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64歳の男性。半年前より耳鳴りが気になり始めたといいます。病院の検査では、脳にも耳にも異常がなく、漢方のご相談に見えられました。

耳鳴りは、右耳で脈を打つようになっていて、耳鳴りがする前は、忙しくて睡眠不足が続いていたといいます。顔色は赤く、肩こり、イライラ感があり、舌平に白い苔が付いています。

漢方薬の柴胡桂枝湯を調合。一か月後、耳鳴りが軽減しているといいます。その後も、次第に耳鳴りは軽くなり、半年間の服用で耳鳴りはなくなりました。

49歳の男性。1年前に頭皮に発疹ができ、その後、全身に拡がったといいます。病院では、自家感作性皮膚炎と診断され、ステロイドの軟膏をつけていたようですがなかなか改善が見られず、漢方のご相談にみえられました。

患部は赤く、かきくずすと黄色い汁が出るといいます。晩酌、タバコ、外食も多く、こってりとしたものもよく食べるといいます。

漢方薬の黄連解毒湯(煎じ薬)を調合。1か月後、大便の出が良くなって、痒みが減ってきたといいます。さらに1か月後、発疹がほぼなくなり、痒みも良いといいます。その後、約半年間で漢方薬を止めましたが、再発は見られていないといいます。


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