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2~3年前より、汗のかき方がかなりひどくなった。もともと汗っかきなほうであったが、最近は、寝汗も出るようになり、下着がぐしょぐしょになると言う。また、仕事などで緊張したときや、ラーメンなどの熱いものを食べたときなども顔から異常なほどの汗が噴き出すと言う。また、脇の下や手の平などにも汗をかきやすいという。

漢方薬の桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)を処方。服用してから1ヶ月が経った頃から汗が少なくなり、寝汗はよほど暑いとき以外ほとんど出なくなった。ただ、緊張したときの脇の下の汗や手の平の汗は治らない。そこで柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を桂枝加黄耆湯と交互に飲んでもらうことにした。するとそれから徐々に脇の下の汗や手の平の汗も減るようになり、約半年ほどで異常な汗は出なくなった。

20110629003


今朝の当帰畑です。今年も去年と負けず劣らず暑いです。(TT)

2年前より時々熱中症になるようになった。症状は、頭痛、吐き気、だるさ、ひどいときは部活中に倒れたこともある。時季はおもに夏場が多いが、夏でなくても、コンサートや人ごみなどで起こることもある。

体質は、食べても太りにくい痩せ型の体質。汗はかきやすく、手の平の汗、寝汗もある。また、疲れやすく、のどの渇きがあって、炭酸ジュースなどをよく飲む。乗り物酔いしやすい。生理はあるが、1~2ヶ月に1回とやや乱れ気味。生理痛は時々ひどくなる。

漢方薬の黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)を処方。飲みはじめてから、異常な汗や手の平の汗、寝汗が減った。また、体重も3kg 増え、疲れにくくなった。また、生理が1ヶ月に1回規則正しく来るようになった。漢方薬を飲むこと約1年、いまだ熱中症は出ていない。

この方に処方した黄耆建中湯は、胃腸を丈夫にして、体の汗の異常を治す。彼女は胃腸が丈夫になったことで、体重がやや増え、疲れにくくなり、のぼせやすかった体質が改善された。その結果、人ごみなどの熱気がある場所に行っても、のぼせなくなり、頭痛や吐き気などの症状が出なくなったと考えられる。

20110625008


現在のむつごろう畑の当帰です。こんなに大きくなりました。;v)

1年前より、ときどき物がゆがんで見えるようになったため、眼科に行ったら、黄斑変性症(左目)と診断された。とりあえず目の血液循環をよくするお薬を飲んで経過を見るとのことだった。そしてその後もあまり症状が改善されないため薬局にご来店された。

顔色を見ると、シミが多くて血液の循環が良くない様である。舌の裏側を見せてもらうと、紫の血管がくっきり2本浮き出ている。また、普段からやや便秘気味で、眠りは浅い。肩こり、頭痛、足の冷えあり。天気が悪いと頭痛は悪化する。生理は順調だが、時々生理痛がひどいときがあり、その際は鎮痛剤を飲む。また、甘いものが大好きで、お饅頭やおはぎなどをよく食べると言う。

漢方薬の桂枝茯苓丸加大黄(けいしぶくりょうがんかだいおう)を1ヶ月分処方。飲み始めると、毎日大便が出るようになったという。さらに1ヶ月分を処方。肩こりや頭痛が軽減し、舌の裏の血管が見えにくくなっている。さらに1か月分をお出ししたところ、目のゆがみが出なくなったと言う。ただここで漢方を止めるとまた目が悪化すると良くないのでしばらく続けてもらうようにお伝えした。それから約1年、目のゆがみは1度も出ていないとのことだった。そして顔にあった10円玉くらいの大きなシミが取れたとかなり喜んでおられた。現在も漢方薬を服用中。

この方の場合、甘いものが好きと言うことで、瘀血(おけつ:汚れた血液)が溜まり、黄斑変性症の引き金になったと考えられる。舌の裏の紫の血管や顔のシミは典型的な瘀血の症状である。桂枝茯苓丸加大黄は、溜まった瘀血を取り除き、目の病気の進行を遅らせ、自然治癒力が働いて視力の回復に至ったと考えられる。

20110622003


現在の当帰です。この時季は雑草の勢いがすごいので大変です。皆さん、どれが当帰かお分かりでしょうか?f(--;

半年前に風邪を引いて以来蓄膿症(慢性副鼻腔炎)になった。ひどいとほおが腫れ、痛み、首筋も凝って頭痛がすることもある。また、鼻水はつまりがちで出にくいが、お風呂や運動などで体が温まると出てくることがあり、その膿は臭いにおいがあって、時々出血を伴う。病院で抗生物質を処方され、一時飲んだがあまり効果は見られなかった。食事は、甘いものが好きでよく食べる。酒はビールを少し飲む程度で煙草は吸わない。

漢方薬の葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)と排膿散(はいのうさん)を合わせて処方。飲み始めると、鼻づまりがとれ、鼻水がたくさん出始めた。その膿は濃い黄色で、臭いにおいの鼻血もたくさん出るという。そして、鼻水が出ると、ほおの痛みが楽になり、頭痛も減ると言う。そのまま同処方を継続していくと、鼻水は次第に出なくなり、約半年の服用で根治した。

20110608015


むつごろう畑では、トウキの花が咲いています。

高校生になった頃から、ガスが溜まりやすくなった。学校ではいつも我慢しているため、お腹が張っている。また、緊張するとお腹をこわすことがあり、特にテスト中が良くない。

性格は、おとなしく、まわりに気を使いやすい。生理は順調だが、生理痛はひどいときがあり、そのときは鎮痛剤を服用する。また、普段から便秘したり、下痢になったりすることもある。足の冷え、肩こり、たまに頭痛あり。乗り物酔いもしやすい。また、甘いものが好きで、アイスクリームなどもよく食べる。

漢方薬の小建中湯(しょうけんちゅうとう)を処方。飲み始めると、初めの1週間はガス(おなら)が頻繁に出たが、その後おさまり、大便も毎日出るようになった。また、1ヶ月が経った頃からガスが溜まりにくくなり、お腹の張りもなくなった。現在も服用中だが、試験中にもお腹を壊さなくなり、生理痛もなくなったという。


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畑のシャクヤクまだきれいに咲いています。:)


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