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4~5年前より皮膚に湿疹ができ始め、病院で尋常性乾癬と診断されたといいます。
ステロイド剤やビタミンDの軟膏を塗っていたようですがなかなか改善が見られず、漢方のご相談に見えられました。患部は赤く、皮がザラザラとして、魚の鱗のようになっています。部位は足や腕にひどく、お腹や背中にも出ています。漢方薬の荊芥連翹湯(煎じ薬)を調合。患部には紫雲膏を塗ってもらい、動物性食品(肉、脂、卵、牛乳など)を控えてもらうようにお伝えしました。服用して3か月が経ったころより、新しい湿疹はできなくなりました。そのまま漢方薬を継続してもらい、半年を過ぎたころよりきれいになり始め、その後徐々に良くなっていかれました。

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今回は、漢方における特徴的な考え方のひとつ、心身一如をご紹介します。
これはどのようなことを意味しているのかというと、心と体は全く別のものではなく密接な存在であり、互いに影響を与え合っているという考え方になります。

対して、西洋医学では心と体は別物と捉え、互いを切り離した上で診断、治療を行っています。

この心身一如の考え方が理にかなっていることは、生活のあらゆるシーンで感じることができます。
例えば、わたしたちは日々、多くのストレスにさらされていますよね。
適度なストレスであれば良い効果を生むこともありますが、長期間に渡る過度なストレスは気持ちが沈み込むだけではなく、次第に、胃腸障害をはじめとした様々な病気を呼び寄せてしまうことがあります。
それは、まさに心の不調が体の不調を引き起こしたといえるのです。


また、プラセボ効果からも、心身一如の一端を垣間見ることもできます。
プラセボは偽薬ともいわれますが、中身をみてみると薬本来の有効成分は含まれておらず、代わりにデンプンや生理食塩水など通常であれば、治療効果が期待できないもので構成されています。
しかし、それを効果のあるものだと思って服用することで、実際に症状が改善されるということがあります。これをプラセボ効果と呼びますが、ここには心理的要因が大きく関与していると考えられます。


もともと、漢方では西洋医学のように、細かな検査をして病名を決定し、治療薬を決定するという過程はとらないことを以前お伝えしましたが、心身一如の考え方はまさにこれを表しているといえます。
すなわち、体に不調があればそれを体だけの問題と捉えずに心の変化や気持ちも関連していると考え、包括して治療を行っていくのです。
そのため、心身ともに相乗効果で症状が改善されることとなり、結果的に再発率も低くなるのです。

“病は気から”という言葉もありますが、体の状態が良好なだけではなく、同時に心の状態も良好であることが真に健康であると言えるのではないでしょうか。

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14歳で初潮を迎えてから月経不順で悩んでいるといいます。一時、病院でホルモン治療を行い整いましたが、薬を止めるとまたすぐに不順になったといいます。月経は、半年に1回くらいしかないといいます。体質は、167㎝体重49㎏と痩せ型で、胃腸が弱く下痢しやすいといいます。手足は冷え症で、肩こり、頭痛、吹き出物があります。
 漢方薬の当帰四逆加呉茱萸生美湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて1か月後、手足がポカポカと温まっているといいます。さらに1か月後、今までなかったおりものが出てくるようになったといいます。さらに1か月後、月経があり、今までより月経量が多かったといいます。そのまま漢方薬を継続していき、次第に月経が定期的に来るようになり、1年後には、28~30日周期で月経が来るようになりました。

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4年前に結婚されたようですがなかなか授からず、病院で検査をしたところ、ご主人様の精子数が少なく、運動率も20%で自然妊娠は難しいといわれたといいます。その後AIHを5回ほどされたようですが結果が出ず、顕微授精をする前に漢方薬をやってみようとご相談に見えられました。体質は、身長177㎝体重70㎏とがっちりはしていますが、仕事のストレスが溜まっていて、性格がやや神経質、不眠気味、夜間尿などがあります。また、顔に汗をかき、ときどきじんましんが出ることがあります。
 漢方薬の柴胡桂枝湯(煎じ薬)と八味地黄丸を調合。飲み始めて1か月後、よく眠れて疲れが取れているといいます。そのまま漢方薬を継続。4か月が経ったときに精子の検査をしたところ、精子数が8000万/ml、運動率70%まで改善していたといいます。そしてその1か月後、自然妊娠され、無事にご出産されました。

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1年前より眠れなくなってきたといいます。病院で睡眠導入剤をもらうと眠れるようですが、ずっと飲み続けることに不安を感じ、漢方のご相談に見えられました。
性格は、几帳面で神経質、ストレスをためやすく、イライラ感、のぼせ感、まぶたのケイレン、足のつりなどがあります。
 漢方薬の抑肝散加陳皮半夏を調合。飲み始めて1か月後、睡眠導入剤を止めても、なんとか眠れるようになっているといいます。さらに1か月後、イライラ感が減り、まぶたのケイレンや足のつりが起きなくなったといいます。睡眠は、眠れるようですが、まだ朝早く起きてしまうといいます。漢方薬を柴胡桂枝乾姜湯に変えて1か月後、ぐっすりと眠れるようになったといいます。その後、漢方薬を1年飲んで止められましたが、不眠になることはないといいます。


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