頭痛は神経が興奮して血管が縮んだ後、その反動でが拡がりすぎて血管が腫れることで起こります。自律神経が興奮してしまう原因は、ストレス・寒さ(冷やす食べ物や飲み物も含む)・背中の硬さなどがあります。背中の硬さ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。私は鍼灸師でもありますからよくわかるのですが、自律神経のうち交感神経は背部の背骨から出ているので、背中が硬くなっていると興奮しやすくなるのです。
気圧によって交感神経が興奮する方もいますが、天気の変化によって痛みが出る方は、耳の中にある気圧センサーが敏感に反応しているのです。体は、耳と目の2つの情報をもとにバランスをとっています。耳の奥にはリンパ液と言う水が入っています。この水が多くなると気圧が変化した時に体のバランスが崩れたという誤った情報を脳に伝えます。一方、実際みている目の前の景色は崩れていないので、情報が一致しなくなってしまいます。 このズレている情報のため、脳が混乱することで神経が興奮してしまい頭痛が起こります。
増えすぎた内耳の水を正常にするのは漢方薬の得意分野です。漢方薬を飲むことに加え、耳のマッサージよってリンパ液の量が正常になり、頭痛が軽減されます。
また、頭痛を予防する体操や、頭痛が起きている時にもできる体操がありますので、相談の時にお伝えしますね。