毎年、花粉症にかかり、いつもは市販の薬を使っていたが、今年より耳のつまり感が出始め、病院でもらった薬を飲んだが効果がなく、漢方薬を試してみようとご来局された。
花粉症は、鼻づまりと目のかゆみがあり、耳は右耳がふさがった感じで、音が響いて聞こえるという。体質は、肩がこり、胃腸は弱い。時々胃痛がある。夜の眠りは浅く、たびたび目が覚める。生理は順調だが、最近周期が早まり始めたが、更年期症状はまだ出ていないという。
漢方薬の小柴胡湯と香蘇散を処方。飲み始めて2週間後、耳のつまりが取れる日がでてきたという。さらに2週間後、耳のつまりがほとんどとれ、鼻づまりも改善してきたという。現在も漢方薬を服用中で、耳はつまらず、花粉症も軽く収まっている。
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更新日: 2013/02/13 |
3年前から口唇ヘルペスが度々できるようになったといいます。いつもは病院で抗ウイルス薬をもらって飲んでいましたが、妊娠希望もあり、漢方薬で治らないかとご来局されました。ヘルペスができるのは、疲れがたまったときや、風邪の後だといいます。体質を伺うと、肩がこりやすく、胃が痛くなったり、胸焼けを起こすことがあり、こってりしたものは胃にもたれるといいます。また、仕事でストレスをためるせいか、夜すぐに目が覚めてしまうことが多いといいます。舌平を見せてもらうと、白い苔がついていました。
漢方薬の柴胡桂枝湯を処方。患部には、紫雲膏(自家製)をつけてもらいました。2週間後、ヘルペスはすぐに良くなり、綺麗になっているといいます。その後は、紫雲膏を止め、柴胡桂枝湯を飲んでもらうことにしましたが、1年が経っても再発はみられておらず、夜もよく眠れて疲れにくくなっているとのことです。 |
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更新日: 2013/02/05 |
3年前より、小水の切れが悪くなり始め、残尿感が出るようになり、少しもれることもあるという。病院では前立腺らの検査をしたが異常が無く、薬をもらって飲んだが効果がなかったという。薬局で買った薬も効果がなかったという。
体質は、下半身が冷えやすく、冷えると頻尿になり、尿もれも悪化する。コーヒー、ビールを飲む。 漢方薬の苓姜朮甘湯を処方。飲み始めて1ヵ月後、下半身が温まり、小水の回数が減ってきたという。さらに1ヵ月後、残尿感や尿がもれることもなくなってきたという。その後も漢方薬を服用しているが、頻尿、残尿、尿もれを起こすことはなくなったという。 |
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更新日: 2013/01/31 |
6歳の女の子。1年前より爪を噛むようになったといいます。
体質は、イライラしやすくて落ち着きが無く、歯ぎしりをするとのこと。 漢方薬の抑肝散加蔯皮半夏を処方。1ヵ月後、爪を噛むのが減ってきて、少し落ち着きがでてきたといいます。さらに1ヵ月後、爪を噛むのが半減し、歯ぎしりをしなくなったいいます。それから次第に爪噛みが減っていき、半年ほどが経った頃にはほぼしなくなったとのこと。その後は漢方薬を飲むのを止められましたが、再発はしていないといいます。 ![]() 雪積もる修善寺薬草畑の風景 ![]() |
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更新日: 2013/01/26 |
半年前に、だるさや月経不順で病院へ行ったところ、橋本病と診断されたとのこと。検査では、FT3とTSHは正常で、FT4が0.7ng/mlと低く、定期的に血液検査をするようにしているということです。
体質を伺いますと、月経は3~4ヶ月に1回で、疲れやすく、足はむくみ、便秘、低体温、冷え性、乾燥肌があります。また、できれば赤ちゃんも考えているとのことで、なるべく病院の薬を服用したくないとのことでした。 漢方薬の温経湯を処方。1ヵ月後、身体が良く温まり、基礎体温が35.9度(低温期)から36.1~2度まで上がってきたといいます。また、大便も2日に1回は出るようになったといいます。さらに1ヵ月後、しっかりと高温期が来て、月経がいつもよりはやく来たといいます。その後も温経湯を服用し、半年が経った頃、病院の検査を行ったところ、FT4が0.95ng/mlまで上がっていたとのこと。現在も温経湯を服用中で、以前のようなだるさやむくみはなくなっています。 ![]() 写真は、最近のむつごろう薬草畑です。 ![]() |
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更新日: 2013/01/25 |