52歳の男性。1年前より、奥歯が痛み、浮いたようになったり、膿が出るようになったといいます。病院でレントゲンを撮ったら歯根嚢胞があるといわれ、抗生物質を使うと一時的には良くなるようですが、すぐに再発し、手術を勧められたといいます。できれば手術を避けたいと漢方のご相談に見えられました。
漢方薬の煎じ薬を調合。飲み始めて1か月後、歯の痛みと浮いたような感じが少し良くなっているといいます。さらに2か月がたつと、痛みや浮いた感じがなくなってきたといいます。その後、病院で診てもらうと、嚢胞は小さくなっているとのことでした。その後も漢方薬を服用されていますが、嚢胞は大きくならず、痛みや浮いた感じも起こっていないといいます。
35歳の女性。3年前より、手の指先がガサガサになり、割れたり、ひどいと血が出たりして悩んでいるといいます。特に冬場にひどくなるといいます。
体質は、冷え症で、腰痛や生理痛もあります。冬は手足が氷のように冷たくなるといいます。 漢方薬の当帰四逆加呉茱萸生美湯(煎じ薬)をお出しし、紫雲膏(軟膏)を塗ってもらうことにしました。1か月後、手足が温かくなる時がでてきて、ひどく割れることはなくなったといいます。3か月後、手のガサガサが改善してこられました。その後、季節も暖かくなり、手荒れは改善しましたが、そのまま漢方薬を服用され、次の冬がやってきましたが、指先が切れたり割れたりすることはなくなったといいます。 |
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更新日: 2015/02/06 |
51歳の女性。2年前より手のひら、足の裏に膿胞ができ始めたといいます。病院で掌蹠膿疱症と診断され、ステロイド剤を付けていたようですが改善されず、漢方のご相談に見えられました。
体質は、身長155㎝体重60㎏とやや太めで、喫煙歴がありますが、現在は止めています。患部は赤く、手足は暖かく、皮がごわごわとむけています。生理は順調にあったようですが、昨年より来ていないといいます。 漢方薬の大柴胡湯(煎じ薬)を調合。自家製軟膏の紫雲膏も付けてもらいました。1か月後、飲み始めてすぐに、ひどく膿胞が出たようですがその後軽減し、皮がぼろぼろとむけているといいます。さらに1か月後、新しい膿胞はポツリポツリとしかできていません。その後3か月、新しい膿胞はできなくなったといいます。その後も漢方薬を継続し、約1年、肌はすっかりと元のきれいな状態に戻りました。 |
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更新日: 2015/01/15 |
30歳の男性。3年前より右の耳がふさがるようになり、病院で中耳炎と診断された。抗生物質を飲むとよくなるが、しばらくすると再発するといいます。また、副鼻腔炎もあり、鼻も詰まりやすいとのこと。
体質は、神経質で良く悩み、手のひら足の裏によく汗をかきます。食事は大食で、お腹はよく張ります。また、吹き出物やおできもできやすいといいます。 漢方薬の荊芥連翹湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて3か月後、耳のつまりや鼻づまりが減ってきたといいます。また、吹き出物も減ってきたといいます。そのまま漢方薬を継続すること1年、耳のつまり、鼻づまりもなくなり、再発しなくなったといいます。 |
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更新日: 2015/01/07 |
41歳の女性。40歳を過ぎたころから、小水の後、尿が少しもれるようになったといいます。市販の薬を飲んでみたようですが効果がなく、漢方のご相談に見えられました。
体質は、手足の冷え、腰痛、神経痛があります。もともと、寒い時期には頻尿になり、残尿感もでやすかったといいます。 漢方薬の当帰四逆加呉茱萸生美湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて1か月後、小水の勢いが良くなり、尿もれがだいぶ改善されてきたといいます。さらに服用を続けられ、半年がたったころにはほとんど気にならない状態にまでなりました。その後は、調子が悪くなると同処方を服用すると、すぐに改善されます。 |
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更新日: 2014/12/30 |