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よくあるご質問


漢方について

夏にむけて 多汗症に漢方薬は効きますか。

汗は体温調節のための大切な手段で、気温の高い夏場や、運動で筋肉などが熱をもっているときなどには多く汗を分泌し体温を下げます。
甲状腺の病気や更年期などでも多汗が見られます。 また手のひらや、足のうら、腋の下など部分的な多汗は精神的緊張によりおこります。

漢方では「汗と血の源は同じである」とか「汗の出過ぎは元気を消耗する」と考えて、様々な病態で汗の出過ぎを治す漢方薬が昔から使われています。
とくに夏の多汗症は水分の取り過ぎとも関係が深く、飲んだ水分が体に取り込まれてうまく利用されないために、のどの渇きがとれず尿量が減少し、飲めば飲むほど汗は沢山でますが体の熱がさめずに熱中症へと進む場合もあります。
このような時は、こもった熱を尿として排泄する茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)、体内の熱を冷まし咽の渇きをとる白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)などが夏場の多汗症の代表的な処方です。
また体の元気が衰えているために少し動いても汗が漏れでてしまうようなタイプの多汗症には清暑益気湯(せいしょえっきとう)、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)などが代表的処方です。

あなたのタイプにあった漢方薬が見つかれば十分に効果が期待できます。


子どもは漢方薬を飲めますか

長い歴史を持つ漢方医薬学では古い時代から婦人科や小児科は独立した科が立てられ、小児の特徴的な病態や、さまざまな病気が専門に研究されてきました。

すでに、今から1400年以前の中国の隋や唐の時代の総合医学書である「諸病源侯論」、「千金方」、「外台秘要」などには小児科の病気が独立してもうけられましたし、北宋時代の「小児薬証直訣」は小児科の専門書として現在でも大変有名です。

子どもが生まれて12時間後ぐらいに飲ませる日本で考えられた「甘連大黄湯(かんれんだいおうとう)」という漢方薬があります。
これは腹中の胎毒を下す作用があるとされ、これを脱脂綿に浸して絞ってのませますと黒い胎糞(かにばば)がたくさんでます。夜泣き、疳の虫等の神経質なお子さんや、頭部湿疹などに用いられ効果を上げています。


すでに痛い頭痛に、今飲んで効く漢方薬はありますか

漢方薬には現代医学でいう鎮痛薬、いわゆる痛み止めというくすりはありませんが、即効的に痛みが楽になる漢方薬はあります。

漢方の頭痛の治療は、かぜなどの感染症に伴っておこる外感頭痛と偏頭痛などの体の内に原因の在る内傷頭痛とを分けて治療します。
外感頭痛は頭痛以外の症状に応じて治療し頭痛を直接治療することはほとんどありません。
漢方では「不通則痛、通則不痛」という痛みのおこる原則があります。
偏頭痛などでは気血や余分な水が頭部に上逆して鬱滞して痛みを起こしていると考えています。 鬱滞がひどければ頭に熱を持ちます。この鬱滞した気血水や上逆を下げる漢方薬として呉茱萸湯(ごしゅゆとう)、五苓散(ごれいさん)が代表的なものです。

病状に応じて服用量、間隔等が異なります、専門店でご相談されるとよいでしょう。