳が続く方もおられますので、十分注意してお過ごしください。

慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)とは、腎臓の障害が
慢性的に続いている状態のことをいいます。

現在、患者さんは国内に1,330万人(成人の8人に1人)いるとされ、
新たな国民病といわれています。
腎臓は血液をろ過して、体の老廃物を取り除いてくれる浄水場の
ようなところです。
体の各組織から不要物を回収してきた血液をろ過します。

 糸球体と尿細管のろ過器官が約100万個あり、まず糸球体で、
再利用できる血液成分やたんぱく質を残してきれいな血液に
ろ過をします。さらに、尿細管でもう一度、必要な成分を再吸収
するためろ過し、体に不必要な水分、塩分、老廃物などを尿として
体の外へ排出します。

体は、1日にドラム缶1本の原尿を作り、尿細管で再吸収して
1~2リットルの尿を排泄します。腎臓では尿の量を調整して、
血液、体液の成分(ナトリウムやカリウムなど)体内の水分量の
バランスを一定に保つ働きをしています。その働きが悪くなり、
尿が作れなくなると、排泄するはずの老廃物や塩分などは
体の中に残り、さまざまな病気を引き起こします。

糸球体腎炎や多発性嚢胞腎などの腎臓病は重要なCKDの
原因です。一方、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活
習慣病にかかっていると、CKDを発症する可能性が高いと
いわれています。

そのため、生活習慣病の原因となる肥満や運動不足、過度の
飲酒、喫煙、ストレスにも注意が必要です。
また、腎臓は年齢とともに機能が低下します。そのため、
高齢者ではCKDになる確率が増えます。
初期の段階では自覚症状はほとんどありませんが、進行
するにつれ、夜間の尿が増える、貧血、だるさ、むくみ、
息切れといった症状があらわれはじめます。

CKDは、進行性に悪化し、末期腎不全に至り、透析・移植を
必要とします。残念ながら「治らない病気」であることは事実です。
しかし、諦めずに積極的な治療と日常生活のコントロールを
根気よく行うことで、透析に入る期間を先延ばしにできます。
また、進行しないCKDや軽症のCKDもありすべてのCKDが
透析になるわけではありません。

進行しないCKDの条件は、 

①高血圧がない ②蛋白尿がないあるいは極軽度 ③腎臓の萎縮が極軽度

④CKD以外の疾患がない ⑤CKDの進行速度が遅い


次回は、CKDの方の食事療法や漢方薬についてお話します。

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第三医学


 長く厳しかった夏も終わり、秋本番を迎えました。朝夕の急激な温度差によって、
風邪、インフルエンザも流行し始めています。体調に気をつけてお過ごしください。
日本経済新聞朝刊2018年9月24日付に「漢方で治療、西洋医学を補う」という記事リンク
掲載されました。中でも認知症、循環器病が注目されていました。

 東京大学大学院医学系研究科の康永教授は 「漢方薬は一部の西洋薬からの
切り替えができ、場合によっては複数の西洋薬を単剤の漢方薬に切り替えることも
できる。そうすれば多剤併用による副作用を避けるだけでなく、医療費の節減にも
つながる可能性がある」
と期待している。と言われています。
多くの西洋医学の医師が、漢方薬を見直してくれる事を願います。

 西洋医学は、病態を細かく解明し、分子レベルで細かく作用する薬の事も分かって
きました。また、遺伝子治療、免疫治療、バイオ薬治療など最先端医療が多くなって
きています。しかし難病は減らず、効きすぎる薬の副作用で、とても困っている方も
多くいらっしゃいます。
 私は、医療が細分化され過ぎて専門特化しているため、「木を見て森を見ず」の
治療が多くなっているようにも思えます。

 体を細かく見る事はとても大切な事ですが、体全体を大きく見る事も大切です。
臓器や皮膚は、単独で生命活動しているのではなく、体全体の一部として働いています。
昔から漢方では体質の分類を重要視して、その患者全体の状態を重要視します。
症状の対症療法ではなく、体の気・血・水に対応した漢方薬が多く存在してします。

