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20代の頃より口の周りからあごのライン辺りにニキビが出始めた。患部は赤く炎症が起き、治っても跡が黒く残る。1度病院で抗生物質をもらって服用したら良くなったが、またすぐに悪化した。病院の薬を続けると下痢になるため、漢方薬で体質改善をしてみようとご来店された。

体質は、胃腸が弱く、食べても太りにくい。また、冷え性や生理痛もひどく、生理前にニキビが増える。下痢や便秘を繰り返す。甘いものは好きで、菓子パンやチョコレートなどをよく食べる。

漢方薬は、まず胃腸を丈夫にする帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)を処方。それからニキビに直接塗る紫雲膏(しうんこう)をつけてもらうことにした。それと極力甘いものは摂らないようにしてもらった。1ヵ月後ご来店。ニキビが前よりもかなりひどく出ている。寝る前に紫雲膏をつけると、次の日の朝赤く腫れて膿が出ることもあるという。これは良くなる兆候だということをお伝えし、さらに1ヶ月飲んでもらった。次にご来店されたときは、ニキビの量は半分ぐらいに減っていた。それから約1年間飲み続けてもらったところ、体重が3kg増え、ニキビは全くでなくなった。

この方の場合、もともと胃腸が弱く、ストレスらによってさらに胃腸の機能が低下し、カロリーの高い甘いものなどを食べると、身に付かず、すぐに過剰栄養(毒)となってニキビになっていたと考えられる。胃腸を丈夫にする漢方薬を飲んだことで、大腸の調子も良くなり、体重も増え、ニキビが出来にくくなったと考えられる。

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むつごろう畑で満開を迎えているシャクヤクの花を店内に飾っています。

幼稚園に入った頃から風邪をよく引くようになり、特に冬場は常に風邪を引いている状態。ひどいと喘息のように咳が止まらなくなることもある。また、胃腸も弱く、普段から便秘や下痢になりやすく、抗生物質を飲むとお腹をこわす。性格はおとなしく、ストレスをためやすい。乗り物酔いあり。お腹は過度のくすぐったがり。

漢方薬の小建中湯(しょうけんちゅうとう)を処方。飲みはじめてからよく食べるようになり、大便も1日1回と安定してきた。また、この漢方薬を飲んでから風邪を引きにくくなり、引いても以前なら2週間くらい長引いていたものが、すぐに治るようになった。現在も続けていて調子がよい。

この小建中湯は、胃腸の弱い子供の体質改善によく使う。この薬を飲んでいくと胃腸が丈夫になり、風邪も引きにくくなる。また、乗り物酔いしやすい子や鼻血を出しやすい子、頭痛や立ちくらみを起こしやすい子にも効果がある。

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むつごろう畑で芍薬が開花しています。:D

以前より脇の下や股に汗をかきやすかったが、3年位前より脇の下や股に湿疹のようなものが出来始めた。病院で塗り薬をもらってつけると、一時的に痒みは治まるが、湿疹はおさまらない。特に梅雨時から夏場にかけて悪化する。

顔色は色白で、肌も白く、水っぽいたるんだ感じがある。また甘いものをよく好み、果物もよく食べる。大便は2日1回、小水は日に3~4回くらい。血圧は低めで、朝は起きづらい。

漢方薬の防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を処方。飲みはじめてすぐにお小水の量が増えた。1ヶ月が経過した頃より湿疹は減り始め、4ヶ月経った頃には湿疹は無くなった。また漢方薬を飲んでから体重が3kg 落ち、脇の下や股の汗もかなり軽減した。

この方の体質は"水毒体質"で、身体に余分な水が溜まっていたと考えられる。漢方薬を飲むことで余分な水がとれ、湿疹が減り、汗も過剰に出なくなったと考えられる。甘い物や果物は、水毒体質の原因になるので、摂り過ぎには注意が必要である。

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むつごろう畑で育てている当帰の写真です。

3年前に化粧品を変えてからか顔面が赤く腫れて痒くなり、その後顔全体が黒ずんだような色になった。病院でもらった塗り薬やビタミン剤を飲んだが顔色は黒ずんだまま変わらなかった。現在は痒みはない。

体質は、やや便秘気味で足が冷え、細かいことが気になりイライラしやすい。肩こり頭痛あり。食欲はある。生理は50歳の頃にあがっている。甘いものは好きでお饅頭や菓子パンをよく食べる。肌はもともと弱く、乾燥している。

漢方薬の加味逍遥散合四物湯(かみしょうようさんごうしもつとう)を処方。飲みはじめると、大便が毎日すっきり出るようになり、肩こり、頭痛が軽くなった。顔色は、始めの3ヶ月は際立った変化は見られなかったが、その後、次第に黒ずみが薄くなっていき、1年がたった頃にはほとんど元通りの肌に戻った。

漢方では、黒皮症を、化粧品や紫外線などの外的要因と考えるより、体の中に要因があると考える。この方の場合、閉経後に黒皮症を発症したということから、月経がなくなったことで、からだに瘀血(古い血)が溜まったことがきっかけになったのではないかと考えられる。今回の処方は、瘀血を取り除き、血液をきれいにしたことで、顔の肌が元のように再生されたのであろう。

2歳の頃からアトピーが出始め、当初はステロイドなどをつけていたが治らず、漢方で体質改善をしたら小学校高学年の頃に1度よくなった。ところが昨年より上京して一人暮らしをはじめてからまたアトピーが出始めた。場所は、顔が一番ひどく、それから首の周りと肘の内側にも出ており、かきむしると黄色い液が出てくるという。現在はステロイドをつけていない。

体質は、食べても太らないタイプで、大便は2~3日に1回。脂っこいものを食べ過ぎるとすぐに下痢をする。そして、疲れやすくて手足がほてる。のどは渇きやすく、ジュース類を好む。子供の頃には、よく鼻血を出し、バスなどに酔いやすかったという。また、一人暮らしをはじめてから食生活が乱れ、カップめんやジュースをよく飲むようになった。

漢方薬の帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)を処方。ジュースやカップめんなどは極力食べないようにアドバイスした。飲みはじめて2週間が経つと、顔や首の周りから黄色い液がたくさん出た。その後、1ヶ月が経過する頃には液はだんだん減り、2ヵ月後には、ほぼ出なくなった。そしてさらに1ヶ月が経過すると、アトピーはほぼなくなり、肌も元のようにきれいになった。


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