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今年で、23年目になります、漢方勉強会「無門塾」の紹介です。この勉強会は、日本漢方の第一人者、田畑隆一郎薬学博士、医師である蓮村先生が中心となり、「これからの世代に本物の漢方医学を伝えたい」という熱い気持ちがあります。「無門塾」という名前も、漢方の流派を超えて幅広く多くの方に来ていただきたいとの思いが込められております。実践的で勉強になります。
 現代の漢方業界では、エキス剤が多くなり、儲け主義的なところが増えている中で、田畑先生はそれを強く戒め、煎じ薬にこだわり、お客様の状態を治すことに徹しています。
とは言え、厳しい勉強会ではなく来ている先生方は親切で和気藹々の雰囲気です。是非多くの方をお待ちしております。
内容は、HPでもご紹介させていただいております。
 
http://mumon.org/リンク


漢方セミナー無門塾 23期(2018年度)

            場所 北里大学薬学部1号館1507号室(白金)予定
 *講義中、カセットテープなどの記憶機械の使用はお控えください。

日程      2018年 4/8, 5/13, 6/10, 7/8, 10/14, 11/11 2019年 1/13, 2/10, 3/10
(大学の関係上、教室使用不可の月がある場合がございます。その場合は後日ご連絡致します。)

13:00~13:30 塾生発表 (下記)
13:30~14:00 鈴木寛彦(薬剤師)        薬徴提要
14:00~15:20 田畑 隆一郎(薬学博士)     漢法治癒ノート
15:30~16:55 蓮村 幸兌(医師)        漢方処方 応用の実際
                
塾 生 発 表
  4/8   ・症例発表    (30分)       川崎 武士       (司会;田中まちこ)
 
  5/13 ・傷寒論 その1 (60分)        塚田健一       (司会;有賀 昌之)

  6/10 ・症例発表    (30分)       田代 隆久      (司会;加藤 清子)

  7/8  ・傷寒論 その2 (60分)        塚田健一   (司会;佐藤 ゆかり)

  10/14 ・症例発表    (60分)        五野由香里     (司会;椎野 信安)

  11/11 ・症例発表その1 (30分)        森 誠一郎      (司会;北川 寛)
        症例発表その2  (30分)        椎野 信安   

  1/13 ・2019年生薬の動向(60分)       姜先生     (司会;飯田 敏雄)   
(講義終了後、白金近辺で懇親会を予定しています。)

  2/10 ・症例発表その1  (30分)        飯田 敏雄      (司会;森 誠一郎)
         症例発表その2  (30分)        山下 耕司

  3/10  ・症例発表その1  (30分)        永田 和也 (司会;川崎 武志)
         症例発表その2  (30分)        北川 寛 
実行委員 
   鈴木 寛彦 (代表)  ;〒420-0865 静岡市葵区東草深町22-1 TEL;054-247-6006 
   田中まち子(事務幹事) 加藤 清子(会計) 北川寛(事務幹事)  
   佐藤ゆかり(事務幹事)   五野由香里(幹事)  

49歳の男性。3年前より血圧が上がり始め、病院で薬を飲むように勧められたようですが、その前に漢方薬で何とかしたいとご相談に見えられました。最高血圧は高くて150前後、最低血圧のほうが高く、100を超えることもあるといいます。顔色浅黒く、神経質なほうで、夜何度か目が覚めるといいます。ときどき蛋白尿が出ます。

漢方薬の七物降下湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて1か月後、お小水の出がよくなり、夜もよく眠れるといいます。最低血圧は100を超えることが少なくなったといいます。そのまま同処方を継続、半年がたった頃には、最高血圧が130~140前後、最低血圧も80前後と落ち着いているといいます。その後も漢方薬を服用中で、血圧が上がることはないといいます。

34歳の女性。もともと腸は弱かったそうですが、ここ4~5年下痢に悩んでいるといいます。外出先や仕事中にもお腹がゴロゴロして便意を催し、水様性の下痢が出ることもあるといいます。今までに整腸剤や漢方薬も飲んでみたようですがあまり効果がなく、ご相談に見えられました。

体質は、顔色青白く冷え症で、お腹の張りが慢性的にあります。毎朝大便をするときは、腹痛で軟便といった状態が何年も続いているといいます。

漢方薬の大建中湯(煎じ薬)と理中丸を調合。飲み始めて1か月後、大便が少し形になってきているといいます。さらに1か月後、ひどい下痢はなくなり、日に数回あった大便が、1日1回になっているといいます。その後、腸の調子は順調によくなり、1年間服用したころには、腹痛、下痢はなくなり、きれいな形の大便が出るようになりました。

76歳の女性。2~3年前より胸やけがするようになり悩んでいるといいます。病院で、胃酸を抑えるネキシウムという薬を処方され飲んでいるようですが、胸やけは変わらないといいます。お酒やたばこはされませんが、甘いものは好きだといいます。

漢方薬の安中散(自家製)を調合。飲み始めると、次第に胸やけは改善し、1か月後にはほぼなくなりました。現在も安中散を服用しながら、元気に畑仕事をされています。

41歳の男性。35歳を過ぎたころより頻繁に口内炎ができるようになったといいます。口内炎は、白く潰瘍のようになり、痛みが強く、なかなか治りにくいといいます。

体質は、こってりしたものや肉類を食べると胃がもたれやすく、神経質で疲れやすいといいます。夜も眠れないことがあります。

漢方薬の甘草瀉心湯を調合。飲み始めて1か月後、胃がすっきりとして、朝起きるのが楽だといいます。さらに1ヵ月後、口内炎ができても、以前より悪化しにくくなっているといいます。そのまま漢方薬を服用され、1年がたったころには、口内炎はできなくなりました。


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