 気剤は精神神経疾患や臓器の機能障害に使用され、血剤は、オケツといって
古血(悪い血)が体内に滞る事によって多くの病が発症するという考えがあり、多くの
循環器疾患、難病やがんに使用されます。また、水剤は西洋医学でいう利尿剤の
意味だけでなく、水毒という体のむくみである色々な部位の浮腫を取ってくれる
漢方薬があります。
 しかし、同じ病名でもその方の体質、病態に合わない漢方薬は効かないのです。
最近、よく病院で出される「この病名なら、○○〇の何番の漢方」では、難しい
病気には効きづらいと思います。

 私の恩師・故山本巖先生は、西洋医学が得意とする病態把握を活用し、
東洋医学独自の診断法、生薬の薬能を取り入れることで、双方の長所を統合
したうえで、病態と薬物の対応を中心にした診療を実践し、誰が行っても再現性
のある科学的な漢方医学(第三医学)を作ろうとされました。

 第三医学(Integrative Medicine)は、洋の東西を問わず有効なものは積極的に
取り入れることであらゆる医学を統合(Integrate)し、新たな医学として発展させる
ことを理念としています。

 2001年惜しくも他界した山本の意志を継承すべく現在、高弟の高橋邦明会長
(大阪府大東市 高橋皮膚科院長)のもと、山本巖流第三医学研究会を年に4回、
大阪で開催しています。私も末弟として、日々学び精進しています。
                         
                                   漢方薬局けんこう屋  

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夏バテ秋バテ


豪雨・地震・台風・猛暑と今年は本当に厳しい夏だったと思います。
朝晩は少し涼しくなってきて、ほっとする季節ですが、これから体調を
崩す方も多いです。
クーラーや扇風機のあたり過ぎ、冷たい飲み物の取り過ぎから
起こってくる体の不調です。
漢方では、中寒といって寒に中る(あたる)状態です。お腹を冷やし、
食欲も免疫力も極端に落ち、風邪やウィルス性疾患にもかかり易くなります。
例えば、アトピーの子供さんで、「とびひ」と言われる伝染性膿痂疹
(でんせんせいのうかしん、細菌による皮膚の感染症)や、ジュクジュクした
皮膚炎の自家感作性皮膚炎などになり易くなります。
皮膚の免疫力が落ちて、皮膚の感染症を起こしやすくなった時に起こる
皮膚炎です。体力の落ちるこの季節、注意が必要です。

お腹や体を冷やし過ぎた後は、やはり温めながら体力を回復させることが
大切です。
江戸中期の有名な儒学者・本草家、貝原益軒の『養生訓』には
「夏ハ発生ノ気、イヨイヨ盛ンニシテ汗モレ、人ノ肌 膚大イニ開クユエ、
外邪入リヤスシ。涼風ニアタルベカラズ……温カナルモノ食イ テ脾胃ヲ
温ムベシ。冷水飲ムベカラズ…」と、夏の養生の要点は冷やさないことで
あると書かれています。

冷えに漢方薬の力を活用しましょう。 体の外表部の冷え(経絡の中寒)には
「五積散」、「芎帰調血飲第一加減」、お腹の冷え(臓腑の中寒)には「人参湯」、
下痢・軟便など胃腸の風邪症状には「藿香正気散」など、症状に合わせて
服用頂くと良いです。
今年の夏は暑すぎて、患者様に「お腹を温めて下さい」とはなかなか言いにくい
季節でした。

九月からは、冷やし過ぎたお腹や体を温める様にして下さい。
秋バテにならない様に、寝る時は腹巻をして、お風呂にゆっくり使って睡眠を
しっかり取ることも大切です。
体調が早く戻り、美味しい物がいっぱいの味覚の秋を元気に迎えられると思います。

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